前説

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音楽の記事を読んでいると、<アイドルなのに凄い>みたいな褒め方をする記事をみることがある。

きっと書いている人は、そのアーティストが凄いということを伝えたいがためにそういう言葉を使ったのだと思う。

とはいえ。

もう日本の西暦も2021年。

アイドルという物差しだけで音楽の評価を語れる時代はとっくに終わったと思う。

もちろん、グループごとに魅力は違っていて、一縄筋に語ることはできないというのは正しいのだけれども。

ジャニーズWESTもまたそういうアーティストの一組であると思う。

特に、彼らにとって7枚目のオリジナル・アルバムとなる「rainboW」は、特にそういう魅力が炸裂しているように思う。

本編

「rainboW」という作品の魅力

「rainboW」のアルバムの冒頭は、「春じゃなくても」という歌から始まる。

ジャニーズWESTの力強い歌声が印象的な、メッセージソングである。

近年、海外を目配せしているアーティストが増えていることもあり、楽曲のスタイリッシュさを研ぎ澄ませるグループが散見される。

が、ジャニーズWESTは日本語であることを大事にした骨太なメッセージソングで心を掴むことが多いイメージがある。

スタイリッシュなグループが増えているからこそ、ジャニーズWESTのストレートさが際立っているように思うわけだ。

「春じゃなくても」は、そんなジャニーズWESTの魅力を存分に活かしたナンバーであるように思う。

バンドサウンド主体のアレンジで、ストリングスに挟み込み方も絶妙なのだ。

で、この歌のクレジットをみると、柳沢亮太、と記載がある。

そうなのだ。

この歌、SUPER BEAVERの柳沢亮太が作詞・作曲を手掛けているのだ。

だからこそ、言葉が際立つストレートなナンバーになっているとも言えるわけだが、なんといってもジャニーズWESTの化学反応が絶妙なのだ。

ジャニーズ、と言ってもいろんなグループがいるわけだけど、この歌をこういうかっこよさで歌いきることができるのは、ジャニーズWESTだけなのではないか、と思うわけだ。

ジャニーズWESTは、こういうストレートなメッセージソングを歌ったときの爆発力が凄い、というのは他の歌でも明白である。

サンボマスターの山口隆が楽曲を手掛けた「週刊うまくいく曜日」も、言葉の強さが際立った一曲である。

ロックバラードである「春じゃなくても」とテイストこそ違うものの、「週刊うまくいく曜日」もジャニーズWESTだからこそ元気が出る一曲となっている。

シングルとしてリリースされた「証拠」もまさにジャニーズWESTだからこそのナンバーといえるような応援歌ではないだろうか。

メトロックというロックフェスへの出演も決定したジャニーズWEST。

どういう楽曲を歌うのかはわからないけれど、ボーカルが生み出す熱量はその辺のバンドに負けないものであることは間違いない。

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RAINBOWという言葉に相応しい楽曲のカラフルさ

もしかすると、ジャニーズWESTは、どちらかという元気な楽曲を歌うというイメージが強いのかもしれない。

確かに先ほど紹介した楽曲からもわかるとおり、メッセージをハートフルに歌い上げて、エネルギッシュを炸裂させるのがジャニーズWESTの魅力ではある。

しかし、単に元気だけが取り柄のアーティスト、というわけでもない。

少なくとも、「rainboW」というアルバムは、タイトルの通り、ジャニーズWESTの様々なカラーを提示しているアルバムでもあるのだ。

例えば、「Paradise」は艶のある歌声が印象的な、美しいナンバーである。

軽やかなジャジーなアレンジの中、メンバーがファルセットも効果的に使いながら独自の世界を生み出す、聴かせるナンバーである。

元気というイメージだったり、メッセージソングを歌うというイメージが強いからこそ、こういう華麗なテクニックを披露するナンバーが効果的かつ印象的に響きわたる。

アルバムのラストを飾る「Rainbow Chaser」も、優しい歌声が響き渡るミディアムナンバーである。

RAINBOWの光が弾けだすような、メンバーの個性が溶け合う感動的なナンバーである。

この他にも「想イ、フワリ」のようにぐっと聴かせるナンバーを歌ったかと思えば、「グッ!!とあふたぬ〜ん」のようにダンサンブルでノリノリなナンバーを歌い上げる面白さがある。

ジャニーズWESTが描く虹とは何なのか。

ジャニーズWESTにはどんな魅力と個性があるのか。

「rainboW」rというアルバムには、その答えが明確に刻まれているように思うのだ。

まとめ

冒頭、ジャニーズWESTは一縄筋で魅力を語ることができないアーティストであると語った。

その理由は、このグループはこういうイメージだと思って構えて聴いていたら、すぐにそのイメージを飛び越えていく凄まじさがあるからだ。

全体的には、元気になる楽曲が収録されているイメージで、アルバムを一周すると清々しい気分になれるんだけど、丁寧に曲を聴けば聴くほど、こういう魅せ方もしてくるんだ・・・という奥深さがある。

まあ、多面的な魅力があるからこそ、たくさんの人にこのグループは支持されているんだろうな・・・・と、そんな当たり前のことを改めて思うのである。

きっとロックフェスの出演発表をもって、興味を持つ人も増えたと思う。

「rainboW」は、そんな人も後悔させないアルバムだと思う。

それだけは、間違いない。

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