JO1の「Aqua」のボーカルのバトンの繋ぎ方が良いなあと思った話

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JO1の「Aqua」を聴いた。

今作はヘアケアブランド『Sorule(ソルレ)』タイアップソングということで、どこかしら爽やかな空気感のある楽曲である。

2月に発表された楽曲であるが、どちらかというと、これからのシーズンにより映えそうな楽曲だなあと感じた。

楽曲全体に爽やかで透明感のある空気感が宿っているし、なんだか楽曲を聴いていると、水の中に潜って泳ぎ進めるようなイメージを持ったため、夏のシーズンにも合いそう歌だなあと感じた。

それにしても、改めて「Aqua」を聴いていると、JO1のメンバー各位の歌声って、こういう爽快感のある楽曲とバッチリ合うなあと感じた。

メンバーそれぞれのボーカルがスタイリッシュで洗練されているからなんだろうなあと感じる自分。

こうやって、JO1の楽曲を聴いていると、誰がどのパートを担当しているのか気になったので、今回はそういった部分に着目しながら感想を書いてみたい。

メンバーのボーカルの流れ

調べてみると「Aqua」では、金城碧海のボーカルから始まっているとのことだったんだけど、「Aqua」はこの出だしの感じがめっちゃ良いなあと思っている自分。

この出だしのボーカルがスマートかつどこまでもナチュラルだからこそ、「Aqua」の透明な世界観が際立たせているように思う。

その上で、出だしのボーカルが果たしている役割は、とても大きいように思う。

金城碧海は2番のサビと最後のサビでもソロパートがあるっぽいけれど、金城碧海が紡ぐボーカルでは、常にこの”透明”な「Aqua」の世界観を具体化させるような存在感を魅せていて、素敵な声だなあと思いながら、楽曲を聴いていたのだった。

また、個人的に好きだなあと思ったのが、Bメロになる<Now love yourself~>の部分。

ここのハイトーン具合が、「Aqua」の爽快感をより際立たせているなーと思っただけど、調べてみると、ここのパートは與那城奨とのこと。

Aメロでゆらゆらっと紡いでいたメロディーに違う刺激を与えた楽曲を立体的にしているような印象があって、ここでのBメロが特に印象的に響いている感じがした。

このあとのメロとサビを繋ぐフレーズは、川西拓実がバトンを受け取っているらしいが、細かな歌割りを行い、歌の世界観を丁寧に踏襲しながらも、それぞれのパートでそれぞれの色を付け加えていく流れは、JO1だからこその魅力であるように感じて、「Aqua」の世界観に惹かれる理由であるようにも感じたのだった。

また、多数のメンバーで構成されたグループの場合、一度楽曲の中で自分のパートが出てきたら、それ一向ソロとしては顔を出さないような歌割りを展開するグループもあるが、JO1の場合、ひとつの楽曲の中で、いくつもソロを魅せるような展開が多い。

その魅せ方が良いなあと思っているし、細かい歌割りの中で、然るべき歌のバトンを繋ぎ方をするからこそ、楽曲が進むにつれて、どんどん<深く>歌の世界に潜り込んでいくような気持ちよさがあった。

ということもあって、「Aqua」というテーマと歌の世界観は、JO1ならでは感がより強まっている印象を受けたのだった。

2番のサビが終わってからCメロでは、澄み切ったハイトーンで河野純喜がメロディーを紡ぐことで、それまでの「Aqua」とは違う世界観を作り出しているのが、聴いていて気持ちよかった。

また、その後のパートでは鶴房汐恩のソリッド感のあるラップが、さらに「Aqua」の世界観を深掘りしていき、木全翔也のラップがそのパートをより鮮やかにするように交錯していく流れも秀逸だった。

そして、サビに入ると、ぐっとまた歌の世界を引き戻していく、最後のサビのフレーズ川尻蓮が締める流れも刺激的で良いなあと思ったのだった。

まとめに代えて

全部に触れるとちょっと冗長になるので、掻い摘むような形の触れ方にはなってしまったが、どこを切ってもそれぞれの魅力が宿っていて、死角がないからこそ、「Aqua」の世界観が不動のものになっていることを感じたのだった。

改めて、JO1の楽曲は色んな切り方で、ワクワクするなあということを感じた、そんな瞬間。

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