NEEの音楽を聴いていたら、クレヨンしんちゃんに行き着いた話

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いやね、最近クソ暑いじゃないですか。

 

こういう日が続くと、シラフでいることが「やってらんねねえ」のモードになるじゃないですか。

 

うっかり日向を歩くと、滝のような発汗に見舞われるし、意識は混濁と朦朧の狭間を右往左往する。

 

いやね、家にずっと入れるならいいですけど、外がどれだけクソ暑くても出かけないといけない日っていうのはあるわけで、せめて音楽で現実逃避させてくれや・・・な気分になるときもあるわけで。

 

で、自分の精神状態がそんなモードだったときに、ふとNEEの音楽を耳にしたんだけど、そのときに改めてNEEの音楽ってやべえなあ、と思う瞬間に出会ったのだった。もちろんさ、NEEの音楽は昔から知っているし、その魅力もある程度は認識しているつもりだった。アルバムだってどれも聴いているしね。

 

ただ、うっすら疲労モードのときにNEEの音楽を体内にぶち込むと、その音楽からいつもと違う景色をみることになる。

 

というのも、NEEの音楽って、想像以上に”まわる”のだ。ここで言う”まわる”とはお酒がまわるとかに使う、あのときの”まわる”のアレ。

 

どういうことか?

 

ほら、カクテル系のお酒を飲酒した経験がある人ならきっとわかると思うんだけどさ、アルコールを体内に摂取すると、最初は「ん?なんだこれ、別に大したことないぞ・・・」ってな気分になって、こんなもんジュースの延長線上やん、と思ってグビグビ飲んじゃうことってあると思うのだ。特にクソ喉が渇いていたりすると、調子になって一気飲みに近いスピード感でお酒を体にぶちこんでしまう。で、これ、おとなしく容量用法を正しく守ってお酒を飲んでいれば、ゆっくりと気持ちよく酔っていくだけで、心地よい気分に誘われることになっていたと思うんだけど、調子にのると、その分だけしっぺ返しをくらうことになる。

 

そう。

 

自分の中で”正しいお酒の飲み方”のバランスを逸した摂取をしてしまうと、どこかのタイミングで、一気にアルコールが体内で暴走をはじめ、えげげげとぐげげげのコラボレーションで、脳みそが絶妙なシェイク状態に陥ってしまうのだ。

 

そのときになって、あ、このお酒って飲みやすいけど、実はアルコールまわりやくてヤバイ類のやつだったんだ、って気づくことになるのだ。その頃には時既に遅し。脳内がバグりはじめたその人は、やがて訪れるはずの一本道のゲボ道へと突き進むことになるのである。

 

何が言いたいって、NEEの音楽も、そういう側面、あるよな、っていう話。

 

ん?

 

 

 

 

 

何言っているんだ?

 

 

 

 

全然よくわからないって?

 

 

 

確かにそう思った人もいるかもしれない。俺もわりとそう思っているから。なので、もう少し説明させてほしい。

というのも、NEEの音楽って、不思議な聴き心地の音楽だと思うし、とにかくサウンドが個性的だと思う。

 

 

どれくらい個性的かというと・・・

 

 

仮に新曲がリリースされたとして、その歌を誰が歌ったかを知らない状態だったとして、おそらくNEEが「いつものテンション」で作った歌であれば、きっとイントロの段階で「この歌はNEEの歌だ!!!!!!」ってことがわかってしまうくらいには、NEEのサウンドって個性的だと思うのだ。

 

シンセの響かせた方とか、バンドサウンドとバンドサウンド以外の混ぜ方とか、それぞれの楽器の質感とか、どの要素を切り取っても、NEEの音楽にしかない温度が宿りまくっているように思う。

 

で。

 

それが、NEEの音楽の持つ中毒性の直結している。

 

この中毒性っていうのが、ミソで。

 

普通、中毒性のある音楽=ワクワクが半端ないみたいな話に収斂していくように思う。

 

たしかにNEEの音楽にもワクワクが咲いているし、ライブでものれる楽曲が多いように思うわけだが、そこ一本だけ終始する音楽ではないことに気づく。

 

というよりも、カジュアルかつ適切な接触の仕方をしていたら「キャッチーだ」くらいの感想だけで終わるのかもしれないが、ちょっと中毒性があるからってグビグビその音楽を接収していると、急にアルコール的ダウナーよろしく、聴いている音楽の表情が突然に変わるのである。

 

なんというか・・・。

 

 

 

例えば、NEEの音楽が生み出すどこかコミカル感な空気がある。そのコミカル感って遊園地にも通ずるものがあって、ぱっと聴きにはUSJ的なニオイを感じるような気もする。

 

 

 

 

マリオとかハリーポッターのエリアみたいにここは楽しいテーマパークだぞ、ここは子どもも大人もワクワクできる楽しいだけのエンターテイメントなんだぞ・・・一見すると、そんな空気を感じさせる要素もあるんだけど、ずっとその音楽という名の場所に居座っていると、そこで見える映像がだんだん変わってくるというか。メルヘンチックな遊園地に見えたはずのその景色は、どんどん辛辣さを帯び始め、不気味で切実な色合いが強く見えてくるというか。あえて言えば、USJだと思っていたその場所が、いつしかクレヨンしんちゃんの映画「ヘンダーランドの大冒険」に出てくる、あの不気味なアトラクション施設に変わるというか。

 

え?

 

 

 

何が言いたいかわかんないって。

 

 

んー。

 

言いたいことはシンプルに、NEEって中毒性があるけど、安易に摂取しまくると、思わぬ化学反応を引き起こす、油断ならない音楽だよなーという、そういう話でここはひとつ手を打ちたいと思う。

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