2022年9月前半、バンド・アーティストの個人的なベストソング

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もう9月。

秋。

少しずつ風は涼しくなっていくけど、日差しはゴリゴリに激しい、そんな9月。

というわけで、最近気になっている個人的なベストソングを10曲紹介したい。

なお、一部楽曲は9月リリースのものではないけれど、悪しからず。

本編

ONE OK ROCK 「Let Me Let You Go」

今回の記事で取り上げる、最初のベストソングはこちら。

ONE OK ROCKは明確に既存の<ロック>とは違う角度からロックを再構築したうえで、ロックというジャンルを広げようとしている印象があって、「Let Me Let You Go」もまたそういう楽曲に感じる。

リバイバル的なものではなく、今の海外のポップシーンと接続したうえでのロックみを感じるというか。

そのうえでロックバンドとしてのどっしり感も感じさせてくれるのが良い。

リリースされたアルバムも、不動の地位を築いている印象。

関連記事:「Renegades」を聴くと、ONE OK ROCKの進化がとてつもないと感じる件

ELLEGARDEN 「Mountain Top」

ONE OK ROCKの並びで紹介したいのは、ELLEGARDEN。

というのも、再結成のきっかけとしてONE OK ROCKのTakaの”根回し”も大きく影響しているからだ。

にしても、待望という言葉がこんなにもふさわしい新曲は、こうもないだろう。

時代が経っても変わらない音楽性と、歳を重ねたからこその暖かさを感じさせてくれる一曲。

関連記事:エルレの対バン相手がワンオクである理由について

そこに鳴る 「最低」

イントロを数秒聴いただけで感じる、常人じゃないこだわりを感じさせてくれるサウンドアプローチ。

細かくも大胆に展開されるリズムのバリエーションにドキドキさせられっぱなしである。

予想のつかない展開を駆け抜けた先、キャッチーな色合いを帯びたサビのメロディーにたどり着くのが爽快。

「最低」というタイトルだけど、楽曲を聴いた先に感じは「最低」の真逆という境地。

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MOROHA 「チャンプロード」

これは、MVと合わせて聴きたい一曲。

MVには、金属バットが出演しているんだけど、アフロの熱いフロウと金属バットの飄々とした感じが絶妙にマッチしていて、違うベクトルの<ギラギラ感>が工作している感じにぐっとくる。

にしても、UKの躍動感のあるギターと、アフロの言葉の強さとリズムの乗りこなし方に、息を吐く間もなく魅了されてしまう。

金属バットが出演していることもあって、M-1シーズンに見直すと、さらにぐっときそうな予感だし、MVのラストの金属バットのセリフが逆説的に<熱さ>を表現しているのが、なによりも良い。

Dragon Ash 「Entertain」

今のDragon Ashの柔らかくも鋭い感じがものすごく好きで。

サウンドも優しかっこいいんだけど、Kjのボーカルもそれ以上にそういう穏やかかつしなかやかさがあって。

「Entertain」もそういう、ふたつのかっこよさを感じてしまうから、ぐっとくるのだ。

サウンドを研ぎ澄ませ、カリスマ的な立ち位置になろうとも自分たちの武器を磨き続けてきたバンドだからこそ、たどり着いた境地を感じさせてくれる。

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No Buses 「In Peace」

日本のバンドなのに、サウンドから感じるほとばしいほどのワールドワイドなにおい。

ルーツ性を大事にしていることや、収音ひとつとってもこだわっていることを感じさせてくれる辺りにドキドキしてしまう。

自分の中にある「サウンドがかっこいい」が詰まったような音づかいで、それがたまらない。

アルバムもリリースされているんだけど、そこでも美学が一歳ぶれていないのが、とても良い。

STUTS 「Voyage (feat. JJJ, BIM)」

STUTSとJJJとBIMがタッグを組んだ楽曲。

三者三様の良さが出ていて、聴いていて心地よい。

STUTSが生み出す軽快なトラックが心地よいのはもちろんで。

JJJとBIMがそれぞれのワードセンスを発揮して、フロウするのがとても良い。

豪華タッグでありながら、楽曲としては必要なものだけ音に落とし込んでいる感じがして、だからこそかっこよさがしっかり伝わる構成なのも良い。

iri 「染」

ほんとにiriは良いボーカルだなあと思う。

シンプルな楽曲だったとしても、その楽曲が濃密なものになるのはiriの表現力があるからで。

ボーカルの表情、リズムの乗りこなし方、抑揚などなど、iriのボーカルが美しいメロディーを紡ぐからこその感動がそこにある。

タイトルのとおり、歌が<染>みるんだよなーなんてことも思う。

Sexy Zone 「Trust Me, Trust You.」

Sexy Zoneの新境地的一曲。

王道ポップでもなく、前アルバムの流れを汲むような楽曲でもなく、新たな音楽性を発揮した一曲。

ただ、共通しているのは、Sexy Zoneがその歌を解釈するからこその艶やかさが発揮されているということ。

カップリングもおすすめなので、シングル作品として聴いてほしい作品でもあるのが、特徴。

関連記事:Sexy Zoneの『Trust Me, Trust You.』の話

ずっと真夜中でいいのに。「消えてしまいそうです」

映画『雨を告げる漂流団地』の主題歌。

タイアップもとはあまり知らないんだけど、ずとまよ史上、最大の洒脱感のあるサウンドが印象的なナンバー。

ということもあって、ずとまよの新しい音楽性を提示している印象。

いままでの楽曲では使わなかったタイプの楽曲を、今までの楽曲とは違うテイストで鳴らしているのが印象的。

グルーヴを感じさせつつも、ずとまよらしいキャッチーさも持ち合わせながら楽曲が展開していく。

関連記事:ずっと真夜中でいいのに。がヤバイ件

まとめ

ONE OK ROCK 「Let Me Let You Go」
ELLEGARDEN 「Mountain Top」
そこに鳴る 「最低」
MOROHA 「チャンプロード」
Dragon Ash 「Entertain」
No Buses 「In Peace」
STUTS 「Voyage (feat. JJJ, BIM)」
iri 「染」
Sexy Zone 「Trust Me, Trust You.」
ずっと真夜中でいいのに。「消えてしまいそうです」

というわけで、9月前半のベストソングでした。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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