2022年2月、バンド・アーティストの個人的なベストアルバム5選

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このブログでは、月に一回個人的なベストアルバムを5枚紹介している。

というわけで、今月も気に入った作品を発表してみる。

まだリリースから時間が経っていない作品もあるが、<2月に発表されたアルバム>の中で絞って紹介したいと思う。

では、どうぞ。

本編

SUPER BEAVER 『東京』

メジャー再契約後2枚目となるフルアルバム『東京』。

SUPER BEAVERらしいストレートなメッセージとサウンドが印象的なアルバムである。

良い意味で変化球が少ないアルバムで、SUPER BEAVERが持っている魅力をどストレートで投げている感じが、たまらない。

冒頭の「スペシャル」、そして2曲目の「人間」でそのことを痛烈に宣言していく。

ただ、アルバムとして見たら、同じようなテイストの歌が並んでいるというわけでもなくて。

例えば、「それっぽいふたり」のような柔らかいタッチの一曲もあって、アルバムの中での緩急は見事だったりもする。

ただ、アルバムを聴き通したときに残るのは、渋谷の力強い歌声とメッセージ。

熱いパッションが克明に宿るのある。

「最前線」が力強いメッセージナンバーだからこそ、より言葉の強さが耳に残るのである。

とにかく元気の出る曲が聴きたい・・・・!

そんな人には、間違いないのアルバムになったと思うし、そういうアルバムについたタイトルが「東京」というのも良い。

関連記事:SUPER BEAVERというバンドの奇跡

CYNHN 『Blue Cresc.』

グループとして、約2年7ヶ月ぶりとなるフルアルバム『Blue Cresc.』。

新曲は3曲と、過去にリリースした楽曲の再録が収録されている。

個々のメンバーのことは、ほとんど知らないんだけど、何曲か聴いたときの手触りがよくて、ベストアルバムに入れた自分。

賑やかなダンスチューンも、シリアスなミディアムソングも魅力的に歌いこなすのが、特徴。

「AOAWASE」や「アンサンぶる」は、いわゆる邦ロック好きにも刺さるようなサウンドメイクになっていると思うし、実際自分は節々で音楽が突き刺さっている。

まだ立ち位置としては<知る人は知る>という感じかもしれないが、タイアップが決まればそのタイミングでドカーンときそうな魅力が光りまくっている。

個人的には、「アンサンぶる」が好き。

gummyboy 『Moonlight Sword』

約2年ぶりとなるアルバムとなった『Moonlight Sword』。

Elle Teresa、Gokou Kuyt、LINNAFIGGといった顔ぶれを迎えたアルバムとなっている。

kyazmがトラックメイクしたスタイリッシュなビートの中、gummyboyが飄々と言葉を紡ぐ。

淡々とした温度感の歌が多いからこそ、ふいに言葉が自分の耳の中に立ち止まって、はっとさせられるような心地を覚える。

個人的には「navy」が好き。

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iri 『neon』

ボーカリストとして圧倒的な表現力を持つiri。

そんなiriの約1年11ヶ月ぶりとなる待望の5枚目のアルバム。

ソウルフルなボーカルが魅力的なのはもちろんおこと、Yaffle、TAAR、mabanua、ESMI MORI、KAN SANO、%C、Shin Sakiuraといったクリエイター陣が作る音楽世界がたまらない。

一方で、今作は余分なものを削ぎ落とし、iriの歌声そのものがダイレクトに響く歌が多い。

声を加工して魅せよう・・・みたいな飾り付けがなく、iriが持つ表現力が率直に届く歌が多い印象で。

いずれにしても、iriだからこそ作り出せる音楽世界が『neon』という作品には、大いに宿っている。

そんな印象。

関連記事:2022年1月後半、バンド・アーティストの個人的な月間ベストソング

MONDO GROSSO 『BIG WORLD』


大沢伸一のソロ・プロジェクトMONDO GROSSO。

満島ひかり、中島美嘉、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、suis(ヨルシカ)、ermhoi(Black Boboi / millennium parade)、田島貴男(Original Love)、PORIN(Awesome City Club)、CHAI、齋藤飛鳥(乃木坂46)、どんぐりず、RHYMEといった豪華アーティストが集結した作品で、当然ながらアルバムの完成度が高い。

ひとつひとつを切り取っても、その聴き応えが凄いのだが、アルバム全体を通して聴いたときの何とも言えない感動は代えがたいものがある。

アルバムのタイトル通り、音楽作品という大きな世界を散策するような、そんな壮大なスケールを覚える作品なのだ。

タッグを組むアーティストによって、作品のジャンルは変化していくが、その中でも同じ美学を感じさせるところにぐっとくる。

まだ聴いていない人は、ぜひ聴いてみてほしい作品のひとつである。

まとめ

SUPER BEAVER 『東京』
CYNHN 『Blue Cresc.』
gummyboy 『Moonlight Sword』
iri 『neon』
MONDO GROSSO 『BIG WORLD』

というわけで、 2022年2月、バンド・アーティストの個人的なベストアルバム5選、なのでした。

ジャンルの異なる作品を並べてみたので、興味があったら聴いてみてほしいなーと思うばかり。

それでは、今回はこの辺で。

ではではでは。

関連記事:2022年1月、バンド・アーティストの個人的なベストアルバム5選

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