前説

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トイズファクトリーというレーベルがある。

自分はそこに所属しているバンドに好きなバンドが多い。

そこで、この記事では、トイズ・ファクトリーに所属している(していた)バンドを紹介したい。

本編

Mr.Children

トイズファクトリーといえば、ミスチルを思い出す人も多いだろう。

いくつものミリオンセラーを持つ文字通りのモンスターバンドである。

これは後述することになるけれど、トイズのバンドって、わりと他レーベルがボーカルだけを引っこ抜いてメジャー・デビューの話を持ちかけられたバンドが多い。

でも、結果をみれば、バンドとしてのデビューが大正解だったというバンドが多い。

トイズに所属しているバンドってそういうバンドが多い。

バンドごとの契約とか、どういう口説き文句でそのレーベルに所属することを決めたのかはわからないけれど、傾向としてそういうものがあるのかなーとはなんとなく思う。

ミスチルってボーカルのワンマンバンドに思っている人もいるかもだけど、そんなことはない。

このメンバーがいるからこそ、フロントマンがポテンシャルを発揮して、圧倒的な地位を気づくことができたわけで。

何の話かわからなくなってきたけれど、ミスチルはミスチルだからこそ圧倒的なのだという話。

BUMP OF CHICKEN

20年以上のキャリアを持ち、デビューから若者に絶大な支持を得てきたBUMP OF CHICKEN。

BUMP OF CHICKENがすごいのは、20年経った今でも「若者」から絶大なる支持を得ているところである。

普通、バンドのキャリアとともにファンの平均年齢って上がっていくものだけど、BUMP OF CHICKENの場合、一概に上がっていると言えないところが凄いのだ。

未だに次々と新規ファンを獲得し、今ではキャリア最大の人気を誇るようになっている。

こんなキャリアを重ね方をしているバンドは、BUMP OF CHICKENくらいなのではないだろうか。

とはいえ、米津玄師でいう「Lemon」みたいな、RADでいう「前前前世」みたいな、この歌が圧倒的にバズったことでファンの層を大きく広げた、みたいな歌が特にないのだ。

「バズ」という概念とはもっとも遠いところから、じわじわとその良さを広げてきた。

BUMP OF CHICKENってそういう凄さがあるし、だからこそ末永い支持のされ方をしているんだろうなーと思うのだ。

SEKAI NO OWARI

普通、ロッキンの大トリを務めたバンドって、レーベルに一組とか二組くらいだったりする。

なのに、トイズはバンド総数に対して、その数あまりに多いのである。

セカオワもまた、ロッキンで大トリを務めたことがあるバンドの一組である。

トイズのバンドって、リリースペースが遅めなバンドが多いけれど、そういう土壌が結果的に大トリを任せられるレベルのバンドを増やしているのかなーと勝手に思っている。

セカオワも、わりとじっくりアルバム制作をするバンドだし、時間のかけ方に見合う作品をリリースしているし。

バンドの解釈を更新させたような、独創的なサウンドはセカオワならではのアプローチである。

(と思ったんだけど、3月にレーベルをユニバーサルミュージック傘下に移籍したようです!)

BRAHMAN

BRAHMANもまた、ロッキンで大トリを務めたことのあるバンドである。

まあ、BRAHMANは少し色合いは違うけれど、メジャーレーベルのバンドとは思えないほど、リリースペースが遅いという意味では上記のバンドと通底している。

BRAHMANといえども、他のレーベルだったら、リリースペースが変わっていた気がするのだ。

でも、リリースペースが遅いって本当は良いことだと思うのだ。

だって、新曲が増えたらライブではそればっかりをやるわけだ。

聴きたいあの曲が聞けなくなるというのは、そのバンドのライブに足を運ばなくなる理由になる。

そこそこなできの新曲を増やすよりも、たまにでいいから完成度の高い新曲を作っていくという方が、ライブのセトリという観点からみたときにも絶対に良いわけだ。

BRAHMANがライブバンドとして屈指だったのは、納得した曲しかリリースしてこなかったも関係があると思うし、そういうリリースペースでいることができたレーベルへの在籍も大きく関係しているように感じるのである。

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UNISON SQUARE GARDEN

昔は尖っていたのに、気がついた甘さも際立つバンドになっている。

トイズのバンドって、そういう傾向があるように思う。

というよりも、歳を重ねていくと逆に若くなっていき、シャープに洗練されていくと言ってもいいのかもしれない。

UNISON SQUARE GARDENでもまた、そういうバンドである。

初期の楽曲はロックテイストが強い、独特の「尖り」を魅せている。

今はその「尖り」はナリを潜めて、シャープに洗練された演奏をしながら、MVで笑いをとっていたりするわけで。

ただ、ユニゾンはトイズ所属のバンドにしては珍しく、コンスタントに作品をリリースする。

FIVE NEW OLD

どこか懐かしい音を響かせるFIVE NEW OLD。

ルーツが見え隠れするバンドで、刺さる人にはトコトン刺さりそうな音を鳴らす。

ど真ん中を目指さず、自分のやりたいことを貫いている感じにぐっとくる。

人気という点では、まだこれからというバンドだけど、間違いなく実力派。

どこかのタイミングで大きくハネるような気がする。

※なお、2020年にワーナーミュージック・ジャパン内CENTROへのレーベル&マネジメント移籍したとのこと。

ハンブレッダーズ

衝撃的なメジャー・デビューを聞いたのは、確か昨年のこれくらいの時期だった気がする。

今年はコロナの影響で、なかなかアグレッシブな活動ができないでいるけれど、その中でもハンブレはきちんと存在感を示している。

シンプルなロックサウンド。

もしかしたら「古い」と言われるかも知れないテイストで、自分たちの価値観をかき鳴らしている。

そういう泥臭い姿勢がハンブレの良いところである。

あと、こういう泥臭いテイストでありながら、きっちり「歌」で魅せる姿勢もわりと好きなのである。

なんというかパフォーマンスありきに鳴らずに、きちんと歌の良さで勝負するバンドって気がするんだ。

そういうところも、個人的にハンブレが好きなところである。

マカロニえんぴつ

奥田民生に大きな影響を受けたバンドなので、メジャー・デビューするならソニーかなと勝手に思っていた。

すると、まさかのトイズでのメジャー・デビューである。

まさかこのラインナップにマカロニえんぴつが加わるとは、驚きである。

でも、大事なのは、このあと、バンドがどのように変化していくかだと思う。

作品のテイストとか、どういう部分を尖らせていくのかとか。

ここで紹介したバンドは、概ねみんな変化をしている。

きっとマカえんも変化していくのだと思う。

その変化がどういうものになっていくのか。

今は、それが楽しみで仕方がないのでる。

まとめ

ってか、これで一回、トイズフェスを行ったら、マジで死んでしまうかもしれない。

それくらいエグいメンツが並んでいるよなーと思う。

いやーマジでなにかの間違いで、一回開催してくれないかなーとずっと思っている。

そんなことに思いを巡らせる、2020年9月の平日の夜。

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