前説

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令和になって、ジャニーズの様相も変わりつつあると思う。

特にSixTONESは今後、ジャニーズにおいても圧倒的な存在感を放っている。

そして、自分もいつの間にか注目するようになった。

なぜなら、デビューシングルがすごく良かったから。

この曲である。

「Imitation Rain」というタイトルのこの歌。

この歌について、書いてみたい。

本編

「Imitation Rain」について

聴いて最初に感じたのが、随分壮大な歌だなーというもの。

イントロのピアノの旋律がタイトルにある“Rain”=雨を感じさせる。

つまり、音だけで映像が見えてくるってことなんだけど、このように感じさせるところに、この歌の壮大さが多分に含まれている。

イントロだけで「あ、ここからとんでもないものが始まるな〜」と印象付けられるんだけど、そこから、メタリックなギターのリフと、ずっしりとしたバスドラムの音が聞こえてくることで、その思いは確信に変わるのである。

スタジアム級のロックバンドの勝負曲のような存在感、とでも言えばいいだろうか。

それくらいに、この歌の荘厳めいたものが浮き彫りになってくるのである。

どう聴いても、この歌にはラスボス感を感じてしまう。

少なくとも、「若いアイドルが今からハッピーな歌を歌いますよ!」みたいな軽薄なノリはない。

若さとノリで色々ごまかしながら駆け抜けますよ〜みたいなものは一切ないのだ。

歌そのもので勝負しにきているというか、それだけで大衆を魅了させてしまう力強さを感じさせるというか。

で、ここが重要なんだけど、そういう厳かなアレンジに対して、メンバーの声が一切負けていないのだ。

だからこそ、この歌が確固たる存在感を持つものになっている。

当たり前だけど、アレンジの迫力があればあるほど、ボーカルはその音に飲まれてしまう恐れがある。

ボーカルが飲み込まれているな〜と感じると、途端にその壮大なアレンジも安っぽく感じてしまう。

でも、SixTONESのこの歌は、そういうことがないのだ。

アレンジも強いんだけど、そういう強いアレンジに負けないボーカルが聞こえてくる。

だからこそ、歌が持つ壮大部分がより明確に輝いてくるのだ。

曲としての魅力が、最大限にぶち上がっているのである。

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V系ロックとダンス・ミュージックの融合

ところで、この歌作ったやつ誰なんだよ。

そう思い、あとから作詞作曲を担当した人を確認してみると、そこにはX JAPANのYOSHIKIの名前があった。

なるほど、と思った。

妙に壮大な雰囲気を感じたのも、妙に音から“Rain”が伝わってきたのも、YOSHIKIが曲を提供したからこそ、なんだなと思ったのだ。

言われてみれば、この歌、X JAPANの文脈にあるようなロックを感じさせる。

なにより、ピアノとドラムが歌の印象を決定づけているところに、YOSHIKIのイズムを感じるのである。

YOSHIKIの作家性みたいなものが、明確にこの歌に反映されているわけだ。

とはいえ、単にYOSHIKIの歌になっているかといえば、そういうわけでもない。

ここがまたポイントなんだけど、そういう歌を巧みな形でジャニーズグループ的なダンス・チューンに落とし込んでいるのだ。

この混合具合というか、バランス感みたいなものが、すごく良いんだなーと思うのだ。

この歌が何度も何度も聴きたくなるのは、作り手の作家性を出しつつも、最終的には歌っている本人=SixTONESが輝くように、最適な形で音を構成しているところだと思う。

改めて、曲の感想

こうやって書き出すと、なんだかシンプルな話になってしまうんだけど、こういう曲をデビュー曲として歌わせるところが凄いんだよなーと思う。

なかなかできることではないと思う。

デビュー曲なら、もっとライブで派手に盛り上がる曲を、という判断になってもおかしくないと思うのだ。

でも、SixTONESは壮大バラードをデビュー曲にした。

そして、これは英断だったように思う。

自分のことで恐縮ではあるんだけど、一昔前のジャニーズの音楽はよく聴いていた。

けれど、メンバーが自分よりも年下になるにつれて、ぶっちゃけ、あまりジャニーズの音楽を聴かなくなっていた。

なんとなくグッと来る音楽が減っていたように思うし、ジャニーズグループのポップと自分の求めるポップが乖離していた部分もあったように思うのだ。

CDじゃないと聞けないという環境も、疎遠を加速させていたように思う。

でも。

SixTONESの「Imitation Rain」は、文句なしで良い歌だと思った。

ジャニーズ音楽を再び聴きたくなるきっかけを与えてくれた、と言っても過言ではないし、ジャニーズから疎遠になっている人にほど、この歌を布教したいとさえ思ってしまう。

歌そのものが圧倒的な魅力を持っているからこその話ではあるんだけど、その良さを決定的にしているのは、SixTONESが歌っているからに起因する。

SixTONESはジャニーズグループのみならず、日本の音楽シーンとしても、頭角を現す存在になるんだろうなーと、この歌を聴いて確信したし、「Imitation Rain」は末永く聴かれる強度を持った歌なんじゃないかなーと思うのである。

まとめ

もう一度言う。

SixTONESの「Imitation Rain」はすごい。

サブスクとかで簡単に聴ける歌ではないから、正直手間なのかもしれない。

でも、この歌はわざわざCDを購入してでも聴くべきだと思うし、少なくとも、それで後悔するような歌ではない。

そのことだけは、最後に記しておきたいと思う。

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