ME:Iの話

ME:I 、ちょこちょこロッキンなどのフェスにも出演するようになったことだし、そもそもどういうアーティストなの?とか、何が魅力なのか?という疑問を、端的かつ自分の主観で一度まとめてみようと思う。

では、どうぞ。

ME:Iというアーティストの誕生

そもそも、ME:Iは2023年に日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から誕生した11人組ガールズグループ。JやKの枠で語られる近年のポップスにおいて、新たな視座や切り口、アウトプットを生み出しているアーティストの一組、というイメージ。

実際、生み出される楽曲はどれもスタイリッシュで、中毒的。

少ない音数と、刺激的な楽曲展開で、ガールズグループらしい「かっこいい」を追求している印象だ。

「Click」――緻密なサウンドと時代性

例えば、「Click」。

この歌も余計な音数を省いたトラックに、中毒的なフレーズやリズムアプローチを取り入れた楽曲である。

ある種近未来的で、平たく言えばある種のダンスチューンなんだけど、音の引っ掛け方やボーカルの透明感が絶妙で、ポップスの新たな境地を切り開いている感がある。

間奏で展開される音の流れも洗練されたものを感じていて、スマートなのに大胆に感じる音の運びが魅力的である。

ME:Iというアーティストのポテンシャルの高さも強く実感する。

MV・パフォーマンス

Youtubeに上がっている映像もまた、かっこいい。

色んな場面を目まぐるしく展開していき、飽きさせない映像展開を繰り広げる。

根本のダンスも洗練されており、動きそのもので魅了する凄みがある。

ガールズグループの場合、「かっこよさ」とは違うベクトルでパフォーマンスを魅了することも多いが、ME:Iの「Click」においては、ME:Iらしいかっこよさで勝負を仕掛けている感じがぐっとくる。

「MUSE」や「Ready Go」でも迸る斬新ポップス

「MUSE」や「Ready Go」といったME:Iの中では新しめの楽曲に目配せしても、その根本は揺るがない。

もちろん、楽曲ごとに鳴っているサウンドや展開は異なる。

でも、ぶれないかっこよさと、ME:Iらしい、しゅっとしたボーカルの魅力は弾けていく。

そのうえで、グループとしての成長だったり、ストーリーも良い感じに発信しているのだろうなーと思っていて、現代グループ特有の、ファンとともに共創してエンターテイメントを作り上げる魅せ方も絶妙。

パフォーマンスとしてハイレベルなんだけど、ハイレベルだからって完結させきらないというか。

きちんと余白も生み出すことで、作品を起点に広がるような魅力もある。

だからこそ、立体的に作品が響くのだろうなーと感じる。(とはいえ、自分は全てのコンテンツを追えているわけではないので、あくまでも作品に触れながらぼんやりと感じた感想にはなるが)

まとめに替えて

ということで、ざっくりと自分が感じるME:Iの今の印象を言葉にしてみた。

おそらく沼は広く、足を踏み入れると、ずぶぶぶぶとなることは予想できるが、今はその沼に踏み入れいれるかどうかを迷っている状態。

ただ、いずれにしても、発表された楽曲はどれもレベルが高く魅力的。

しかも、どの歌もME:Iらしいかっこよさで包まれているのが印象的だったという話。

この言葉をまとめに替えて、この記事を締めくくりたいと思う。

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