個人的にすごく楽曲が好きだとバンドたち

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この記事では、楽曲がすごく好きだ!と思えるバンドを紹介したいと思う。

何かしらの参考にしてもらえたら。

では、どうぞ。

本編

カネヨリマサル

たぶん多くの人がそう思うんだけど、はじめてバンド名をみたときは、これがバンド名とは思わず男性ソロシンガーなのかと思っていた。

・・・ら、後日、実は女性3人のバンドであることに気づく。

で、自分はそのバンド名の引っかかりでこのバンドを気にする事になった。

聴いてみると、バンド名はわりと変化球を投げているけれど、楽曲はストレートで突き刺す感じで、そのギャップ(?)みたいなものに惹かれることになった。

というのも、歌詞ってざっくり分けるとふたつのパターンがあると思っていて。

耳障りの良い言葉を並べるタイプと、自分の思っていることや感じていることをそのまま言葉にするタイプがいると思っている。

んだけど、カネヨリマサルは後者なのかなーと思っていて、その率直な感じが良いのだ。

「もしも」の歌詞を聴いても、主人公の姿にどこまでも等身大感があって。

過剰にナイーブなわけでもなく、着飾っているわけでもなく、歌の主人公の率直な感じがそこにある感じがするというか。

だからこそ、歌の世界がすっと入ってくるし、そこに惹き込まれる。

あと、その歌詞に明確なる感情が宿るのは、ちとせのボーカルがあるからこそ。

切なさと凛とした感じのふたつがブレンドしたようなボーカルで、歌詞が立体的に広がる心地を覚える。

さらに言えば、歌が土台となる中で、その歌を盛り上げる絶妙なバンドアプローチが良くて。

「いつもの」なんかだと、1番と2番とAメロのリズムアプローチが異なっているけれど、これにより歌の表情ががらりと変わっているのが良い。

ありそうでなかった聴き心地なのが、カネヨリマサルの良いところだよなーと思う次第。

Organic Call

Organic Callが好きなポイントは、何と言ってもどこまでも透き通りを感じさせるイントロ。

繊細な音色とアプローチで音を紡ぐギター。

丁寧かつ穏やかに音を積み上げていくリズム隊のアプローチ。

でも、平田のボーカルが合流すると、がらりと表情を変えて、良い意味でゴリっとしていくギャップ。

ここが、たまらない。

サウンドの感じで予想しているものと、まったく違う聴き心地に運ばれていき、自分の想像を越えたところに着地させてくれる。

それが自分が感じるOrganic Callの圧倒的な良さなのである。

あと、ネガティブとポジティブの折り重ね方も自分は好きで。

視線をそらすことなく悲観的な景色を描いてみせることが多いんだけど、その景色を捉えながらもちゃんと視線を挙げてくれる温かさがあるというか。

綺麗なイメージの曲も多いけれど、ライブ・バンドとしての迫力もあって。

一面では語ることができない多重性がOrganic Callにはあって、知ることが増えるたびに「かっこいい」が増えていくバンドだと思う。

ザ・モアイズユー

メロディーの切ない感じ。

まずは、ここがザ・モアイズユーの好きなポイントである。

「花火」や「秒針に振れて」は、そんなザ・モアイズユーの真骨頂なのではないかと思っている。

楽曲そのものがひとつのドラマになっている。

歌とサウンドと歌詞で、明確なるドラマを描いていて、そのドラマに魅了される心地を覚えるのである。

本多のセンチメンタルを感じさせるボーカルは、秀逸そのものだと楽曲を聴くたびに思う。

とはいえ、切ない歌だけがザ・モアイズユーの魅力ではなくて。

ファーストフルアルバムとなった『Storage time』を聴いていても、そのことを強く思う。

「すれ違い」のように、サウンドが躍動する攻撃的なナンバーで魅了が炸裂していて。

このバンドだからこその丁寧なサウンドアプローチを踏まえつつも、ロックバンドとしての激しさも混ぜ込んでいるところに惹かれる。

あと、このアルバムだと「MUSIC!!」が好きなんだけど、華やかさとポップネスを織り込みつつも、ザ・モアイズユーならではのキャッチーさを感じられて、ぐっときてしまうのである。

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The Songbards

いつぞや、スピッツの草野マサムネのラジオで紹介していた辺りで、一気に名前を覚えたバンド。

2010年代の結成バンドだと、わりと<近いところ>を参照元にしているバンドが多いなーと思うことがある。

そう考えたとき、The Songbardsの音楽はビートルズくらいまで歴史を遡りつつ、90年代のUKロックを参照点にしつつ、楽曲ごとに複数の参照点を持ちつつ・・・といったルーツの奥深さを感じる。

で、そこに、ぐっとくる。

日本のバンドでいえば、同じ世代のバンドに<似たような感じのバンド>がまったく見当たらないのが、その証左で。

あえて近いものを感じるバンドを挙げるとすれば、the pillowsやスピッツといった、今からみるともっと遠い射程のロックに影響を受けたキャリアのあるバンドの名前を出すしかなくなる辺りに、このバンドの奥深さが現れている。

歌心があって、サウンドにこだわりがあるバンド、というのは確かに他にもたくさんいる。

でも、そのサウンドのこだわり方が、同世代のバンドにはなかなかいないもので、そこにドキドキさせられるのだ。

あと、時より、ヨーロッパの詩人の言葉を参照元にしている感じなのも、個人的なツボのポイントで。

他のバンドにはないこだわりで、自分たちの美学を研ぎ澄ませているのが良いのである、というそういう話。

ココロオークション

2010年代の関西バンドシーンにおいて、圧倒的な存在感を放っているバンドのひとつ。

10年代のギターロックシーンは<ロックフェスの盛り上がり>を目配せしながら、楽曲を作るバンドが多かった印象だけど、ココロオークションは必ずしもそういうシーンの流行りと足並みを揃えることなく、自分たちの音楽を研ぎ澄ませた印象があって。

美しいメロディーライン、温かさと優しさが同居したボーカル、景色が鮮やかに見えるサウンドメイク。

ココロオークションにしかない武器で、ぐっとくる歌を生み出してきた印象を受けるわけだ。

歌という圧倒的な武器があって。

その歌から広がるイメージを、丁寧にバンドサウンドが耳で聞こえるものに置き換えていく感じがするというか。

故に、歌の解像度がどこまでも高く響いていく。

「魔法みたいな」といった、2021年の楽曲を聴いてもそのことを実感する。

ココロオークションならではの魅力が溢れているし、今でもその魅力が研ぎ澄まされている。

まとめ

いくつかのバンドの楽曲を聞き入ると、そのバンドにしかない魅力を感じることが多い。

そういう魅力が見えると、そのバンドに惹かれていく自分がいる。

その中でも随一と思うバンドを、この記事で紹介した次第。

この記事が何らかの出会いのきっかけになったら嬉しい限り。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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