Suchmos「STAY TUNE」の歌詞の意味は?解釈と考察

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Suchmosの「STAY TUNE」について色々と考察してみたい。

*歌詞については他サイトから確認してくださいな。

まあ、ぶっちゃけあるゆる雑誌などでのメディアでこの歌のネタバラシをしている。

その辺を掻い摘んで、紐解いていきたい。

まず、彼らは茅ヶ崎という神奈川県の南部にある町に住んでいる。

そこで実家暮らししている。(今は知らないけど、たぶんまだ実家暮らしだったような気がする)

この歌をリリースした頃は作詞したふたりは車の免許すら持っていなかったんだけど、東京の渋谷とかに遊びにいっても絶対に終電で地元に帰ってきていた。

(ちなみにMINTという歌は免許の合宿中に作った歌なので、もう免許は持ってるはず)

どんなことがあっても地元に帰るというとても熱い奴らなのである。

ということは当然ながら彼らは地元愛が強く、それゆえ「STAY TUNE」はどこかしら東京に対してシニカルであり、どこか冷めた目で皮肉っているフシがある。

YONCEははっきりとこの歌について、「神奈川の海沿いから東京を眺めてる時の目線で歌ってるっていうイメージ。東京という磁場が人を狂わせちゃってるんじゃないのっていうものの考え方をしてたんです」と語っている。

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だからこそ、ちゃんと自分の感性でモノをもっとチョイスしろよ、という思いがこの歌には込められているわけだ。

また、インタビューで、この歌をかいたキッカケについて質問されたとき、「俺たちはあんまり飲み会が好きじゃなくて。酒は好きなんですけど、気の知れた人たちとまったり飲むのが好きなんです。だから、よくわからない酔っ払い方をして、電車乗り過ごしてる奴とかゲロ吐いてる奴とか見ると「信じられなくない? 全然楽しくねーじゃん」みたいな。「あぶない、あぶない。死ぬよ」って。そういうのを見てて、要はあれってゾンビなんだよね、みたいな話に辿り着いて。それをテーマにすると面白いなと思ってHSUと2人で書いたんです」と答えている。

歌詞の冒頭に出てくる、“Dead rising”は死者の増加という意味になるのだが、これはゾンビが大量に出てくるゲームのことを指しており、それは前述のインタビューに繋がるわけである。

東京の夜の街は泥酔したゾンビのような奴らが群れいている街だと揶揄しているわけだ。

ちなみに「23 Haunted now the time “SAT” Scramble comin’」を意訳すると、うんざりな奴らは家に帰って寝ろ、23時になったら“SAT”が捕まえにくるぞ、となる。

こんなこと言っておきながら、自分たちはGood girlを探そうとしているところが、なんとも人間らしい(そして、風船のように軽い女しか見当たらず残念がっているのもまたリアル)。

というわけで、クールさと煩悩が入り混じった、活かした歌詞になっているわけだ。

ちなみにタイトルの「STAY TUNE」はチャンネルはこのままで、みたいな意味なのだが、実はこれ、英語の文法的には間違いであり、日本だけで使われている和製英語になるのである。(文法通りに考えると、STAY TUNEDにしなければ意味が通らないのである)

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