2022年3月前半、バンド・アーティストの個人的なベストソング
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半月に一回個人的なベストソングを発表している当ブログ。
3月も中旬に突入したので、3月の<これまで>のベストソングを発表したいと思う。
ちなみに、基本的にはベストソングは、シングル曲(配信含め)やYouTubeにあがっている楽曲を紹介している。
なお、一部の楽曲は3月発表のものではないかもだけど、その辺りの曖昧さはご了承いただけたら幸いである。
それでは、どうぞ。
本編
King Gnu 「カメレオン」
ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主題歌であるこの曲。
井口にしか生み出すことができる美しいハイトーンが際立つ一曲である。
クラシカルな空気感と、ロックバンドだからこそ内なるアグレッシブさが同居している感じにゾクゾクする。
King Gnuだからこそのバラードソングという装いが、とにかく強い。
関連記事:King Gnuこそある種の”カメレオン”である説
BE:FIRST 「Bye-Good-Bye」
歌、ダンス、ラップともに高いレベルで展開するBE:FIRST。
1番と2番でがらっと空気感が変わる感じが、気持ち良い。
スタイリッシュな聴き心地で魅了してくるその技術は、流石の一言。
BE:FIRSTのパフォーマンスに触れることで、SKY-HIの美学にも触れることができるような構成担っているのも良い。
関連記事:BE:FIRSTの「Bye-Good-Bye」から感じるポップスの未来
ヤユヨ 「あばよ、」
2022年3月9日に、1stフル・アルバム『日日爛漫』をリリースしたヤユヨ。
「あばよ、」はそんなアルバムのリードトラックになっている。
リードトラックに、こういう情感溢れる楽曲を持ってくるあたりに、ヤユヨらしさを感じられて良い。
工夫が垣間見えるギターの音色や、切なさを感じさせる楽曲世界にも惹き込まれる。
関連記事:ジャンルに縛られない存在感を放つヤユヨというバンドについて
私立恵比寿中学 「ハッピーエンドとそれから」
Saucy Dogの石原慎也に楽曲提供されたこの歌。
確かに、Saucy Dogらしい上質なメロディーラインを楽曲の節々に感じる。
何より、こういう<聴かせる歌>を私立恵比寿中学が歌う、というのが良い。
ボーカルに定評がある私立恵比寿中学だからこそ、石原の楽曲に新しい魅力を注入している心地を覚えるのだ。
kobore 「Tender」
今月前半のベストソングの中でも随一の哀愁漂うナンバーだと思っている。
それが、koboreの「Tender」。
メジャー2ndアルバム『Purple』に収録されている楽曲なんだけど、特にこの歌にぐっとくる自分がいる。
というのも、佐藤の澄み切ったハイトーンと、koboreが生み出す繊細な音使いが絶妙に混ざり合っていて、ついつい聞き惚れてしまうのである。
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ユレニワ 「恋人たちのヒム」
どことなくニュー・ウェーヴ感を覚えるユレニワの一曲。
バンドの新たな境地を垣間見せるアレンジが良い。
故に、何とも言えない中毒性を楽曲に覚えるのである。
メロディーのはね方も心地よくて、すーっと胸に入ってくる。
関連記事:MASH A&Rに所属しているバンド特集
水曜日のカンパネラ 「エジソン」
今の水曜日のカンパネラらしいユーモアと、物語性を持ち合わせた「エジソン」。
本当は発明家になりたいのに、なぜか音楽家でブレイクしてしまったバンドマン、という構成が面白い。
そんな面白い想像力で紡がれた言葉が、ケンモチヒデフミのキャッチーなリズムメイクにのっかるという構図も、良い。
ついつに口ずさんでしまうような求心力を持っているのが、特徴。
Eve 「アヴァン」
『呪術廻戦』初のスマートフォンゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』主題歌であるこの歌。
Eveの代名詞のような高速ビートとハイトーンボイスの融合。
ボカロ的邦ロックをより、ポップスとして昇華していったような気持ちよさが内在している。
ますますEveがアーティストとして不動の存在になっていることを実感させる一曲である。
関連記事:Eveというアーティストが良いなと思う気持ちをなるべく率直な言葉で述べた記事
SixTONES 「共鳴」
SixTONESの2022年初のシングル。
6人の鮮やかな歌割りが特徴の一曲で、息もつかせぬ流れに魅了される構成になっている。
ラストのサビに至るまでの各人のパート割は特に秀逸だと思っている。
なにより、個々のパートが際立つからこそ、サビの爆発力が圧倒的なものになっている。
関連記事:SixTONESの「共鳴」から生まれる美しさについて
般若 「2018.3.2」
実際に起きた事件を題材に扱った般若のこの歌。
どういう事件を扱っているのか・・・はきっと歌詞を読めばすぐにわかると思うので、実際に曲を聴きながらその<事件>について思いを馳せてほしいと感じる。
ラップというフォーマットだからこそ描くことができる濃度。
見てくれのかっこよさなんて脇において、自分の本音をビートの中で確かに紡いでいくこの楽曲に、脱帽するしかない。
軽い気持ちで聴けるタイプの歌じゃないけど、だからこそ確かに揺さぶれられるものがある、そんな一曲。
まとめ
King Gnu 「カメレオン」
BE:FIRST 「Bye-Good-Bye」
ヤユヨ 「あばよ、」
私立恵比寿中学 「ハッピーエンドとそれから」
kobore 「Tender」
ユレニワ 「恋人たちのヒム」
水曜日のカンパネラ 「エジソン」
Eve 「アヴァン」
SixTONES 「共鳴」
般若 「2018.3.2」
今回もジャンルやキャリアは問わず、自分が気に入った歌を取り上げてみました。
新しい音楽の出会いになったらいいなーなんてこと思っている次第。
それでは、今回はこの辺で。
ではではでは。
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