ライブは一期一会感が半端ないし、後悔しないために一本一本全力投球が大事だよねという話

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ライブは一期一会みがあると思っている。

とはいえ、1年間に行うライブの本数は、バンド・アーティストによって大きく異なる。

たくさんライブを行うバンド・アーティストもいれば、ライブの本数は絞ってプレミア感を出すバンドもいる。

たくさんライブを行うバンド。アーティストをほど「ライブに行くチャンスは多くなる」し、色んな地方に行ってくれるバンドほど、よりたくさんの人が「ライブにいける可能性」自体は上がるのかなーとは思う。

でも、ライブの濃度はきっと前者でも後者でも一切変わらない。

なぜなら、ここの違いはあくまでもスタンスの違い、という話だからだ。

制作のスケジュールの組み方だって違うし、バンド・アーティストによって違いが出るのは当然だ。

その上で、改めて思うのが、仮に同じバンド・アーティストのライブに複数回行くとしても、仮にその「複数回」がいくが同じツアー内の話だとしても、もっと言えば仮にセットリストがまったく同じだったとしても、そのライブって、その日しかないものだよなーと思うわけだ。

そして、そのときの、そのライブの、その感じに出会えるのは、その日しかないと考えた時、そのライブは一期一会みがあるよなーと思うわけだ。

これはMCで話す内容がその日限りのものだからだ、みたいな話だけではない。

例えば、演者のコンディションだって日によって違うだろうし、同じお客さんが全く同じライブに集うということも基本的にはないのかなーと思う。

仮に同じお客さんしか参加していない場だとしても、自分も含めてそのお客さんたちが同じリアクションをする、ということはまずないだろう。

最初に聴いたときは「新曲」だったそれは、次に聞くと「前聴いた曲」に変わるだろうし、初めて観たときはノリ方がわからず、じっと聴いていてその歌も、次にライブで観るときはバチバチにリズムにのって楽しむ・・・ということだって、あるわけで。

同じセトリであったとしても、その日のその感じしか出ないというのは、曲の仕上がりという観点でもいえることだし、その曲を受け止めるお客さん側の反応においても言えることだと思う。

だから、MCの内容が違うとかそういう話を超えて、その日しかできないライブというのは生まれる。

そんなことを、思うのだ。

ただ、ここで言いたいのは、ライブというのは水ものなのだから、参加できるものは全部した方がいいですよ、みたいな話ではない。

むしろ、どのライブも毎回違うというのは前提の上で、リスナー視点で考えたら、ライブは行きたいものにこそ行くべきだと思うし、参加している本数が多いから偉いなんてこともないとは思っている。

ただ、毎回違うものであるという前提は確かにあるため、そもそも参加したライブの良さを比較することはできないということはある。

だからこそ、参加することになった一本を全力で楽しむ、というスタンスはとても大切だと思うわけだ。

話は変わるけれど、バンド・アーティストは生き物であり、バンド・アーティストとしての理想も丁寧に描きながらも、一人の人間としてそれぞれの生活を行っている。

なので、思わぬタイミングでバンド・アーティストが活動を止めてしまうということもある。

これは、どのバンド・アーティストでも、絶対にいつかは起こることである。

解散だったり脱退だったりとニュースをみると悲しいし、そのアーティスト・バンドに思い入れがある場合、その悲しみはより大きいものになる。

ただ、それぞれのバンド・アーティストには考えや想いがあるし、きっとそういう大きな決断を行う場合は、本当にたくさん考えた末に出した答えだと思うのだ。

だから、リスナー視点に立つと、そういうニュースがあった場合、時間をかけて受け入れるしかないだろうなあーと思うわけだ。

さらに言えば、バンド・アーティストとしては順風満帆でも死別などで急に変化を受け入れたないといけないケースもある。

「活動のフェーズが変わる」は、本当に突然に起こるわけだ。

そういう視点で考えたときも、「終わり」がきたときに、少しでも後悔を残さないようにするため、自分が遊びにいったライブを全力で楽しむことって、とても大事だと思うわけだ。

ライブは一期一会であり、ひとつひとつがかけがえのないものである。

しかも、そのライブのかけがえのなさは、いつまでも享受できるものではない。

だからこそ、後悔しないために一本一本全力投球が大事だよねという話。

年の瀬。

改めて、そうやって、ひとつひとつの大切さを噛み締める、そんな1日。

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