前説
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バンドは生き物なのだから時に足を止めることだってある。
でも、もっと有名になっていたらもっと違った結果になっていたのではないか。
もっとこのバンドは有名になるべきだったのに・・・
この記事では、改めてそう感じてしまうバンドを紹介していきたい。
本編
ねごと
良い歌が多かったし、進化の軌跡もワクワクさせてくれるバンドだった。
ロックバンドという形態を抑えつつも、自分たちの音を鳴らす意欲を感じられるバンドだった。
好きな人はトコトン好きなバンドだったと思うが、いわゆる「流行り」の外側にいるようなバンドだったのは事実だろう。
爆発的な人気をもつのではなく、好きな人にとことん刺さり続ける、そういう類のバンドだった。
その媚びない音楽性が良さではあったわけだけど、もっとたくさんの人に注目されるバンドだったら違う結果だったのかなーと思ってしまう意味で、もっと有名だったら・・・と思わずにいられないバンドである。
きのこ帝国
タームによってサウンドを変化させていったバンドだった。
初期の尖った感じが好きという人もいれば、洗練された後期の方が好きという人もいたはずだ。
その両方が入り混じっている「東京」は10年代のロックシーンに燦然と輝く名曲のように思う。
佐藤の感性は繊細であり、色んなアウトプットができるタイプの人だったんだろうなーと改めて思う
。
休止する理由には納得しかないし、今更その決断に反論するつもりもない。
ただ、ねごとと同様、もっと新曲を聴きたかったよなーという気持ちも拭えない。
なんせ新曲をリリースするたびにドキドキさせるバンドだったから。
plenty
透明感があって良い曲を歌うバンドだった。
潤いをもたらせるような、とてもキレイな音楽がplentyの持ち味だった。
「聴かせる」バンドって、どうしてもロック・バンドにおいてはマイノリティーになちがちだ。
でも、plentyはそういう中でも明確に立場を作って音楽を奏でていたように思う。
だからこそ、活動をとめる発表をしたときは驚きだったし、もっとたくさんの人が聴いていればという想いも生まれてしまったのだった。
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andymori
andymoriのメンバーは別バンドを結成して活動しているけれどやっぱりandymoriとは致命的に違う。
音楽を聴くだけでも生き急いでいるような、妙な焦燥感を覚えるバンドだった。
でも、そのみずみずしいまでのヒリヒリさがこのバンドの持ち味だった。
だからこそ、他のバンドには魅力を感じたのだろうし、どんどん惹かれていったのだろうと思う。
このバンドに限っては売れるとか売れないとか関係なしの結末だったようには思うけれど、とにかく良いバンドだって思うから、バンド好きでも知らない人が増えている昨今にはちょっとした悲しさを覚えてしまう。
とても、かっこいいバンドがいたんだよ。
椿屋四重奏
なんかこの記事では妙にスリーピースバンドを紹介している気がする。
解散をするバンドって、楽曲に「手加減がない」というか、置きに行く気がない闘志を感じるよなーと思う。
だからこそ惹かれるし、それがなくなったら惹かれなくなるという矛盾があるわけだけど、やっぱり10年代の大部分でこのバンドがいなかったのは惜しいよなーと思う。
こういうストレートなテクニシャンなバンドって、あんまりいないからこそ余計にそういうことを思うのだ。
NICO Touches the Walls
この記事に名前を上げているバンドには、自分の中で共通していることがある。
それは、まだまだ新譜から進化していることを随所に感じていたし、もっと新しい音楽を聴きたかったということなのである。
NICO Touches the Wallsは、そんなバンドの代表だった。
「QUIZMASTER」という素晴らしいアルバムをリリースし、何の予兆もみせずにその活動に(現時点で)ピリオドをうってしまったのだから。
まあ、今更その是非を語るのは野暮なのかもしれないが、やっぱり思うところは今でもあるわけで。
もっと有名だったら・・・というようなことは思わないけれど、どうせならこのアルバムがもっとたくさんの人の話題になっていれば・・・と思うことはある。
もう才能が出尽くしたあとの出がらしのようなアルバムが「ラスト」なら、そのアルバムをもって終わらせるのも納得がいくけれど、このアルバムやそのときのツアーのパフォーマンスを想像すれば、ここはまだ終わりじゃないでしょうに、と改めて思ってしまうからだ。
まあ、自分は特定のバンドだけを追いかけてきた人間ではないので、偉そうな口は叩けないけれど、リスナーの一人として率直にそんなことを思ってしまう。
今でも、そう思ってしまう部分はあるし、せめてその音楽が過去のものにならなないように、ときよりこうやって話題を出せたらなーと思うばかりなのである。
まとめ
というわけで、解散・休止をしたけどもっと有名になるべきだったバンドたちを紹介してみました。
まあ、こういう意見は単なるワガママなのかもしれないけれど、せめてこういう素晴らしいバンドがいたんだよってことは伝えたいなーと思ったので、記事を書いてみたのでした。
もうライブがみれないということは悲しいけれど、音楽作品だけはいつまでも残り続ける。
ここで紹介した楽曲は色褪せない作品ばかりだと思うので、よかったら聴いてみてほしいなーと思う次第。
では今回はこのへんで。
ではではでは。
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