前説

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前回、ミルクボーイの文法で、ユニゾンをネタにして記事を書いてみた。

わりとウケたので、味をしめて、次はフジファブリックで記事を書いてみたい。

というわけで、どうぞ。

本編

「オカンがな、好きなロック・バンドの名前を忘れたらしくてな」
「そうなん?じゃあ俺も一緒に考えたるから、どんな特徴やったか教えてーや」
「えっとな、名曲がめっちゃ多くて、バンド名がカタカナで、でもたまにアルファベット表記もすることがある、昨年15周年を迎えて大阪城ホールでライブを行ったバンドやねん」
「それ、フジファブリックやん。そんなんすぐわかったわ。フジファブリック、これで決まりやん」
「いや、俺もそう思ってん。でもなあ、オカンが言うには、そのバンドのベース、あまりにも眼光が鋭くてライブのときの威圧感が半端ないらしいねん」
「ほな、フジと違うかあ。フジファブリックのベースは素敵な帽子をかぶったチャーミングなキャラクターやもんな。確かに演奏に迫力があるけど、ライブで加藤の姿を見たことがある人が、そんな連想はあまんりせえへんもんなあ。じゃあフジと違うかあ。他にどんな特徴あったのか教えてえやあ」
「えっとな、そのバンド、MCは死ぬほどゆるいらしいわあ」
「フジファブリックやないかあ。あのバンド、ライブの演奏はめっちゃくちゃカッコいいのに、ひとたびMCになると、急に空気が緩くなるからなあ。むしろ、MCが緩いことがウリになりつつあるからな。ライブ中に自分の曲名を間違えて、その間違った曲名で一曲作った過去もあるからなあ。そんなんフジファブリックで決まりやんか」

「でもなあ、そのバンドのキーボード、生涯完全にキーボードに一筋らしいねん」
「ほな、フジファブリックとちゃうやんか!あのバンドのキーボードは確かにキーボードのテクニックも凄いけど、副業で料理本の出版もしてるからなあ。しかも、アジカンのメンバーとの共著で。音楽の分野バンドマン同士がコラボすることはよくあるけど、まさかの料理ほんやからなあ。そんなん、フジファブリックとちゃうやないか。他にどんな特徴言ってた?」
「そのバンド名を聴くと、不思議と夕方の5時のサイレンを思い出すらしい」
「ほな、フジファブリックやんか!「若者のすべて」は不朽の名作で、今でもCMで使われたりしているからな。その歌に出てくるフレーズはどれも印象的で、夕方の5時のチャイムもそのひとつやからなあ。そんなフジファブリックで決まりやないかあ」

「でもな、オカンが言うには、そのバンドのボーカル、特徴をひとつに絞ってあげるとしたら、顔面のソース顔具合らしいねん」
「ほな、フジファブリックとちゃうわっ!どういう顔をソース顔と呼ぶかは人によると思うけれど、山内の特徴をひとつに絞ってあげるとして、<ソース顔>を選択する人はまずおらんわあ。もっと特徴たくさんあるもん。ってか、そもそもソース顔とちゃうからな、そんなんフジファブリックとちゃうわ」
「ただ、そのボーカル、けっこう昔はメタルとか弾いてて、今とはイメージが違うキャラクターやったらしい」
「ほな、フジファブリックやないか!今はゆるいキャラクターやけど、昔はけっこう尖ってたらしいからな、他になんか言ってなかったんか?」
「あー、そういえば、そのバンドのマスコットキャラクター、めっちゃかっこいいって言ってたわ」
「そんなん、絶対フジファブリックちゃうやん!フジファブリックにまっっったく固定されたマスコットキャラクターのイメージないからな、グッズのデザインも独特のこと多いからな、ほな、フジファブリックとちゃうわ」

まとめ

結論。

フジファブリックのグッズは独特である。

そして、それを生み出したフジファブリックはもっと偉大なんだなーということ。

改めて、そのことを実感したのでした。

「わからへんねん」
「わからへんことない、フジファブリックで決まり、オカンが好きなバンドはフジ、これで決まり!」
「でも、オカンが言うにはフジファブリックではないっていうねん」
「ほな、絶対にフジちゃうやんか!俺が一生懸命山総のモノマネしてたとき、おまえはどんな思いやってん」
「それはすまん。でな、オトンが言うには、それ、オフィシャルヒゲダンディズムやないかって言うねん」
「いや、絶対ちゃうやろ」

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