本編
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某氏が最近のバンドはミスチルとかBUMPが作った型を真似するバンドが多い、みたいなことをツイートしていた。
まあ、僕はそのツイートをみて「若手バンドが量産型」というよりも、そういう評されることされるくらいにシーンに影響を与えているミスチルやBUMPってすげえよなーと思ったりしたものだった。
にしても、ミスチルやBUMPだって「(ある種の)パクリ」と評されながらここまできたのだから、音楽なんてそういう歴史の繰り返しなんだよなーと思ったりする。
それは、さておき。
せっかくなので、このバンドやアーティストは個性的だよなーと思う人たちをこのタイミングで紹介してみたいと思う。
本編
王舟
独特の世界観で曲を構成する王船。
ある種のイビツさみたいなものを洗練させたような音楽性がたまらない。
バンドセットのような曲もあれば、そうじゃない曲もあって、そのアプローチは多岐にわたる。
様々なゲストを迎えて、楽曲を作るのもひとつの特徴。
角銅真実
ceroや原田知世といったアーティストをパーカッション奏者という一面を持つ角銅真実。
その角銅真実は今年メジャー・デビューを果たし、歌を中心に「oar」というアルバムをリリースした。
打楽器奏者だからこその歌もの作品という感じで、歌やリズムに対する自由さが浮き彫りになっている。
楽器以外の音も意欲的に作ったこのアルバムは、聴きどころが多くてオススメである。
浦上想起
ジャンルが横断する、というのはこういう音楽のことを指差すのか。
そういう気持ちにさせられるのが浦上想起の作品である。
多重に積み重なった楽器の音は、唯一無二のグルーヴを生み出していく。
変拍子なのに、「変」を一切感じさせない辺りに、浦上想起の美学が感じられて、たまらない。
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ウ山あまね
神様クラブのトラックメイカーでもあるウ山あまね。
音楽の底にもぐったような感じのするディープなトラックにゾクゾクさせられる。
メロディーとは違う部分も大切にしているからこその展開に脱帽する。
急に轟音が割り込んできたかと思えば、急に静寂になったりと、とにかく展開の妙に引き込まれるアーティストなのだ。
こういう人がいるからこそ、音楽って面白いんだよなーと思える代表例。
んoon
バンド名の段階で個性が際立つんoon。
バンド名だけでなく、フレーズ、アンサンブル、ボーカルのアプローチ、全てに個性が宿るんoon。
今年リリースされた「Amber」を聴くだけでも、そのヤバさがきっとわかるはず。
演奏技術も高く、楽器が生み出す快楽みたいなものに溺れることができる。
GEZAN
オルタナティブロックに新たな可能性を与えるバンドといえば、自分はGEZANの名前を出したい。
界隈で大きな話題となった、今年リリースされた「狂(KLUE)」。
なぜ話題になったのかは、きっと作品を聴いてもらったらわかるはず。
作品が持つエネルギーとか、ある種の闘争心と美学みたいなものが満ち溢れている。
そういう部分だけでも、明らかにその辺の作品を挑越しているように思うのだ。
もちろん、サウンドの構成も新しいし、メッセージ性の強い言葉も魅力的で、聴きどころは豊富。
バンドなんて枠にハマったものしかない・・・・そう思っている人はぜひGEZANを聴いてほしい。
そう言いたくなるくらいに、「狂(KLUE)」は2020年のバンドシーンにおいても、色んな可能性を与えてくれた作品だと思う。
まとめ
というわけで、自分が「新しい」と思った作品をリリースしたバンド、アーティストをざっくりと並べてみました。
音楽ってメロディーに焦点をあてたものもあれば、それ以外の部分に光を当てたものもたくさんあって。
探せば探すだけ色んなタイプのものに出会えるから、音楽って面白いんだよなーと思ったりする。
そして、この記事がそういう新しい音楽との出会いのきっかけになれたら嬉しいなーなんて思う限り。
では今回はこの辺で。
ではではでは。
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