前説

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AIR JAMに出演していたバンドの並びをみるとワクワクする。

というか、同じ時代にサバイブしていたバンドが並んでいるのをみると、ワクワクする自分がいる。

その時代性を切り取る上で「AIR JAM」というワードは途方も輝きを放つ、と自分なんかは思ってしまうわけだ。

このブログ的に言えば、2010年前半のバンドシーンに大きな影響をうけているところがある。

初期のブログのコンテンツの多くは、2010年前半に頭角を現したバンドを中心に書いていたから、当時のバンドが並んでいるのをみると、ワクワクする自分がいる。

そこで、2010年代、こんなバンドが頭角を現していたよなーということをまとめてみたい。

もちろん、今も第一線で活躍しているバンドもいるし、そのバンドのファンごとに見え方が異なるとは思うけれど、自分的に<あの時代>に特にライブのかっこよさに惹かれていたバンド、という括りとして紹介できればーなんて思う。

ロックフェスがパブリックに市民権を得るうえで、このバンドたちの躍進も大きかったんじゃないか、みたいなことも含めながら。

本編

THE ORAL CIGARETTES

今からみると、当時と大きく音楽性を変化させているTHE ORAL CIGARETTES。

当時はギターロックというフォーマットの中で、大きな新風を巻き起こしている感があって、その硬派かつ柔和なサウンドにワクワクさせられた。

「起死回生STORY」は、そんなTHE ORAL CIGARETTESの傑作のひとつではないかと思っている。

ソリッド感がありつつ、妖艶な空気も残しつつ、明るさもあるのにどこかに闇も感じさせる手触りで。

このバンドの奥深さを如実に感じさせられる一曲である。

go!go!vanillas

AIR JAMのバンドが良いのは、そのバンドならではのルーツと個性を感じられるからだ。

そう考えたとき、この時代に頭角を現したバンドであればgo!go!vanillasほど、ずば抜けて自分たちのルーツを音に落とし込んでいるバンドもいないと思うのだ。

カントリー感のあるサウンドアプローチ。

鳴っている音の種類は他のバンドと同じなのに、楽器の弾き方で明確にバンドのルーツと個性を発揮しているのだから。

「エマ」はそんなバニラズの美学が冴え渡る一曲であるように思う。

Czecho No Republic

一見すると、カラフルかつポップに聴こえるCzecho No Republic。

だが、Czecho No Republicもまた自分たちのルーツとこだわりを臆面もなく音楽に落とし込むバンドである。

こういう雰囲気を持つ男女混合バンドはだいぶ増えたけれど、その歴史を遡る中で、Czecho No Republicの存在感ってとても大きいんじゃないかと思う。

なんというか、バンドにおいては変に<マッチョイズム>を求めることが多かった中で、こういうアプローチの魅せ方もあることを音楽の表現の中で見せつけたバンドなんじゃないかなーと自分なんかは思ってしまうのである。

「MUSIC」のキラメキは、今もなお褪せていないことを実感する。

グッドモーニングアメリカ

自分は当時、グッドモーニングアメリカの真っ直ぐなキャッチーさに心惹かれたものだった。

金廣の甘さと力強さが共存するボーカル。

たなしんのユーモア溢れるパフォーマンス。

自分たちが持っている魅力は何かにしっかり向かい合ったうえで、自分たちの武器を研ぎ澄ませていたグッドモーニングアメリカの音楽は、どこまでもワクワクとキラメキに満ちていたのだ。

「未来へのスパイラル」は、そんなグドモのひとつの金字塔だよなーと今聴いても感じるのである。

2010年前半のフェスシーンを支えたバンドとしても、その功績は大きい。

KEYTALK

「MONSTER DANCE」が7年前の歌ときいて、震え上がっている。

当時中学生だった子が社会人になるほどの年月なのかと考えると、ちょっと震え上がってしまう。

KEYTALKは変拍子なマニアックな音楽アプローチを、パブリックな世界に落とし込んだ圧倒的な立役者だと思う。

<ちょっと軽く見える>魅せ方を選びつつも、音楽的な妥協は一切しないところにこのバンドのかっこよさが滲み出ている。

「MONSTER DANCE」って、よくよく聴けばリズムアプローチがキレキレである。

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Kidori Kidori

若者受けを狙う=ポップに音を響かせる、を志向するバンドが増えていく中で、バンドとしてのかっこよさを研ぎ澄ませながらシーンで頭角を現すバンドもいて。

Kidori Kidoriは、そんなバンドのひとつだったように思う。

テクニカルかつアグレッシブな音楽アプローチ。

ロックバンドとしてのかっこよさを損なうこともなく、<ロック>に詳しくなくてもワクワクする音楽を生み出す凄まじさがそこにあって。

当時、ライブを観たことがある人なら虜になった人がたくさんいたバンドだったように思う。

キュウソネコカミ

キュウソネコカミがブレイクするなんて・・・!!

当時のバンドシーンを丁寧に追っていた人は、そう思っていた人も多かったのではないか。

それこそ、ランジャタイがM-1グランプリに出演するくらいのインパクトがそこにあった。

独創的な世界観とパフォーマンスで、界隈にカルト的な人気を放っていたライブバンド。

でも、人を選ぶのではないか・・・と思われていたからこそ、ブレイクしたときの驚きと爆発力はとんでもなかったように思う。

初期の頃のいろんな意味でキレキレな歌は、今聴くと色んな刺さり方をして、ぐっときてしまう。

フレデリック

2010年前半のエピソードよりも、ついに「オドループ」が1億再生突破したことのめでたさが勝利する今。

当時も爆発的な人気を放った楽曲だけど、時間が経っても今なお愛されている「オドループ」が凄い。

いや、ほんと、良い歌だもんね。

KANA-BOON

2010年代前半、もっとも輝きを放っていたバンド一組、選べ、と問われたら。

自分は、KANA-BOONの名前を出すかもしれない。

圧倒的な無敵感が当時のKANA-BOONにはあったから(今は穏やかな魅力に包まれているという感じ)。

「ないものねだり」は、そんなKANA-BOONの勢いを象徴する楽曲だと思うし、この歌が持つ中毒性はやっぱり凄いよなーと思う。

バンドとしてコピーするうえではこんなにもシンプルな歌は、そうない。

・・・んだけど、技術的に真似できるかどうかとは違った地点でこの歌の魅力は溢れているんだよなーと思うのだ。

まとめ

というわけで、2010年前半に頭角を現したかっこいいバンドたち、なのでした。

なんとなくあの頃の音楽を振り返るモードに投入したので、こうやって好きなバンドを並べてみたのでした。

今の高校生くらいは、これらのバンドがどう見えているのかも個人的に気になったりする自分。

まあ、そんなこんなで、今回はこれにて終了。

ではではではでは。

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