UNISON SQUARE GARDENの「kaleido proud fiesta」の爆撃アンサンブルの論考

スポンサーリンク

対象がバンドの場合、楽曲をふたつの基軸で語ることができると思っていて。

それは、ポップかロックかどうかということ。

UNISON SQUARE GARDENにおいても、そういう基軸で楽曲を語ることができるバンドだと思う。

というよりも、UNISON SQUARE GARDENの場合、楽曲を手掛けている田淵智也がわりとロックとポップのバランスを気にしている節がある。

なので、アルバム単位で作品をみると、<今回はどちらに傾倒したか>がわりとよくわかる。

そんな中、2022年最初の新曲として世に発表されたのが「kaleido proud fiesta」。

この歌は前述だとどっちの枠組みの歌だと思うだろうか。

この記事では、そのことを踏まえながら、話を進めてみたい。

本編

「kaleido proud fiesta」の話

さて、前置きでロックとポップの話をしたけれど、この曲はどっちだろうか。

楽曲の切り取り方で、感想が変わるかもしれない。

ただ、バンド以外のサウンドが炸裂している楽曲ということは、言えるだろう。

ストリングスのアレンジも冴え渡っており、華やかな印象が強いナンバーとなっている。

・・・ということだ、

そういう意味では、この歌はポップの手触りが強い楽曲だ、と言えるのかもしれない。

実際、今作は『TIGER & BUNNY 2』の主題歌ということもあり、意図的に間口を広めた楽曲であるとは言えそうだ。

というのも、UNISON SQUARE GARDENって、スタンスとして流行りとは関係ない地点で自分の好きな音を鳴らす、という感じだと思う。

・・・んだけど、時より意図的に<自分たちのことが好きな人たち>よりも、もう少し広げた範囲に対しても届くような手触りの楽曲を放り込んでくる印象があって。

ここぞのタイアップで、そういうスタンスの楽曲を放ちがちなのだ。

で、おそらく『TIGER & BUNNY 2』の主題歌となった「kaleido proud fiesta」も、わりとそういうスタンスの楽曲であるように感じるのだ。

6年ぶりにMステに出演したのも、そういう意志の現れではないかと勝手なことを思っている。

まあ、その話は置いといたとしても、良い意味ですーっと耳に入る歌だよなーと思う。

いや、もちろん、UNISON SQUARE GARDENらしい畳み掛けやアンサンブルに慣れている身だからそう感じるのかもしれない。。

けども、だ。

メロディーのキャッチーさ。

サビの存在感。

全体的に漂う爽快感。

サビの最後の斎藤の決め打ち感のフレーズと歌い方。

それらすべてが、楽曲が持つポップさを際立たせている印象を受けるのだ。

スポンサーリンク

ポップだけど、圧倒的なアンサンブル

ただし、というか。

むしろ、ここがコアな部分な気がする、というか。

UNISON SQUARE GARDENの楽曲って、ポップというワードでくくったとしても、他のバンドのポップとはまったく違うのだ。

<ポップバンド>というカテゴリーでくくったとき、どのバンドを思い浮かぶかは人によって違うと思う。

ただ、そういうバンドが楽曲をポップにする場合、

・とにかくボーカルが際立つ

・とにかくメロディーが際立つ

・口ずさみやすいメロディーと大衆が歌いやすいライン

上記を意識すると思うし、バンドの各パートも良い意味で黒子に徹すると思うのだ。

でも、UNISON SQUARE GARDENはそれらをすべてを木っ端微塵に粉砕していく。

サビの鈴木のドラムを聴いてみてほしい。

色んな意味で容赦ない。

というか、バンドサウンド以外のアレンジが楽曲を<ポップ>にしているけれども、そこで鳴っているバンドサウンドは容赦ないほどにゴリゴリなのだ。

<サウンドで自分たちのかっこよさを提示する>のUNISON SQUARE GARDENが、まんまその楽曲に存在している。

メロディーラインだって、斎藤だから軽やかに歌いこなしているが、どうみても万人が歌うことができないラインだ。

なんなら、バンドマンだとしても歌う人を選びそうなメロディーライン。

それが怒涛のごとく、流れていく。

情報量も多く、展開も多いため、楽曲全体としては間口を広げている気はするものの、老若男女誰にでもどうぞな音楽をしているつもりはない感じがヒリヒリと伝わってくる。

あくまでもUNISON SQUARE GARDENというバンドの軸があって、ポップとロックの線引きはあくまでもそこだけの話だということがわかる。

むしろ、UNISON SQUARE GARDENという軸ががっちりあるから、どちらに揺さぶりをかけようとも、そこのブレは一切ないことを感じさせる。

「kaleido proud fiesta」が、どこまでもUNISON SQUARE GARDENの楽曲だよなあと思うのは、そういうところに所以があるように思うのだ。

まとめ

というわけで、UNISON SQUARE GARDENの「kaleido proud fiesta」における自分の感想を書いてみた。

とにかく、色んな意味でこの三人だからこそのアンサンブルが炸裂している、そんな一曲だ。

そして、タイアップがつこうが、どういう舵に楽曲をきろうが、UNISON SQUARE GARDENの歌はUNISON SQUARE GARDENという軸があることを実感させるのだ。

だから、たまらなく良い。

他のバンドにはない高揚感を感じるのだ。

そういうことが言いたいだけの、そういう記事。

関連記事:UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021-2022「Patrick Vegee」のなるべくセトリに触れないライブレポ

関連記事:UNISON SQUARE GARDENの「Nihil Pip Viper」のアレがアレな件

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket