前説

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春になったけど、あんまり春っぽいことしていないーと思っていたら4月が終わろうとしている今。

月日の流れが早すぎてびっくりしている。

ひとまず、月末なので、今月のベストソングを発表したいと思う。

なお、一部4月発表ではない楽曲もあるけれど、その曲に出会ったタイミングが4月だったということで了承してもらえたらと思います。

また、選曲対象にアルバム曲を含むと膨大になってしまうので、基本的にはシングル曲・配信曲・YouTubeに音源があがっているものに限定しております。

ちなみに、この記事の紹介順はランキングというわけでは、ありませんので。

では、どうぞ

本編

1.フレデリック 「名悪役」

今月はまずこの曲から。

武道館でのライブで初披露を行い、その時点でかなり話題になっていたフレデリックの新曲。

フレデリックらしい音色とリズムアプローチが光った一曲。

とにかく聴いていて気持ちよくて、ゾクゾクさせられるのである。

関連記事:フレデリックのお気に入りな歌8選

2.Omoinotake 「By My Side」

ダンサンブルなアレンジが印象的なオモタケの新曲。

オモタケの持っている<踊らせる部分>が全面に出ているのが、たまらない。

特に良いのが、サビのアプローチ。

サビに入ると、ハンドクラップと壮大なコーラスで楽曲を劇的に盛り上げていて、ここが良いのだ。

ライブでも、きっと盛り上がる一曲になるのではないだろうか。

関連記事:2020年、大きく存在感を放つOmoinotakeについて

3.Halo at 四畳半 「星巡りのうた」

活動休止前、最後の配信曲となったこの歌。

必要以上に感傷的にならず、Haloらしい幻想的な世界を丁寧に描いている言葉とサウンドが良い。

音を聴いているだけで、実際に空に星が瞬いているような気持ちにさせられる。

あと、歌のテンポ感が絶妙だと思っていて、歌を聴きながら映像を想像するうえでちょうど良いテンポ感なんだよなーと思うのだ。

だからこそ、この歌にはっきりとした<映像>をみてとることができるのだと思う。

関連記事:Halo at 四畳半というバンドについて

4.さとうもかとDENIMS 「Crybaby」

さとうもかのマイペースで自由奔放な歌声と、DENIMSの洗練されたグルーヴが混じり合った一曲。

お互いの個性が良い感じに絡み合っていて、うっとりさせられる。

過剰に盛り上がるのではなく、あくまでもスマートに曲を進行していく塩梅が良い。

あと、単純にさとうもかの歌声は、こういうシャープに洒脱なサウンドがよく似合うよなあと思う。

5.スカートとPUNPEE 「ODDTAXI」

スカートとPUNPEEがタッグを組んだ一曲。

スカートと甘く響く歌声と、PUNPEEのクールなフロウが鮮やかに混じり合う。

一見すると、個性がまったく違いそうな二人だけど、曲の中では綺麗にその個性が混じり合っているのだ。

メロウでアーバンっで、クールでテクニカル。

この二人だからこそ造ることができる世界に酔いしれるしかない。

6.STUTS & 松たか子 with 3exes 「Presence I feat. KID FRESINO」

今月発表されたコラボ曲であれば、この曲も外せない。

一見すると共通点すらなさそうなメンバーが集結したこの楽曲。

しかし、聴いてみると、これしかないような絶妙な形に着地している。

松たか子の歌声が美しい形で存在感を示しているのが、たまらない。

界隈で違う人たちが行うタッグの化学反応、侮れないなーと思う典型例。

7.Tohji,Loota & Brodinski 「Yodaka」

ここ最近リリースされたTohjiの楽曲の進化の仕方が半端ない。

音楽が持つ美の方向性が、他のラッパーとちょっと違うような感覚を覚えるのだ。

だから、そのアーティストでしか感じられない快楽を感じる結果となる。

「KUUGA」に収録されている楽曲はすべて、そういう強度と手触りを持っている。

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8.三浦大知 「About You」

日本の楽曲の根底を揺るがすような凄まじさを持っている、という意味であれば、三浦大知も圧倒的である。

ダンサーとしての凄まじさはもちろんのこと、ボーカルとしても美しい。

「About You」を聴けば、改めてそのことを実感させられる。

声そのものがある種、楽器のような美しさを解き放つ瞬間があって、美への追求の凄まじさを実感するわけだ。

「About You」は、ファルセットの使いこなし方も、大きな聴きどころのひとつ。

関連記事:三浦大知の「About You」評。〜ボーカルとしての凄まじさ〜

9.くるり 「I Love You」

今月リリースされた『天才の愛』というアルバムが良かったので、くるりからも一曲。

くるりが持つポップネスを進化させて、ゆったりとしたテンポの中でしっかりと美しさを提示する。

脱退することになったファンファンのトランペットが効果的に響いているのも、涙をさそう。

なにより、くるりが「アイ・ラブ・ユー」というメッセージを発することに、色んな意味でぐっときてしまう。

関連記事:僕がくるりを「ヤバイ」と感じる理由!

10.YUKI 「Baby, it’s you」

YUKIが今月リリースした『Terminal』が良かったので、ここにノミネート。

YUKIは良い意味で変わらないというか、妙な円熟味を楽曲の中では感じさせないところが凄い。

かといって、前と同じような音楽を鳴らしているのかといえば、そんなことはまったくなく、毎回そのアルバムだからこその音色でYUKIの世界観を提示するのである。

変わらないと変わることを両立しているのが、凄さだと思うし、その変化の中に余計な時間の経過を感じさ寝ないのだ。

「Baby, it’s you」もまた、そんなYUKIの輝きがはっきりと突き抜けている。

関連記事:ミーハーな音楽好きが思うYUKIという歌手のイメージ

11.フィロソフィーのダンス 「カップラーメン・プログラム」

カップラーメンを深夜に食べることをモチーフにしながらも、こんなにもスタイリッシュに歌い上げるのが良いなーと思ったこの歌。

ダンスチューンとしてのリズムの心地よさも健在。

当然のように、各々のボーカルの表現力も素晴らしい。

現代のダンスチューンのエッセンスを取り入れつつも、このグループらしいユーモアや魅力を忍ばせているのが良いなあと思った次第。

12.ジャニーズWEST 「Rainbow Chaser」

先月リリースだったジャニーズWESTの『rainboW』というアルバム。

ただ、個人的にしっかりと聴いたのが今月で、そこでしっかりくらわされたので、このタイミングで選出させてもらった。

ジャニーズWESTらしい伸びやかなボーカルが印象的なナンバー。

スタイリッシュというよりは、エネルギッシュに歌の力みたいなものを形にしているのが良いなあと思うのである。

関連記事:メトロックの出演が決定したジャニーズWESTの「rainboW」の感想

13.Dios 「逃避行」

元ぼくりりとして名高いたなかがボーカルを務める三人組バンドであるDios。

グルーヴを大切にしたリズムアプローチ。

凛とした力強さを持つハイトーンなたなかのボーカル。

全体としてはクールなんだけど、時に張り裂けそうな一面を魅せる楽曲構成がたまらない。

デビュー曲でありながら、圧倒的な完成度を魅せるDiosの世界。

これは、ぐっとせずにはいられなかった次第。

14.マカロニえんぴつ 「はしりがき」

グッド・ミュージックな一曲を作らせたら、このバンドは圧巻である。

改めて、そのことを感じさせられたマカロニえんぴつの「はしりがき」。

どことなく懐かしさもありつつ、単なるノスタルジーに終わらない革新性も感じさせるのが、この曲の魅力。

間奏パートに入ると、メロパートとは違った表情を魅せるところも、ぐっとくるポイントのひとつ。

関連記事:メジャーデビューをしてもポップと変化球の間なマカロニえんぴつの話

15.Radio Bootsy 「春は溶けて」

最後は、毎年恒例のFM802のキャンペーンソングから。

今年は川谷絵音が楽曲を手掛けた。

川谷らしい、切なくて鮮やかなミディアムナンバーとなっている。

なにより、今年の布陣は川谷の作るメロディーにぴったりなボーカルが揃っている気がする。

なんせ、北村匠海(DISH//)、長屋晴子(緑黄色社会)、三原健司(フレデリック)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、yama、という布陣。

このメンバーで切ない歌を歌わせたら、そりゃあ破壊力はとんでもないことになるよなーという話で。

個人的には、yamaのパートが好きである。

関連記事:ジェニーハイの新曲が良かったので、川谷絵音について語りたい

関連記事:2020年に話題になったyamaというアーティストについて

まとめ

今月は、このアーティスト、この15曲を選んでみました。

何かしらの参考にしてもらえたら嬉しい限り。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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