s**t kingzの「No End feat.三浦大知」、エネルギーが凄すぎて何かが突破している件

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自分勝手なイメージで恐縮であるが、三浦大知ってめっちゃ朗らかなイメージがある。

あえて言えば、太陽な感じ。

常にポジティブなエネルギーが充満しており、一度そのパフォーマンスに触れると、すこぶるのエネルギーをもらえる、そういう類のお方。

しかもボーカリストとしてもダンサーとしても超人的で、パフォーマンスの技術がとんでもないのだが、嫌味な感じが一切しないのだ。

実に低姿勢だし、物腰も柔らかいし、かといって媚びへつらうとかそんなのではなくて、ナチュラルに人の温かみが滲み出ている感じ。

こんなことを書いているのを本人に見せたら「いやいや、そんなことはないですよ」と言い退ける気がするが、そういう印象を一言で表すと、とにかく「朗らか」という言葉に行き着くのである。

「球体」をはじめ、アーティスティックな歌を歌うこともある。

けれど、根本的な魅力は温かさとか優しさに集約されているのかなーと自分は思ってしまうし、奢りが一切ないからこそ、年々そのパフォーマンスは進化の一途を辿っているのだと思う。

なので、生み出す楽曲の多くも優しさが詰まっていたら、朗らかな喜びに満ちた楽曲が多い印象なのだ。

でも、本当にまれにではあるが、そういうカラーとはまったく異なるタイプの楽曲を歌うこともある。

喜怒哀楽でいえば「怒」の部分が垣間見えるというか、いつものエネルギーとは違う強さを感じる楽曲を生み出すこともあるわけだ。

というのも、s**t kingzとタッグを組んで誕生した「No End」には、そういうエネルギーを強く感じたのである。

いつもの三浦大知の楽曲とは異なるエネルギーをぶいぶいに感じた、そんな楽曲であるように思ったわけだ。

まあ、「No End」はs**t kingzの楽曲に三浦大知がゲストとして招聘された楽曲であるわけで、人によっては三浦大知を軸として語るよりもまずはs**t kingzを軸にして語る方がいいのではないか・・・という指摘もあるだろうが、どっちにしろこの楽曲は色んな意味でs**t kingzと三浦大知の二組がいてこそ成立するものだと思うので、冒頭ではまずは三浦大知を軸にして話を進めてもらった次第。

というか、s**t kingzにとって大切なタイミングでリリースする楽曲を、三浦大知とタッグを組んで作るという選択をしたところに、ニヤリとするものを感じてしまう自分もいたりする。

なぜなら、この二組は10年以上の付き合いがあり、三浦大知がデビュー間もない頃からs**t kingzはダンサーとして三浦を支えてきた関係性があるからだ。

ちなみに、二組が作品としてタッグを組んだのは、三浦大知の楽曲である「I’m Here」であった。

どうやら、作品としては、ここで初めての共作が実現したようである。

あれから3年の月日が流れた。

2023年はs**t kingzにとって15周年であり、日本武道館などのメモリアルなライブが控えた重要なタイミングだったりする。

そんな中でリリースされる作品で、ついにs**t kingz側でも、三浦大知とのコラボが実現したわけである。

そりゃあ、s**t kingz視点で考えてみても、三浦大知視点で考えみても、今作の気合いの入り方は半端ないものになるよなーと思うわけである。

現に、「No End feat.三浦大知」はマジで全編通してバチバチな作品となっている。

なお、今作は作詞と歌唱は三浦大知が担当しており、作曲はこれまた各アーティストとの関係性もあり、前述した「I’m Here」の作曲も手がけているUTAが担当している。

s**t kingz、三浦大知、UTAというそれぞれの分野のスペシャリストが集った今作。

きっとそれぞれがお互いの立場にリスペクトを持っている布陣であり、その布陣が共作という形で楽曲を生み出したのだから、そりゃあ猛烈なエネルギーが生まれていることにも納得する自分がいるのだった。

そう。

「No End feat.三浦大知」は、とにかくエネルギーが凄い歌なのである。

これは、実際に聴いてみたらよくわかると思う。

まず、サウンドがずっしりしまくっている。

ハードなサウンドが存在感を示しており、一音一音がヘヴィに響いており、打楽器の音の弾け方が痛烈なのである。

かつ、三浦大知のボーカルはそのサウンドに埋もれることなく溌剌としており、普段の楽曲ではみせない「鋭い牙」をチラつかせながら、エモーショナルにボーカルを披露している印象。

さらに、そんな激しいリズムに合わせて展開されるs**t kingzのダンスが圧巻で・・・。

YouTubeの映像を見ているだけでも、きびきびとした身体の動きと、メンバー同士のシンクロ率の高い動きに魅了されっぱなしになってしまうのである。

結果、作品全体から、とにかく燃えたぎる何かを感じる楽曲になっているのだ。

キャンプファイヤーの中心部のようなエネルギーを感じるのだ。

なお、間奏部分では、バンドの楽曲でもそこまでのギターソロ、今時やらないぜっていうくらいにゴリゴリにハードなソロをプレイしている。

また、その間奏のあとには息継ぎみたいなサウンドを取り込むことで、ダイナミックさが際立つアレンジにもなっている。

二組のアーティストの熱量を少しでもアレンジで可視化できるように、UTAが気合いの入れまくったアレンジをしたのかなと感じるのである。

まとめに替えて

・・・・とつらつらと書いてみたが、一言で言うとマジでヘヴィな楽曲であるように思うし、エネルギーが凄すぎて何かを突破しているように感じた自分がいたのだった。

まだ聴いていない人はぜひ今からこの作品を聴いてみてほしい。

切にそのように思う。

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