新世代感を感じさせてくれるバンド・アーティストたち
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勝手に自分が<新世代感がある>と思っているバンドやアーティストを紹介しようと思う。
まあ、<新世代>感といっても、どんなアーティストでもポッと出てシーンに出てきた人なんていないわけだけど、自分がリスナーとして音楽に接するうえで、なんか新たな刺激をもらったアーティストを紹介したい・・・みたいなテンションの記事である。
なので、ここでいう<新世代感>はキャリアとかではなくて、リスナーとしての聴き心地として、という話にしてもらえたら幸いである。
そんなこんなで、記事を進めてみたいと思う。
では、どうぞ。
本編
PEOPLE 1
東京を拠点に活動している三人組のポップバンド。
とにかく生み出す楽曲がどれも良くて。
でも、一辺倒のカラーで勝負しているんじゃなくて、楽曲ごとにカラーがばらっと変わるのが特徴のひとつ。
そう。
個人的にPEOPLE 1の魅力として挙げたいのが、DeuとItoという二人のボーカルがいるところである。
例えば、「東京」ではItoのボーカルが存在感を示すが、「113号室」ではDeuのボーカルが存在感を示す。
作詞作曲を手掛けるのはDeuだけど、メインのボーカルが変わることで不思議と楽曲の表情が変わるのも魅力のひとつ。
「怪獣」のようなスリリングさが際立つ楽曲があるかと思えば、「常夜燈」のようなコンテンポラリーな楽曲も披露できるのが、PEOPLE 1の面白さ。
楽曲を発表するごとにどんどん魅力が溢れるのだろうし、なんとなく楽曲全体に途方もない<今>の全能感がちらつく感じがたまらない。
Kroi
圧倒的演奏力と、敏腕なるリズムアプローチで魅了するKroi。
いわゆる<洒脱>なアプローチを行うバンドサウンドで行うバンド、というのはたくさんいる。
ぱっと聴きをすると、Kroiもそういうバンドのひとつなのでは、と思う人もいるかもしれないが、<Kroi>というバンド名をつけて活動するだけあって、バックボーンとなる音楽ジャンルには深みがある。
聴き心地としての<洒脱さ>ではなく、ジャズやヒップホップ、ソウルなど様々な音楽エッセンスをブレンドして、再構築する広がりを感じさせてくれるのである。
何より、頭の中にある<こういう音を鳴らしたい>のイメージを正確に表現に落とし込んでいるような凄みがKroiにはあって、そういう部分についつい惹かれてしまうのである。
間違いなくライブで聴いたらヤバイバンドだと思っているので、どこかのタイミングでぜひライブが観たいとずっと思っているバンドである。
WurtS
わりと最近までスルーしていたWurtS。
なんだけど、あるタイミングでしっかりと音楽を聞くと、めっちゃ良い!ということに気づいてしまった今。
Vaundyなんかもそうなんだけど、リズムに対する乗りこなし方がどこまでも軽やかで、その<軽やかさ>に新世代感を自分なんかは覚えてしまうのである。
オーセンティックロックを聴いたあとに、「分かってないよ」なんかを聴くと、あの頃のロック・ミュージックにはない気持ちよさあるよなーなんてことを思うのである。
車のCMでも話題になっている「リトルダンサー」も、圧倒的な疾走感を軽やかにのりこなす、WurtSだからこその魅力がそこにある。
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(sic)boy
ラップとラウドロックの融合。
しかも単なる融合ではなく、そこから新たな化学変化を起こしている感じ。
ラップシーンにおいても、ロックにおいても新風を巻き起こす(sic)boyの楽曲は、自分にとってどこまでも新世代感に満ち溢れている。
激しさと美しさを両立させる「vanitas」というアルバムは2021年のシーンにおいても屈指の名盤のひとつだと思っている。
ぜひその作家性と美学に触れてみてほしいと思わずにいられないアーティストである。
新しい学校のリーダーズ
今、女性グループで一番好きなグループは何???と問われたら、もしかしたら新しい学校のリーダーズの名前を出すかもしれない。
それくらいに、自分はこのグループの音楽にハマっている。
88risingとタッグを組むことで、世界を射程に入れたサウンドメイク、というのも魅力のひとつなんだけど、世界を射程にいれながらも、どこまでも日本のポップス的なユーモアも織り交ぜている(気がする)感じなのが、個人的なツボなのである。
少なくとも、楽曲のいたるところでかっこよさとチャーミングさを同居させている感じがする。
そういう絶妙なバランスで楽曲を成立させているからこそ、どこまでも自分は新世代感を覚えるのである。
4s4ki
「新世界」を聴くと、開始5秒で「なんかもう新しい」をビンビンに感じてしまうのである。
ボーカルの加工のさせ方、音の重ね方、サビに至るまでの展開のあり方。
次世代ポップスとしての面白さがそこにあって、妙な中毒性におかされてしまうのである。
あと、「新世界」は単純に映画「ブレードランナー」をはじめて観たような、自分の知らないSF的未来に足を踏み入れた感がある。
いや、作品のテイストはまったく違うけどね。
神はサイコロを振らない
神はサイコロを振らない、って面白いバンドだなあと 「タイムファクター」を聴いて思う。
なんというか、このバンドって歌の存在感が強めのバンドだと思っている。
なので、バラードを歌ったときの破壊力は凄いし、シンガロングができそうなパートを楽曲に挟み込むことも多い。( 「タイムファクター」もそういう要素はあるし)。
でも、バンドサウンドのエッジもキレキレで、ビートメイクひとつでドキドキさせるような攻撃性も備えている。
要は、ロックバンドとしてのかっこよさもあるし、ロックという下駄をはかなくても魅了させてしまう凄みがあるというか。
言葉にするのは難しいんだけど、そういうバランス感が唯一性があるよなーと思ったし、その聴き心地に新世代感を覚えるのである。
間違いなく、他のバンドにはない魅力がそこにあって、<そこ>にドキドキされてしまうから。
そんなことを思うのである。
まとめ
というわけで、新世代感を感じさせてくれるバンド・アーティストたち、なのでした。
毎度のことながら、この記事が新しいアーティストとの出会いになってくれたら嬉しい限り。
それでは、今回はこの辺で。
ではではでは。
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