ロードオブメジャーやFLOWが世代的に突き刺さりすぎる件
今の自分の音楽の趣味的に、青春パンクロックみたいなまっすぐなやつって、必ずしもどストライクの好みではなくなっている。
色んな音楽を聴いてきた結果、今はベタよりも変化球の方が好きになったし、他の音楽では摂取できない何かを求めがちだからだ。
でも、過去の音楽を聴くと、今の感性がどうとかは無視して、一気にあの頃に戻る。
そういうバンドのひとつとして、自分はロードオブメジャーが君臨している。
今の10~20代だとどう見えるのかわからないが、自分的にはロードオブメジャーがあまりにも世代のど真ん中。
「大切なもの」とか、どストライクで歌もメロディーもサウンドも突き刺さる。
きっと今だと、ロードオブメジャーっぽいバンドの新譜を聴いたとしても、そこまでストレートには刺さらないと思うんだけど、「大切なもの」を聴くと、理屈を超えた何かの衝動に突き動かされて、まっすぐにその音楽が刺さってくるのだ。
理屈じゃなくて感覚で聴けるからこそ、青春時代の音楽っていいのかもしれない。
ちなみに自分は「心絵」くらいになると、すでにどストレートな青春時代から少しずれた(というよりも、当時は自分の関心の音楽が別に移っていた)という感覚になる。
なので、「大切なもの」「雑草」「僕らだけの歌」からの『ROAD OF MAJOR』のアルバムくらいまでが、あまりにもまっすぐに青春に刺さる感覚がある。
余談だが、当時だと3B LAB.☆とかFLOWとか太陽族なんかもまっすぐ自分の青春感がある。
「一期一会」「プレゼント」「星の砂」までの自分的最強青春ロード。今聴くと恥ずかしくなるくらいに青春をつき走る感じが、色んな意味でたまらない。
サウンドにも余計な変化球がなく、込み入ったビートメイクもないからこそ、ストレートに言葉が届く感じ。
FLOWでいっても、「贈る言葉」「僕に捧げるバラード」「メロス」あたりが、自分的青春色が濃い。
ツインボーカルのコントラストが鮮やかで、独自路線を貫いたバンドの、もっとゴリッとした何かが色濃くあるこの時代のサウンド。
太陽族については、もっとも青春パンクロックをこだわり続けたバンドのひとつという感じがして、自分的な青春濃度が高い。
他の音楽メディアではこの辺りは語られ直すことが少ないけれど、『男の子』や『花火』はミニアルバムとしてもスキのない出来で、個人的にはもっとたくさんの場面で語られてもいいのでは?といちいち思ってしまう。
一般的な音楽メディアだと、くるりやナンバーガールやスーパーカー、あるいはBUMP OF CHICKENやASIAN KUNG-FU GENERATION、あるいはHi-STANDARDやBRAHMAN、あるいはDragon Ashや10-FEETは語られ直すケースもあるけれど、どうしても青春パンクロックは銀杏BOYZやサンボマスターを除くと、どうしてもスルーされる傾向にある。
でも、自分的にはロードオブメジャー然り、こういうバンドの青春の濃度が高めなので、たまに聴くと、否応なくぶち上がる感があるよなーと思う。
ジャンルは変わるが、スムルースや音速ラインなんかも自分的青春濃度高めで、ふとしたタイミングに聴きたくなるバンドのひとつだったりする。
今だと有名なフェスに出ているバンドは語られるが、それ以外はなかなか語られないケースが多いけれど、そういう道とは違う道に進んだバンドでも、最強強強バンドはたくさんいるんだよなーと思うし、個々で青春濃度高めのバンドはそれぞれいるよなーなんてことをふと思う夜。
まとめに代えて
何が言いたいかというと、ロードオブメジャーやFLOW、ふいに聴くと、今でも破壊力がえげつないよなーという、そういう話。