前説

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昔、某バンドが「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」という歌を作った。

ある種のあるあるソングなわけだけど、なんとなく言いたいことはわかるビート感の歌だった。

そういえば、メロコアバンドに限らず、3曲目の歌ってどんな感じの歌が多いのだろうか。

ふと気になったので、いくつかのバンドのアルバムに収録された3曲目の曲を紹介してみたい。

本編

マカロニえんぴつ 「hope」

渋いギターサウンドが響きわたる、オーセンティックなギターロック。

キーボードがいるバンドだけど、ギターが強めなのが印象的である。

確かに3曲目感のある落ち着きのある楽曲な気もする。

縦ノリをさせるというよりは、さり気なく右手を突き上げたくなるような一曲である。

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XIIX 「White White」

クールで冷ややかな音が響き渡る一曲。

「White White」は、もともとシティーポップ感のある洒脱な楽曲が多いアルバムだった。

そういう意味では、この曲が3曲目になる中で、このアルバムはこういう方向に進むぜ、という道筋を示すような役割を果たしているように感じる。

MVがあることからもわかる通り、アルバムの中でも存在感が強めの一曲である。

関連記事:バンド名が読みづらいXIIXのアルバムの殺傷能力が高い件

秋山黄色 「From DROPOUT」

MVをみると、なぜ秋山がリリースしたアルバムのタイトルが「From DROPOUT」なのかななんとなくわかる。

そういう意味では、アルバムにおけるこの歌はとても重要な立ち位置である。

歌のテイストとしても、秋山が持つロック性を際立たせているこの歌は、秋山ってこういう歌を歌うアーティストなんだよと説明するうえでも格好な歌である。

「自己紹介」がすんでいないアーティストほど、アルバムの3曲目には重要な歌を入れるのかなーと勝手なことを思う。

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ヨルシカ 「盗作」

ヨルシカも3曲目の歌はMVがありな歌である。

タイトルは「春ふさぎ」。

「春ふさぎ」というタイトルの意味を探ると、このアルバムの輪郭が見えてくるという意味で、やはりアルバムのキーをにぎっている歌と言えるだろう。

何より、アルバム3曲目にアルバム全体のコンセプトを示すような歌を持ってくるという意味でも、通底しているものを感じる。

あと、3曲目ってちょっとスピード感を落とした歌が多いから、言葉で説明できるような歌を持って着やすいのかなーと勝手なことを思う。

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スピッツ 「見っけ」

あまりMVを作るイメージのないスピッツですら、最新アルバムの3曲目はMVがありな歌だった。

メッセージ性があって、アルバムのコンセプトを固める歌という意味でも通底するものを感じる。

優しいメロディーと、切なさを喚起させるカルピスっぽいボーカル。

そして、バンドの音を鳴らす喜びがこの歌にも充満しているのだ。

関連記事:若返っている気しかしないスピッツというバンドについて

BUMP OF CHICKEN 「aurora arc」

この記事での仮説は、アルバムの3曲目はそのアルバムのコンセプトを決定づけるものが収録されているというもの。

そう考えた時、「aurora arc」の3曲目のこの歌もあまりにもその法則に当てはまっているように感じる。

アルバムタイトルと同名の単語が入っているこの歌。

「空の模様」がこのアルバムのコンセプトであることをこの歌が決定づけていることを改めて実感させられる。

「Aurora」が3曲目に収録されるのは、必然だったのではないかと今なら確信することができる。

関連記事:BUMP OF CHICKEN「aurora arc」の感想とレビュー

King Gnu 「CEREMONY」

King Gnuの 「CEREMONY」の3曲目は「Teenager Forever」だった。

確かに「CEREMONY」のアルバム全体を振り返ってみると、「Teenager Forever」にあるポップスさがこのアルバムの核だったように思う。

つまり、アルバムのコンセプトは「Teenager Forever」に色濃く投影されていたと言えるのではないだろうか。

というよりも、3曲目というアルバムの核をにぎる立ち位置の曲がこんなにポップスだったからこそ、「CEREMONY」はKing Gnu史上もっともポップなアルバムだった、と言うこともできるのではないか。

やはり、3曲目がどんな歌なのかで、そのアルバムの色が見えるという仮説は大きく外してはいないのではないか。

そんなことを思うのである。

関連記事:King Gnuの「CEREMONY」の出来には満点が付けられない

まとめ

というわけで、この1年で気に入っているアルバムを並べながら、3曲目はどんな感じなのかを考えてみました。

もちろんアルバムごとにカラーは違うので、必ずしもここで書いている法則は当てはまらないとは思うけれど、ぜひこの記事を頭に入れながら好きなアルバムを聴いてみてほしいなーと思う。

もしかしたら新たな発見があるかも。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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