前説
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バンドによっては、メインのボーカルが二人いるバンドがいる。
この記事では、二人のボーカルがいて、お互いのボーカルの交錯や混ざり方が好きだなーと思うバンドを紹介したい。
本編
King Gnu
高らかな高音を甘い声で歌う井口と、しゃがれた攻撃的な声で歌う常田。
King Gnuの魅力は、このツインボーカルが巧みにフレーズを歌い分けるところにある。
「白日」が圧倒的に人気を博したのは、井口パートと常田パートの歌い分けが巧みだったからなのかもしれない。
ツインボーカルのバンドとして、もっとも勢いのあるバンドの一組であろう。
ヤバイTシャツ屋さん
低い声と高い声のツインボーカルと言えば、このバンドを連想する人も多いのではないだろうか。
このバンドも二人のボーカルが巧みにフレーズの歌い分けを行うことで、楽曲の色付けを丁寧に行っている印象がある。
歌詞だけをみると、けっこう辛辣なことを歌っている「ハッピーウェディング前ソング」が、言うほどの辛辣な印象を受けないのは、おそらく二人のボーカルが歌い分けながら、元気よく歌っているからだと察する。
ってか、ありぼぼのボーカルの感じが、良い意味でコミック感を作っているのかなーと思ったりする。
なんにせよ、ツインボーカルのコントラストが美しいバンドだよなーと思う。
凛として時雨
男性と女声のツインボーカルのコントラストが美しいと言えば、凛として時雨を連想する人も多いだろう。
まあ、ツインボーカルのあり方があまりにも他のバンドと違いすぎるから、他のバンドと同じテンションで褒めるのは難しいバンドではあるんだけども。
TKが歌い散らかしたり叫んだりする一方、345が丁寧に歌ったりメロディアスラインをメロディアスに歌う対比が良い。
このバンドは、本当にメンバー全員が個性的で、絶妙なバランスで成り立っているよなーとつくづく思う。
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FLOW
アラサー世代の我々からしたら、ツインボーカルのバンドといえば、FLOWを思い浮かべる人も多いはず。
青春パンクロックっぽいことをしたと思えば、ミクスチャーロックっぽいことをしたかと思えば、アニソンど真ん中なJ-POPを歌ったりと、独特の変化を遂げたバンド。
太い声のボーカルと、細めの声のボーカルが巧みに歌を使い分けるからこそ、お互いのボーカルが全フレーズを全力で歌うことができる。
個人的に、「GO」はカラオケにおけるアンセムみたいなところがあるが、一人で歌うとわりと大変。
ROTTENGRAFFTY
このバンドはボーカルのタイプが違っていて、そこがバンドの大きな個性となっている。
一人はエモーショナル系の叫び系であり、たまにラップを披露することもある。
もう一人はヴィジュアル系感が出ており、そのコントラストが他のバンドにはない大きなモチーフとなっている。
もちろん、ロットンというバンドは、歌う楽曲の幅が広くて、一つのジャンルで括ることは難しいし、どちらのボーカルがメインで歌うかによっても、曲の色が大きく変わったりする。
ツインボーカルが持つ魅力を最大限に引き出すようなバンドである。
MAN WITH A MISSION
このバンドは、ツインボーカルのバンドである。
おそらく、タナパイしかマイクを握っていなければ、マンウィズの歌ってちょっと物足りなさが残っていたと思うのだ。
二人のボーカルが歌うし(Aメロパートはジャンケンジョニーが歌うことが多い)、しかもお互いの得意な歌い方やメロディーラインがまったく違う。
そのため、楽曲の独特のリズムを作り出している。
「FLY AGAIN」だって、Aメロが比較的早口のジャンケンジョニーパートと、しっかりと母音も発音するタナパイパートに分かれることで、独特のリズムを作り出していることがわかる。
お互いがお互いの得意分野を魅せることで、マンウィズの歌のカッコよさが不動なものになっているんだろうなーと思うのである。
まとめ
というわけで、ぐっとくるツインボーカルのバンドを紹介してみました。
他にもぐっとくるツインボーカルバンドはいくつもいると思うので、よかったら探してみてくださいな。
では今回はこの辺で。
ではではでは。
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