前説
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タイトルの通り、「スカ」の要素が冴え渡るバンドを紹介してみたいなーと思います。
では、早速どうぞ。
本編
SCAFULL KING
AIR JAMってわりと毎年スカバンドが一組出演しているんだけど、初期AIR JAMのスカ枠のバンドといえば、SCAFULL KINGみたいなところがある。
初期AIR JAMのバンドを改めて聴くと、「コア」な要素が強いバンドが多くて、今のロック好きからするととっつきにくいバンドも多いんだけど、SCAFULL KINGはすごく聴きやすいし、なによりワクワクする楽曲が多い。
いっぱい曲があって何から聴いたらわからない人は、とりあえず「IRISH FARM」「YOU AND I, WALK AND SMILE」の2曲を聴いたら良いと思う。
特に「YOU AND I, WALK AND SMILE」は、スカバンドのワクワクするリズムを体感するうえでも、もってこいの歌である。
KEMURI
スカバンドといえば、KEMURIでしょ?という人も多いのではないだろうか。
「P・M・A(Positive Mental Attitude )」を称しているバンドだけあって、基本的には元気になれる歌が多い。
KEMURIが出てきた頃は今よりももっとCD作りってアナログだったはずなのに、当時のKEMURIはマネジメント事務所にも所属せず、DIY精神でモノを作っているみたいなところがあって、そこが他のバンドにはないカッコよさに繋がっていた。
ファースト・アルバムとなる「Little Playmate」なんかは、(インディーズでありながら)アメリカでレコーディングしたらしいし、なんにんせよ精神性が音そのものに宿っているバンドなのである。
「Prayer」とか「Ato-Ichinen」とか今、聴いてもかっこいいし、なによりワクワクするのだ。
POTSHOT
この前のRUSHBALLでライブを観たので、色々と狂ってしまうんだけど、POTSHOTは絶賛活動休止中のはずである。
むしろ、絶賛活動休止中のバンドにオファーをかけて、出演させる商業フェスがあることに驚きなんだけど、そのライブは休止中のバンドであり、平均年齢が40台後半とは思えないアグレッシブさがあった。
スカの良いところは難しいことを考えなくても、陽気に楽しめるところだと思う。
いわゆる“スカダンス”というノリ方もあるけれど、別にそれが綺麗にできようができなかろうがどうでも良くて、小刻みに鳴らされるギターの音に合わせて身体を動かしたり、「おーおー」とか「いえーい」って言えちゃえばそれだけでハッピーになれるワクワクさが音楽に宿っている。
ここで紹介した「Be Alive」もある意味、そんな感じの歌である。
GELUGUGU
大阪のスカバンドといえば、ぱっと頭に浮かぶのがGELUGUGUである。
今となってはオリジナルメンバーよりも元メンバーの方が人数が多いという稀有なバンド。
そんなGELUGUGU、なんと今年10月に5年ぶりとなるニューアルバムのリリースが決定した。
タイトルは「KEEP A SKANKIN’」。
そのアルバムに収録されている「CD SHOP」は、サビ終わりのアウトロで一気に曲の空気を変えて、おっと思わせる仕掛けを忍ばせた面白い楽曲となっている。
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ORESKABAND
スカコアを中心に紹介していたので、少し方向転換を。
彼女たちは同じスカでも「ポップ寄り」のサウンドを奏でている。
「Walk」はジャジーな空気感を持っており、アシッドな雰囲気に包まれた一曲となっている。
彼女たちの人気曲のひとつである「自転車」は、NARUTO-ナルト-疾風伝としてもおなじみの一作で、彼女たちのカラフルさが見事に音に表現されている。
そうなのだ。
彼女たちの楽曲を複数曲聴けばわかるが、本当に色んなタイプの楽曲をプレイするのだ。
海外でも精力的に活動しているバンドであり、ますますその技術に磨きがかかっている模様。
東京スカパラダイスオーケストラ
個人的に細美武士をボーカルに迎えた「Diamond In Your Heart」が好きなので、この曲を紹介動画にした。
スカパラもご多分に漏れず、キャリアの長いスカバンドなわけだけど、スカパラがすごいのは今の若者にも圧倒的に支持されているところである。
もちろん、それは若いバンドと積極的にコラボをしたり、各フェスにも積極的に参加したり、こまめに写真を投稿しているなど、色々と理由があるわけだけど、トータルで言えるのは、30年以上のキャリアを持つバンドがここまで精力的に活動をしていることの凄さ。
バリバリ活動するからこそ、ライブの攻撃力はとんでもないものになっているし、スカパラがステージに上がるだけで会場の空気は大きく変わってしまう。
しかも、ボーカル曲もコラボ曲もインスト曲も関係なしに、どんな楽曲でもパフォーマンスそのもので、その場にいる人の多くを盛り上げてしまうところが凄いのだ。
戦うように楽しむ、を生き様で実践しているような、そんな現役のレジェンド的バンドである。
HEY-SMITH
ヘイスミの場合、いわゆるスカバンドというよりも、ホーンセクションを入れたパンクバンドという位置づけの方が近いのかもしれないが、歴代のスカバンドの精神を受け継ぎ、それを音としても継承しているうえで、ヘイスミが果たしている役割はすごく大きいと思う。
一時は活動の危機もあったわけだけど、新体制となって活動を続けてくれているところに改めて嬉しさを感じる。
ヘイスミと同世代のロックバンドって、バンドの中で、ロックという文脈の中で、色んなジャンルをミックスしている感じがしていて、そこが良いのである(TRIPLE AXEのバンドは、まさしくそういうバンドたちの集まりだ)。
これがもう少し下の世代になると、バンド以外の外側のジャンルをどんどん取り入れる方向に進化しがちで、良くも悪くもロック性が薄まるという部分が強い気がするのだ。
でも、ヘイスミは違う。
ロックの中で、色んな音楽をミックスする面白さがあるし、他のバンドにはないワクワクを生み出すのだと思う。
スカ、パンク、コア、先人たちが生み出したロックのジャンルを咀嚼し、それを巧みに取り入れている。
そこがヘイスミの凄さであり、面白さだと個人的には思っている。
まとめ
というわけで、好きだなーと思うスカ要素のあるバンドを紹介してみました。
このブログとしては珍しく紹介バンドの平均年齢が異様に高くて震えているけれど、これをきっかけにスカバンドにハマってもらえたら嬉しいなーと思う所存である。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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