前説

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スピッツのフルのオリジナルアルバムは15枚。

この記事では、各アルバムで今、一曲選ぶとしたらどれか?という視点で16曲紹介したい。

本編

スピッツ

うめぼし

うめぼしという非常に庶民的な食べ物を君と食べたいと歌っているだけのはずなのに、妙なエロさを感じてしまう不思議。

アレンジもアコギをベースにしたシンプルなものなのに、どこまでも歌の世界が奥深く感じる。

初期のスピッツならではの妙なダークさを感じさせる一曲である。

名前をつけてやる

ウサギのバイク

ギターのアルペジオがかわいい。

この頃のマサムネの声は、澄み渡るような透明感があって、天国に連れ出してしまうような感がある。

なお、キャリアを積むごとに少しずつ、マサムネの声はカルピス感(?)が強くなっていく。

惑星のかけら

惑星のかけら

ゴリゴリのギターがかっこよくて、スピッツの全楽曲の中でも随一の骨太ロックという感じがする。

「僕に傷ついてよ」というフレーズは、草野マサムネならでのフレーズだし、草野だからこそサマになるんだよなーと思う。

Crispy!

多摩川

イントロのダークで救いのない感じが好きで、スローテンポであることがここまで冴え渡っている歌もないのではないかと思う。

こういうテンポでもグイグイと世界観に引き込んでくるのは、草野の歌声が澄み渡っているからだよなーと思う。

どこに着地するのかドキドキする、不安定なメロディーラインも素敵である。

空の飛び方

不死身のビーナス

明るい雰囲気のスピッツの歌も良い。

Aメロ⇒Bメロ⇒サビのメロディーの流れが美しくて、こういう“ひねくれたポップス”的なメロディーを書かせたらスピッツ一流なんだよなーと思う。

君のことを最低というところや、ネズミの街というワードを使うセンス含めて、スピッツらしさが詰まった作品である。

ハチミツ

ハチミツ

「ハチミツ」に関しては文句のつけようのない名盤なので、一曲を選ぶのが忍びなさすぎるところがあるけれど、トップを飾るこの歌のワクワク度は尋常じゃないと思う。

恋愛ソングのモチーフとして“ハチミツ”を抜擢するセンスがキュートだと思うし、妄想を重視した恋愛ソングを綴ってきたスピッツだからこその世界観なんだよなーと思う。

イントロのキラキラしたギターのアルペジオも最高。

インディゴ地平線

夕陽が笑う、君も笑う

サビのメロディーラインが随一で良い。

本当はここでアルバムはエンドなんだけど、おまけで「チェリー」に最後バトンを渡している流れも個人的に好き。

ハヤブサの「アカネ」なんかもそうだけど、夕陽が登場したときのスピッツのメロディーラインはめっちゃ良いという法則が俺の中である。

フェイクファー

運命の人

「フェイクファー」に収録されているシングルが好きすぎるのである。

「運命の人」「楓」「冷たい頬」「スカーレット」。

この頃のスピッツのシングルが特に好きなのである。

その中でも「運命の人」はマジで素敵なフレーズの宝石箱のような歌だと思う。

どのフレーズを切り取っても良いのだ。

「バスの揺れ方で人生の意味が解かった日曜日」の書き出しの始まりは本当にすごいと思う。

ここから運命の人に繋がるわけで、身近なものから壮大なものへと思考をはためかせる感じがとても良い。

ハヤブサ

8823

何回聴いてもアガる、屈指のライブソング。

この歌を演奏しているときの田村の楽しそうな感じがとにかく好き。

三日月ロック

夜を駆ける

この歌も間違いない名曲だと思う。

イントロの時点で、あ、これは名曲だな、とわかってしまうようなタイプの名曲。

ゾクゾクする世界観、どこまでも想像力を喚起させるスキの言葉選び。

スピッツの良さが詰まった一曲となっている。

スーベニア

甘ったれクリーチャー

この歌が好きなのは、間奏でのドラムロール。

そして、その後に続くギターソロ。

スピッツがロックバンドなんだよなあ!と思うのは、こういう楽器だけで魅せるパートでも確実にゴールを決めてくるから。

さざなみCD

派手ではないけれど、スピッツだからこそのエッセンスが詰まった一曲で。

綺麗なギターのアルペジオ。

動くベース。

安定感のあるドラム。

美しいメロディーと、それを丁寧に歌うボーカル。

言葉にするとなんだか野暮だけど、スピッツ屈指の名曲たと思う。

とげまる

恋する凡人

40代のおじさまがこういう歌をさらっと歌ってしまうところにずるさがあるし、歌の終わらせ方が天下一品だと思う。

アウトロはズバッと切りがちなスピッツだけど、この歌はよりラストの衝撃具合がすごい。

歌詞にできないって言って、そのまま半ば強制的に歌を終わらせるんだから。

そのセンス含めて、推せる歌である。

小さな生き物

さらさら

なんかこの歌は世界観が独特だと思う。

歌詞も難解だし、不思議な奥深さを感じさせる。

ポップでわかりやすくなってきた当時のスピッツだったからこそ、この曲の掴めなさに衝撃を覚えたことを昨日のように覚えている。

醒めない

みなと

スカート澤部の口笛がとにかく良い。

可愛さとひねくれさの両方を兼ね備えたスピッツらしい歌。

歌詞に感じる切なさも天下一品で末永く聴きたくなるスピッツの一曲である。

見っけ

はぐれ狼

最新のアルバムは一曲を選ぶのに悩んだけど、暫定はこれ。

こういう切なさを感じさせるナンバーが今の個人的なお気に入りなのかもしれない。

 

まとめ

というわけで、16曲を選出しました。

たぶんスピッツファンなら誰もが言うことだけど、本当は一枚に絞るなんてできないのである。

でも、今、あえて絞るならこれ!という視点で絞ってみました。

どのアルバムもサブスクにあるし、よかったら聴いてみてくださいな。

ではではでは

関連記事:若返っている気しかしないスピッツというバンドについて

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