2022年1月前半、バンド・アーティストの個人的な月間ベストソング

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昨年のベストソング記事は月ごとに一回ずつ書いていた。

だけど、月に一度、一気に振り返るというのはけっこう大変なことに気づいたのと、ベストソングは更新頻度は多い方が参考(?)になるかなーと思ったので、2022年は月に2回を目処にベストソングを発表しようと思う。

まあ、個人ブログなので、更新頻度は好きにしたらいいんだけど、どうせ更新するならルールを設けた方が楽しいので、今年はそういう段取りで行う次第。

なお、今年もこの記事で発表するベストソングからは基本的にアルバム曲は外し、シングル曲(配信含め)やYouTubeを中心に紹介しようと思う。

とはいえ、例外が起こるケースもあるかとは思うので、あくまでも<基本的に>と思ってもらえたら幸いである。

では、どうぞ。

本編

三浦大知 「Le Penseur」

まずは、1月1日に発表されたこの歌から。

「Le Penseur」はタイトルの通り、ヘヴィかつ芸術性の高いナンバーとなっている。

歌って踊れる三浦大知だからこその魅せ方であり、あえて言葉にするなら三浦大知の<ダーク>な部分を臆面もなく表現に落とし込んでいる印象を受ける。

とはいえ、その手触りに先にあるのは<素敵>なのではないかというのが自分の見立てであり、別記事で勝手ながらに考察してみたので、興味がある方はよかったら読んでみてほしい。

関連記事:三浦大知の「Le Penseur」の歌詞とダンスからの勝手なる考察

Aile The Shota 「AURORA TOKIO」

SKY-HIが代表取締役CEOを務めるBMSGの所属アーティストであるAile The Shota。

「AURORA TOKIO」はAile The Shotaのデビュー曲となっているわけだが、聴いて感じたのは歌声と言葉と楽曲の雰囲気がどこまでもマッチしているなーということ。

スタイリッシュな歌声と、シティーポップな装いと、スマートな都会を描く言葉選びの全てが綺麗に結びついているのである。

だからこそ、するっと楽曲世界に入り込めるし、心地よく楽曲を聴くことができるし、それがこの楽曲の個人的なぐっとくるポイントになっている。

関連記事:Aile The Shotaが紡ぐ「AURORA TOKIO」の美しさ

Da-iCE 「Break out」

鮮やかなツインボーカルで魅了Da-iCEの「Break out」。

疾走感のあるビートメイクの中、ハイトーンボイスの挟み方が絶妙なのが良い。

アニソンであることに対して真っ向から挑んだような王道的メロディーアプローチも冴え渡っている。

今回選んだベストソングの中でも随一のアッパーさを解き放っている。

関連記事:Da-iCEの魅力に気づき始める2022年

和ぬか 「進め!そっちだ!」

CMソングとしても話題の一曲。

自分も最初はCMでこの曲を聴いたんだけど、その段階でハマってしまって「この歌、歌っているの誰なんだろう・・・」と調べてみたら、あとで和ぬかであることに気づいた次第。

透明感のある歌声と、剽軽な感じのするサウンドメイクが絶妙な味を出す。

キャッチーでありながらも、クセのある感じがこの楽曲の中毒性を生み出していく。

関連記事:2021年個人的ベストソング21

NEE 「月曜日の歌」

NEEの2022年最初の新曲。

イントロやコーラスの感じから、NEE節が炸裂しているのがたまらない。

サウンド一発で「俺たちの登場だ」と言わんばかりの個性が際立っているのが、たまらない。

ポップでロックでボカロっぽい装いもあるんだけど、結果的に行き着くのはNEE印のキャッチーさだよなーということ。

歌詞のナイーブさと、月曜日を切り取るセンスも絶妙。

関連記事:NEEが生み出す中毒性的不気味さについて

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羊文学 「光るとき」

繊細で儚げな音の響きと、文学的な言葉選び。

テレビアニメ『平家物語』のOPテーマ曲として起用されているこの歌。

アニメとのリンクも散見される歌らしいが、タイアップソングであっても、羊文学だからこそのノイジーなサウンドが炸裂しているところにぐっときてしまう。

サウンドメイクに拘りを持っているバンドが鳴らす歌に、然るべきキャッチーさを落とし込んだときの破壊力はとんでもないことになる。

「光るとき」を聴いていると、そんなことを思うのである。

関連記事:自分の趣向に刺さりがちな女性ボーカルのバンドたち

The Songbards 「かざぐるま」

The Songbardsって不思議な魅力を解き放っている。

どこかに忘れてしまった感動を呼び起こすような懐かしさがある。

一方で、サウンドの中に令和のバンドシーンに突き刺さる新しさも感じるのだ。

今の感性で、ルーツを探りながらバンドサウンドを構築するからこその響きであるように思うし、紡ごうとうしている音に敬意を払っているからこその美しさが宿っているようにも感じる。

要は、「かざぐるま」の美しさに聴き惚れてしまっているという話。

関連記事:Organic Callとザ・モアイズユーとカネヨリマサルとThe Songbardsとココロオークションの話

Vaundy 「裸の勇者」

Vaundyって色んなタイプの楽曲を歌いこなす。

ただ自分はスタイリッシュな着飾っている姿を崩しにかかるようなVaundyの歌が好きで。

「裸の勇者」はそういう勇ましさを感じさせてくれる。

アコースティックに魅せているかと思えば、一瞬でロックチューンに表情を変えるサウンド。

叫ぶにも似た鋭い歌声を展開させるボーカル回し。

そのひとつひとつにゾクゾクする。

関連記事:2021年にもっともバズることが期待されている一人、Vaundyについて

Atomic Skipper 「メイビー」

パワフルで、とにかくパンチ力があるAtomic Skipperの「メイビー」。

でも、シンプルなギターロックかと言われると、そんなこともなくて。

メロディーが展開していくにつれて、バンドアプローチもメロディー展開も予想を越えた装いに変わっていくのである。

その展開の雑多さにぐっときてしまう自分がいる。

こういう風に展開するのか・・・の予想通りにならない感じにワクワクしてしまうのだ。

あと、ボーカルが凛として溌剌としている感じにもぐっとくる。

Official髭男dism 「Anarchy」

映画タイアップの一曲なので、もっと<王道>なアプローチで攻めると思っていたら、トリッキーかつ鋭いパターンで攻めてきたOfficial髭男dismの新曲。

豊富な語彙力で展開する言葉選びと、ユニークな楽曲展開は健在なんだけど、今までのヒゲダンとは一味もふた味も違うアプローチで魅了する。

ヒゲダンの楽曲にしても珍しく、容赦ないファルセットも(比較的)ナリを潜めているため、普段のヒゲダン曲とは違う印象を与えているのかもしれない。

サビでも<ここでとにかく盛り上げるぞ!>というテンションではなく、どこまでも地続きの温度感があるというか、さらっと聴き通してしまう印象を受けるのだ。

とはいえ、シンプルな歌なのかといえば、まったくそうではないところがヒゲダンの面白さ。

楽曲自体の感想は別記事でも書いたので、興味があれば読んでみてほしい。

関連記事:Official髭男dismの「Anarchy」がアナーキーという話

まとめ

三浦大知 「Le Penseur」
Aile The Shota 「AURORA TOKIO」
Da-iCE 「Break out」
和ぬか 「進め!そっちだ!」
NEE 「月曜日の歌」
羊文学 「光るとき」
The Songbards 「かざぐるま」
Vaundy 「裸の勇者」
Atomic Skipper 「メイビー」
Official髭男dism 「Anarchy」

というわけで、2022年1月前半にハマった10曲なのでした。

今年の新譜、なにかオススメってありますか・・・?みたいな人はよかったら参考にしてもらえたら嬉しい限り。

それでは、今回はこの辺で。

ではではでは。

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