NEWSというアーティストがいるということ

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アーティストのイメージって自分の青春時代に引き寄せれてしまうところがある。

例えば・・・・。

BUMP OF CHICKENだったら、自分は今のイメージよりも「天体観測」の頃のイメージが強めに残る。

だからついついソリッドだった時代のイメージと今のキラキラした雰囲気を比較してしまうことがある。

あるいは・・・・。

CHEMISTRYの川畑だったら、自分はいまだに顎の下のサングラスのイメージが強めに残っている。

歌がどうのこうのというより、ビジュアルのイメージとして強くあの頃が思い返される。

あるいは。

高橋留美子原作のアニメというワードを聞けば、ついつい自分は『犬夜叉」を頭に浮かべてしまったりする。

しかし、BUMP OF CHICKENのイメージは変わっていくし、川畑はデビュー時のようなサングラスのかけ方はしなくなるし、『犬夜叉』のアニメの放送は終わり、今は『『半妖の夜叉姫』という続編(という言い方が正しいかはわからないが)が放送されるようになる。

NEWSだって、例外ではない。

というのも、自分の中ではどうしても、バレーボールワールドカップのイメージキャラクターに抜擢されたあのときのイメージがやはり頭の中には残っているからだ。

瑞々しい輝きを放っていたあの頃のNEWS・・・。

あれから長い年月が経って、NEWSは大きく変わった。

それは、メンバー構成のような目に見える話だけのことではない。

アーティストとしても大きく変化したように思うわけだ。

6月30日にリリースされた「BURN」を聴いて、改めてそのことを実感した。

この記事では、そんな「BURN」を中心にした感想を書いていきたいと思う。

NEWSの「BURN」について

「BURN」を聴いて思ったのは、この歌は今のNEWSだからこそ歌える歌なんだよなーということ。

少なくとも、今のNEWSが歌うからこその魅了が詰まっている。

この歌はTVアニメ『半妖の夜叉姫』のオープニングテーマである。

アニメを盛り上げるための立ち位置の歌、ということもあり、疾走感のあるロックナンバーとなっている。

エッジの効いたギターサウンドが楽曲をもり立てる。

合わせて、楽曲の展開でもワクワクを助長させていく。

聴いて感じたのは、ラップパートと歌メロパートの交錯の秀逸さ。

というのも、ラップパート→少ししっとりしたBメロ→爆発力のあるサビ、という流れにぐっときてしまうのだ。

今のNEWSは三人であること。

それぞれのパートをしっかりとれるということ。

それぞれのパートで、それぞれの見せ場を作ることができるということ。

そういう、今のNEWSならではの魅力を、楽曲の中で色濃く残していくのである。

何より。

ボーカルの迫力が凄まじいのだ。

躍動感がある、という言葉がどこまでもぴったりで、キャリアを積んできてからこその魂揺さぶるボーカルが胸に響くのだ。

サビの終わり、ボーカルが長めの音符を歌い切るときの爽快感がたまらないのだ。

ボーカルとしての躍動感が研ぎ澄まされているからこそ、王道アニソンなメロディーラインがどこまでも輝きを放っているといえる。

思えば、自分がこれまでに魂を揺さぶられたアニソンは例外なくボーカルの迫力がすごかった。

ボーカルが凄まじいからこそ、メロディーのキャッチーさが光る。

そんな構造が確かにあったのだった。

そして、NEWSの「BURN」もまた、そんな楽曲のひとつであるように思うわけだ。

「BURN」=“心を燃やせ” というメッセージを、エモーショナルに歌い上げる。

そんな紹介文がダテではないことを証明する一曲である。

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「BURN」だけでは終わらないNEWSの魅力

ただ、自分が今作に触れて感じたのは、NEWSの良さが詰まっているのは表題曲だけではないんだな、ということ。

特にカップリング曲である「鳴神舞」が良いのだ。

「BURN」に負けじ劣らずのゴリゴリのロックチューン。

なんならサウンドの切れ味は「BURN」以上であるといえよう。

イントロだけでもそれを実感させられる。

重ためのドラムのビートがどっしりと胸に響く心地。

単なる<ロック色>の強いナンバーではなく、ヘビィなサウンドで魅了する楽曲であることを痛感させられるわけだ。

圧巻なのは、三人のボーカルがその重たいサウンドにまったく負けていないということ。

特に増田のボーカルの表現力が心地よい。

まるでロックバンドのボーカルのような迫力を持って、重たいサウンドの中に飛び込んでいく心地を覚えるのだ。

もちろん、メンバーそれぞれの歌声が鮮やかに響いていく。

ラップパートはリズミカルに高速にビートを刻んでいくけれど、サビではストレートに歌声をぶちけてくるコントラストが良い。

あと、ロックテイストが強いんだけど、ほんのりお祭りソングっぽいう雰囲気があるのも良い。

「鳴神舞」を聴いていると、NEWSの表現力がどこまでも広がっていることを実感させられるし、この三人だからこそ興奮が生まれていることを痛感させられるのだ。

まとめ

NEWSは、変わった。

青春時代、へばりつくはずのあの頃のイメージを、変えていく。

しかも、その変え方が、どこまでも勇ましいのだ。

今のNEWSの魅力が、「BURN」というシングル作品の中に、確かに宿っている。

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