フェスに行くと見かける嫌な人たち
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多数の人が集まるフェスに行くと「むむむ〜」と思う人が増える。
痴漢みたいな犯罪行為とか、ポイ捨てとか場所撮りみたいな人間としてのどうなの?という行為や、フェス側が設定している明確なルール違反は問題外としても、このタイプはちょっと嫌だな〜できればやめてほしいな〜というパターンの人もある程度は、いるのかなーと思う。
個人的には音楽は自由な場所だし、グダグタ言うこと自体は好きではないし、そもそもそこまでそんなに「他人のこと」が興味がなかったりするし、モノによってはどっちでもいいんじゃないの?と思うことも多いけれど、あえてこの記事ではそんなマナー違反とまでは言わないけれど、なんとなく嫌だなーと思う人たちを並べて、個々人が抱える負の気持ちを成仏させていこうと思う。
なお、今回はライブハウスにいる香ばしい人たちではなく、フェスでたまに見かける香ばしい人たちを並べてみた。
積極的に本気で歌う音痴勢
歌うべき場所で歌うのは良いけれど、そこはじっくり聴くところでしょ、という部分でも積極的に歌っていく勢がフェスでは(ワンマンでもか)たまに現れる。
歌うべき歌わないべきはアーティストのライブのスタンスにもよるので、必ずしも歌うことそのものを攻めるものでもないとは思うけれど、一般的なレベルで言えば、歌うときではないときに全力で歌われるのは「音楽の楽しみ方は自由」だと割り切ったとしても、不快指数は高いと思う。
なんせ、となりで大声で歌われたら、ボーカルの声が聞こえなくなるしね。
で、このような「どんな歌でも容赦なく本気で歌いにいく勢」に限って、なぜか歌詞があやふやで且つ、異常に音痴だったりする。
そのため、余計に不快指数が上がっていくという罠。きびしい。
圧倒的に彼女を守る守護神
ワチャワチャ暴れる系のバンドのライブであるのに、なぜか最前にやってきて、最後まで執拗に彼女を守るゲートキーパのような人間がたまに現れる。
彼女が快適にそのライブを観るためだけに身を粉にするその姿勢は、ある意味称賛に値するけども、やはり邪魔だよなーという思う人も多いのではないかと思う。
まあ、これだけ多種多様で、場合によってはネガティブな感想が当たり前のように出回ってしまうSNS社会に毒されていると、どうしても彼女のことが心配に思ってしまう気持ちもわからなくない。
のだが、であれば、やはり「そこに来るなよ」みたいなパターンはなきにしもあらず。
色々と難しい。
絶対的最前陣取りマン
まあ、いわゆる地蔵というタイプになるんだけどね。
どうしてもスタジアムバンドがフェスに出演すると地蔵は湧いて出てきちゃう。
ゴキブリが完全に地球から抹殺できないのと同じで、スタジアムクラスのミュージシャンのファンから「痛い人」を調教することはできないのである。
で。
絶対に最前を陣取ろうとする人に限って、他のアーティストのライブに対して非常識な行動を取ってしまうクレイジーマンが多い。
逆に、別バンドのファンであったとしても、少し後ろから「余裕があれば前を狙う」くらいのスタンスの人で前のバンドのライブを観ている人は、他のアーティストのライブもしっかり観て、自分のペースで楽しむフラットな人が多い気がする。
音楽を楽しむときに大事なのは心の余裕だよなーとか勝手に思っている。
まあ、最前にいるのにライブ中にスマホをいじる、みたいなクレイジー指数が圧倒的に高い暴挙に出ない限りは「地蔵」というスタンスもしょうがないよなーと思うけれど(気持ちはわかるし)、時たま最前にいながらにして「ふぁっ!!!!!!!!???????」と思う言動を行ってしまう人がいるので、油断ならない。
人が増えると、一定数の香ばしい人は出てしまうので、難しいよなあと思う。
なぜか上半身ハダカ
夏の野外ロックフェスにいると、たまに上半身裸の人がいる。
そして、そういう人に限って、人の密集ポイントまでグングン攻めてライブを観てたりする。
別に良い。それ自体は悪いことではない。
けど、どうしても上裸だとあまりにも直接汗とかが付いちゃうので、個人的に「うわあ・・・」ってなってしまうのだ。
わかっている。「うわあ・・・」と思う俺の心の余裕のなさがいけないということは。
でも、「うわあ・・・」って思ってしまう。
あと、素肌がぺっとりだと、密着するときの熱さが倍増しちゃうので、そこも自分の「うわあ・・・」度合いにプラスされてしまう。
熱いのはわかるし、脱ぎたくなる気持ちもわかるけれど、タンクトップくらいきてほしいなーと思ったりする。
別にマナー違反でも何でもないんだけど、個人的に「うわあ〜」って思うという、ただそれだけの話。
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まとめ
というわけで、テキトーに色んな人を紹介してみました。
ただ、個人的には音楽を楽しむうえでは「極力」「自由」であるべきだと思うのだ。
ルール的にどうなの?とか、運営のスタンスがどうだとか色んな意見があるけど、今の日本においてフェスを運営するうえでは、仮にタテマエだとしても、モッシュもダイブも撮影禁止もルールから撤廃することがほぼ一生不可能だと僕は思っている。(日本の音楽シーンにおいて何かを変えることの難しさはサブスクリプションの普及ひとつとっても明らかだし、簡単には変わることができない体質が絶対的に悪いという話では必ずしもない)
ただ、ルールを書き換えることは絶望的に困難な日本の音楽シーンだからこそ、「文化」というものを大切にするならば、「明らかに人の楽しみを阻害している」場合を覗いては、もう少しフラットであればいいのになーとは思ったりする。
当然、自分のライブでは絶対にモッシュは嫌だ!というアーティストのライブを見る場合は、そのアーティストをリスペクトしてモッシュするべきではないと思うし、撮影したやつはしばく!というスタンスのアーティストを観る場合は、絶対的に撮影するべきではないと思う。
でも、ルール禁止のモッシュをしていた人が「ルール禁止の撮影をしているなんて許せん!」みたいな論理破綻の「自分にとって都合の良いもの以外は全てゴミ」みたいな言葉ばかりを目にすると、うむ〜と思うのだ。
じゃあルールは厳格にしようぜ!それが正義っしょ!という話かといえば、う〜〜〜〜んどうなんだろ〜〜〜と思ったりもするのである。
まあ、一人の音楽ファンとしては、客全体が自分とまったく同じ価値観を共有していて、同じ温度感で同じテンションで同じ楽しみ方をするときのライブの方がアガるし、楽しいし、ライブの幸福指数は上がるのは間違いない。(逆に言えば、全然自分が上がっていないのに、目の前でサークルを乱発されたりすると、萎えることもある)
ただ、絶対的にあるのは、今後、日本のフェスシーン的にモッシュ・ダイブは完全OK、撮影も完全解禁!というルールを設定するのは、ほぼ間違いなく不可能という事実である。
まあ、別にそれがあろうがなかろうが、どっちでもいいっちゃいいんだけど(モッシュもダイブも撮影も能動的にする「側」ではないので、排斥されたって個人的には困りはしない)、でも「撮影」をしている人は目の前のライブを全力で楽しんでいないって言説は僕にとってバイアスのかかった偏見としか思えないし、それはモッシュやダイブ、どんな楽しみ方にだって言える話だと思うのだ。
誰かを不快にさせないのは前提だし、演者をリスペクトすることも前提だし、主催者側もリスペクトした上で、ルールとはもう少し違ったレベルで、相手の楽しみ方に対してフラットな眼差しを向けたらいいのになーというのが、あくまでも個人ベースで思うこと。
※当然ながら述べた通り、主催者として撮影全面禁止を誇示していならやるべきじゃないし、これはモッシュダイブでも同じこと。
まあ、人の数が増えたら、自分の想像の斜め上をいく「頭のおかしいやつ」が出てくることは実感しているので、そういう場で「空気を読んで自由にやろうぜ!」は地獄でしかないよなーって思ったりもするんだけどね。
結局はどんな人も「自分にとっての正義以外はゴミ」って話なんだろうけど、そこに着地させるのはつまらんよなーなんて思ったりする、そんな謎のオチに至ってしまうそんな記事。
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