先日から、ぱらすと!というVtuberの沼にうっかり足を踏み入れている自分。まずは新曲からぱらすと!の音楽世界に足を踏み入れたんだけど、もう少し楽曲のことを掘り下げていくと、どうやらぱらすと!には3つのユニットがあって、ユニットごとに複数楽曲をリリースしているらしい。

全12曲。

しかも、楽曲提供者をみてみると、The BONEZやPay money To my PainのT$UYO$HIやa crowd of rebellionの丸山漠、コロナナモレモモのメンバーとしても活動したKSUKEなど、錚々たるメンバーが名を連ねることを知る。

す、すごっ…!

ということもあって、より興味を持って、各楽曲を聴いてみると、どの楽曲も一言で表現すると、重厚。

エモーショナルで、ラウド的で、パワフルな疾走感があって、えげつないくらいに刺さるのだ。

百聞は一見にしかず。

この記事では、楽曲の紹介をユニット別に行い、それぞれの楽曲の簡単な感想を書いてみたい。

Signiteというユニットの楽曲

「So Bright」

絶対的な高揚感と、良い塩梅のピコピコみで、進行する疾走感。マジで容赦のないゴリゴリハードで、Fear, and Loathing in Las Vegasみたいなバンドが好きな人なら絶対に突き刺さる感じ。無敵感を覚える。

「Dance Crazy Night」

ダンスロックの最新系。しっかり重たいサウンドメイクと、クールでスマートなボーカルの融合がたまらない。そして、サビのメロディーはきちんとキャッチーという作りが、もう完璧。死角なしで表現されるファイティングポーズ。

「 Live Loud, Die Free」

のっけからヘヴィで重め。ボーカルにエフェクトをかけてクリーンに魅せる展開もブリブリに出てきたと思ったら、突然流暢なラップ。この変化が良い。2人のボーカルのマッチ具合も絶妙で、この楽曲に触れる頃にはすっかりこのユニットの魅力に引き込まれている自分に気づく。

「Piiixel」

丸山漠がアレンジを手掛けたということで、ピコピコのシンセとラウド色の強いバンドアレンジの融合が見事。そして、サビでさらに疾走感に対するアクセルを踏み直して、妥協なくかっこいいを突き進む感じが良い。マーベラス。

Sunglowsというユニット楽曲

Sunrise

ソリッドで明快なギターサウンドで楽曲が幕開ける。王道アニメのオープニング曲のような清々しさがあって、AメロとBメロとサビのコントラストが気持ち良い。たぶんライブで聴いたら拳を突き上げるようなやつ。

「Incompletion」

歌そのものをしっかり聴かせるようなミディアムな入り。そこから怒涛の、疾走感のある高速ツービート。爆発的に歌が突き進む。パンキッシュな色合いが強く、激しいバンド音楽が好きな人類に突き刺さる温度感。

「Limbo」

T$UYO$HIがアレンジを手掛けた、重たくて痛快で、でも意外と綺麗な仕上がりのやつ。ボーカルもクールで、どっしりしていて、でもちゃんと激しくて、良い塩梅で展開していく。緩急のつけたサウンドメイクも聴きどころな印象。

「RiSKY GAME」

冒頭のイントロが鳴った瞬間、「あ、好きなやつだ」となるようなギターアプローチ。熟達したバンドのような達者なアンサンブルの中、凛とした2人のボーカルがメロディーの上を泳ぐ。メロに対する言葉の乗せ方もGOODで痛快。

melctoseというユニットの楽曲

「Taste it」

エレクトロで、なんだか近未来的。ダンスチューンなんだけど、そのアプローチと魅せ方が、他のユニットにはない個性があって、この聴き感触もツボ。サビに向けて、テンションをマックスにしていくドロップの構成にも惹かれる。

「Purrfection!」

クラブで聴きたくなるような音色のグッドミュージック。しっとりとしたエレクトロサウンドと、味わい深いポップなメロディの折り重なりが良い。全体的にクールではあるんだけど、リズムの跳ね方も刺激的。

「チョコレートプラスター!」

全12曲中、もっとも甘さを感じる一曲。しかし、単に甘いんじゃなくて、切れ味鋭いビートメイクと柔らかいボーカルでノリノリにもさせてしまうという両刀曲。独自の世界観が花開いている感じが、個人的なツボ。

「Decoration!」

Bメロのタイミングで挿入のセリフのパートが良い味を出している。間奏の加工したボーカルの差し込み方も良くて、市瀬るぽのソングライティングのセンスに脱帽する構成。曲全体の雰囲気もMVの作りも、とても”可愛い”と感じる一曲。

まとめに替えて

ということで、ざざっと12曲の感想を書いてみた。

ユニットの詳細は他のファンサイトのレビューに譲るとして、ユニットごとに楽曲のカラーやトーンが違っているのが面白くて、しかもバンド好きに刺さるようなアレンジの楽曲が多い、というところが、ぱらすと!の魅力だなーと改めて感じた次第。

噂ではZeppのワンマンライブを目標に活用しているという話なので、当面、ぱらすと!の活動をウォッチしたいと感じるほどには、彼女たちの音楽世界に惹かれている自分がいるのだった。

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