LOCAL CONNECT、美しくて、温かい件

人によって好きな音楽って分かれると思う。激しい音楽が好きな人。ノリノリな音楽が好きな人。複雑なビートメイクの音楽が好きな人。ゆっとりとした音楽が好きな人。色々いると思う。

じゃあ、あなたはこういう音楽は好き?

  • 美しいメロディーを放つボーカル
  • 洗練されたメロディー展開
  • 温かみのある楽曲

はいはいはい!

それ、自分の好みですっ!

もし、あなたがそういう解答をしたのだとしたら、絶必でおすすめしたいのが、LOCAL CONNECT。

なぜなら、この領域における安定感、LOCAL CONNECTは半端ないから。

いやね、マジで、これがガチで。

富士急ハイランドのジェットコースターの怖さと同じくらいのガチさ。

と、これだけ書いても、もしLOCAL CONNECTの楽曲はあまり知らないという人がいたとしたら、ぴんと来ないと思うので、この記事ではそんなLOCAL CONNECTの魅力を、自分なりに言葉にしてみたいと思う。

それでは、どうぞ。

ツインボーカルだからこその美しいボーカル

LOCAL CONNECTはツインボーカルでメロディーを紡ぐことが多い。

代表曲の「幸せのありか」を聴くだけでも、その魅力が迸る。

もうね、冒頭のメロディー一発で、心の右手を掴んで、音楽世界の招く感じ。

歌で心が洗われる、とはこういうことを言うのか。

そういう気持ちになる。

ミディアム調の楽曲で、メロディーそのものでしっかり心を掴まれるというのもあるし、パワフルなんだけど、耳に馴染むようなテンションなのが絶妙で。

だから、激しいと優しいを同時に感じさせてくれる不思議な心地に誘うのだ。

LOCAL CONNECTのボーカルだからこその心地である。

最近の楽曲で、アップテンポのテイストの楽曲でも、その根本は変わらない。

「ONE」はアグレッシブな音色と、軽快なビートメイクが印象的なナンバーだ。

なので、ノリノリに聞けるんだけど、やっぱり良いのがボーカルであり、声であり、メロディーに息吹を与えるこの感触だ。

やっぱり、LOCAL CONNECTは歌がまず良い。

だからこそ、誘われるし、引き込まれる。

そう感じさせてくれる音楽体験がそこにある。

洗練されたメロディー展開

先ほどの話とも通ずるがやっぱり、LOCAL CONNECTはメロディーが良い。

歌心をくすぐるというか。

今のバンドシーンって良くも悪くもと飛び道具で勝負するバンドが多いし、込み入った展開のトリッキーな歌が増えている。

LOCAL CONNECTも楽曲ごとの多様なアプローチがあるわけだけど、そういうのを全部引き算して残った先にある歌そのものが良い。

差し出された料理、めっちゃ美味しいけど、そもそもその料理に使われている野菜だけ口にいれたら、そもそも素材がめっちゃ美味しいやん、みたいな感覚。

だからこそ、「コスモループ」みたいなミディアム調で、美しいハーモニーを響かせる楽曲の”真骨頂”感が半端ない。

「Gold」のように、じっくりとAメロ→Bメロ→サビ、でしっかり展開を作る歌の映え方も半端ない。

ベースにあるメロディーの洗練具合が素晴らしいことを実感する。

歌を大切にする、温かみのあるバンドサウンド

歌がぐっと胸に響くのは、バンドサウンド全体が歌を大切にしているから、という印象がある。

こういう歌を大切にするバンドって、歌を大切にする他なかったバンドもいる中(要は魅せたい演奏ができないので、歌で勝負しているみたいなイメージ)で、LOCAL CONNECTって技巧的な展開もさらりとできる熟達感がある中で、歌を大切にしている感があるのが凄い。

「優シイ人」を聴いても、サウンドの中で細かな変化をしていることを感じるし、音色も選び抜いている印象がある。

でも、ちゃんとその中で歌がど真ん中にいるのだ。

例えば、サッカーって11人でやるスポーツだが、全員がボールとゴールを目掛けて走るとめちゃくちゃになる。

勝てる試合も勝てなくなる。

周りをみまわして、然るべきポジションを取りながら、組織的に動くのが強い。

LOCAL CONNECTの歌も、そういう感がある。

全員シュートを決められる力があるんだけど、FWはFWの仕事、MFはMFの仕事を、DFはDFの仕事をしている感じ。

そして、楽曲の中でそれぞれの職人が然るべき輝きを放ち、歌というゲームを最高のものにしていく。

そういう凄さがある。

日常に優しいまなざしを向ける言葉選び

あと、何よりLOCAL CONNECTの歌がいいなーと感じるのは、その眼差し。

日常だったり、素朴な関係性だったりを題材にしていることが多く、そういうものに優しいまなざしを向けて、言葉にしている印象が多い。

「サザンカ」でも、「幸せのありか」でも、その根本は変わっていない。

だからこそ、歌を聴いていると優しい気持ちになれるし、固まっていた何かをほぐされるようなぬくもりがある。

子どもが親に愛情を込めて行う肩揉みにも似た何か。

また、ライブパフォーマンスも含めて、LOCAL CONNECTって、絶対的な”置いていかない”感がパフォーマンスの中にも、歌詞の中にも、楽曲そのものの中にも内在している感があって、だかからこそ、一度その世界に誘われると、虜になってしまうんだよなー、といくつもの楽曲を聴いている中で、改めて感じる自分がいる。

まとめに替えて

ふと、LOCAL CONNECTのことを話したくなって、衝動的に記事を書いた今。

改めて言葉にしてみたい。

LOCAL CONNECTの音楽、とってもいいぞ、と。

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