SixTONESの「ABARERO」、規格外すぎる件

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たまたま本日、クイックジャパンにて、SixTONESの記事を掲載してもらったタイミングということもあるので、せっかくなので、その流れでブログではSixTONESの新曲となる「ABARERO」の簡単な感想を書いてみたい。

・・・んだけど、この記事で言いたいのは、シンプルにわりと一言。

 

この歌、めっちゃかっこいいですやん。

 

いや、正直、自分の想像を超えたタイプの歌をリリースしてきたな、と感じたのだった。

なので、その破壊力がわりとえぐかったのである。

というのも、けっこう最近のSixTONESの楽曲はポップ路線というか、より”大衆”を意識した聴きやすい楽曲が増えていた印象だったのだ。

そして、今後もよりそういう路線に舵を切るのかなーと思っていた。

もちろん、SixTONESとしては色んなジャンルの歌も歌うとは思う。

だけど、そういう歌はわりとアルバムの中に散りばめてしまい、表題曲ではなるべくポップでメロディアスな歌をメインに掲げていくのかなーと思っていたのだ。

なんとなく『声』を聴いたときの手触りとしても、そういうものを感じた自分がいた。

そりゃあそうだよなーとも思っていて、SixTONESの知名度は上がっているし、大きなタイアップをもって歌をリリースする場面も増えていく。

そうなると、チャレンジ性のある歌は一旦脇に控えておいて、たくさんの人に届ける歌はそういう仕立ての歌で勝負するのが「普通」だと思うからだ。

というのもあるし、今のSixTONESはポップな歌を魅力的に歌う力が凄いので、そういう歌こそが映えるというのもある。

なぜなら、デビュー初期とは比べ物にならないほど、メンバーそれぞれの歌唱力が上がっているように感じるから。

ハイトーンも安定しているし、ジェシーや京本をはじめ、メンバーそれぞれの歌声のカラーが定まっている印象も受ける。

だからこそ、シンプルな”歌もの”こそが至高になる瞬間も増えていくし、今のSixTONESの魅力を際立たせる意味でも、ポップ路線の”然るべき”感があるので、今後もそういう流れが続くのかなーと勝手に思っていたのだ。

そんな中で放たれたのが、「ABARERO」だった。

だからこそ、その衝撃がとんでもなかったのだった。

だって、ここまでドープで破壊力のあるヒップホップチューンで、勝負するとは思っていなかったから。

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ノーマークだったSixTONESの「ABARERO」の話

確かにエッジの効いたラップが得意とする田中がメンバーにいることもあって、重い音が印象的に響くヒップホップチューンはきっと似合うだろうな、とは思っていた。

でも、それをシングル曲でやる場合、楽曲のパートの一部で展開するのが定石と思っていたのだ。

例えば、2番のサビ終わりのCメロとかに差し込むイメージ。

キャッチーなサビの歌のアクセンスとして、そういうドープなパートを展開するパターンなら「ある」と思っていたのだ。

・・・・と思ったら、「ABARERO」では、わりと全編でそのトーンで勝負をしかけてくるではないか。

えぐい。

そして、それがどこまでもかっこいい。

「ABARERO」では、変にポップに舵を切ることなく、最初から最後までドープな装いで魅了していく。

普段は甘い歌声で魅了するタイプのメンバーも、「ABARERO」では不要な甘さをこぼすことはしない。

カカオ濃度の高めのチョコレートでコーティングしたぜ・・・と言わんばかりに、淡々としながらも激しさをにじませたボーカルで、「かっこいい」を突きつけてくる。

SixTONESの底知れなさ

そろそろ、一回くらいはアーティストとしての”底”を見せてくるかなーと思ったら、ここで繰り出すのが「ABARERO」だったため、さらにその底が奈落に突き抜けた印象。

やっぱり「ジャンル」にチャレンジして、その「ジャンル」を超克してしまうSixTONESがかっこいいよなーと思う。

2023年の今年も、どんどんパフォーマンスの優れた男性グループが登場する。

けれど、他のグループは他のグループであり、SixTONESにはSixTONESにしかないカラーで魅了してくることを実感させられる。

「ABARERO」を聴くことで、改めてそのことを実感した次第。

今回、YouTubeで公開されているのは、楽曲としてはまだ「部分」である。

今後、CDとしてリリースされるに当たって、その全貌が明らかになるとは思うけれど、今作ではこれまでとは違うボーカルの温度感と歌割りで魅了するだろうことを考えると、全編で聴くことが楽しみで仕方がない。

「ABARERO」とは、 誰にも止められない衝動・溢れ出す本能を解き放つ、という意味らしい。

タイトルすらもきちんとパフォーマンスで超えてくる辺り、SixTONESの底なし感を実感する、そんな瞬間である。

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