前説

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このフレーズがめっちゃ好き、って歌って誰しもあると思う。

自分もそういう歌が何曲かある。

というわけで、この記事では、今年発表された楽曲の中で、好きなフレーズが入っている楽曲を紹介したい。

なお、ここで紹介する中で、一部バンドじゃない人もいるけれど、そこはあしからず。

では、どうぞ。

本編

BUMP OF CHICKEN 「アカシア」

もはやどの歌にも名フレーズが入っているBUMP OF CHICKEN。

その中でも自分は「アカシア」を推したい。

ちなみに、この歌の好きなフレーズは、ここである。

誰より (近くで) 特等席で 僕も同じように 息をしていたい

この「特等席」というワードのチョイスが良いよなーと思う。

ポケモンというタイアップだからこそのワードだと思うし、猫とか犬を主人公の歌をいくつかも作ってきたBUMP OF CHICKENだからこその眼差しのようにも感じる。

なんというか、トレーナーとポケモンの関係性みたいなものをちらりと感じさせるところがいいのだ。

まあ、「夢の飼い主」くらい、ドストレートに飼われている側=ポケモンの視点での歌も聴いてみたいなーなんて思ってしまうけども。

何にしても、僕はここのフレーズがめちゃくちゃに好きだという話。

ハンブレッダーズ 「ユースレスマシーン」

自分は、今年発表したハンブレの歌ならダントツで「ユースレスマシーン」が好きである。

疾走感のあるメロディーラインもさることながら、ハンブレだからこその眼差しのある歌詞がとにかく良くて。

その中でも、自分はこのフレーズがめちゃくちゃに好きで。

世界を変える娯楽を

娯楽というものは人によっては大したものではないことを歌っている冒頭。

「時代遅れのガラクタ」というワードで娯楽を語ってみせるこの歌には、ある種のシニカルさが漂っている。

でも、この歌はたんにシニカルなわけじゃない。

そういう娯楽が持つ可能性を提示するエネルギーを持ちあわせた歌なのである。

そういうガラクタ=娯楽が世界を変える可能性があることを提示して、この歌は締めくくりに向かう。

その可能性に紛いなくベットしている感じが、自分はめちゃくちゃに好きなのである。

米津玄師 「感電」

アーティスティックで、映像もかっこいい。

音楽的にも、映像的にもスキがない作品。

ドラマ主題歌としても完成度がとても高い「感電」。

そういう歌でありながら、米津玄師はしれっとユーモアをしのばせる。

ニャンニャンニャン

いや、マジで最初に聴いたときはおったまげた。

一番の「ワンワンワン」とセットで、動物の鳴き声が聞こえてきたときは「マジか」と思ったもんなあ。

でも、そういうスパイスをさらっと楽曲に溶け込ませるところが米津玄師の凄さだし、思えば、このフレーズがめちゃくちゃ好きになっている自分がいることに気づく。

タイアップ曲でもこういう「遊び」を加えているところ含めて、好き。

大好きなフレーズである。

UNISON SQUARE GARDEN 「Simple Simple Anecdote」

アルバム曲で申し訳ないんだけど、どうしてもこの歌を紹介したかったので、ここでご紹介。

どうしても今年は、各バンドとも、メッセージ性の強い歌に関しては、気をはった歌詞を盛り込むことが多い気がする。

でも、この歌はそういう無駄な片意地を張っていない感じがして、すごく好きなのである。

特にこのフレーズ。

今日はなんとかなるぜモードでいいや

なんとかなるぜ、というある種の無責任な言葉。

ある種、軽く突き放す感じ。

この温度感が絶妙で、ユニゾンって良い意味でこうやって突き放すから良いんだよなーと、このフレーズを聴きながら思ったものである。

だし、逆にこういう歌の方が背中を押されている自分もいたりして。

自分のモードとぴったりハマったからこそ、このフレーズがとても好きになったという話。

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Moment Joon 「TENO HIRA」

Moment Joonの「TENO HIRA」はメッセージが強すぎる歌なので、フレーズ単位ではなく、全体で聴いた方がいいんだけど、あえてここでもご紹介。

そもそも、この歌は切りたいフレーズが多すぎる問題があるんだけど、個人的に好きなフレーズがここ。

スカイツリーじゃなくて君が居るから日本は美しい

Moment Joonが歌うからこそ、圧倒的な説得力が言葉に宿っている。

だからこそ、上記のフレーズも言葉以上の意味が宿っているのである。

ぜひフルで聴いてみてほしいなと思ってしまう一曲。

official髭男dism 「Laughter」

この歌は、シンプルに全方位で自分のツボを突き刺してくる。

なので、フレーズがどうのこうのとかって話に関係なく、とにかく好きな歌になるんだけど、スキのない歌詞すぎるからこそ、自分の中で圧倒的ラスボスのように君臨しているのかなーと思っていて。

そんな「Laughter」の好きなフレーズが、ここ。

自分自身に勝利を告げるための歌

というより、この歌をこのフレーズに着地させるところが、凄いよなーと思っていて。

うまく言葉にできないんだけど、きっとこの歌って色んなことを考えながら、あーでもこーでもないと言葉を変えたり、言い回しを変えたりしながら作ったんだろうなーと思っていて。

で、その果てにきっと、このフレーズにたどり着いたんだろうなーと思っていて。

そういう気迫をこのフレーズに感じるのだ。

「自分自身」とか「勝利」とか「告げる」とか、そういうワードをここに集約してしまうことそのものに、すごくセンスを感じるし、とても好きなのである。

赤い公園「オレンジ」

あの日誓い合った約束はもう 忘れても構わない
最後くらいかっこつけたい 滲んだオレンジ
どうか振り返らないで

いや、このタイミングで、そんなこと言われたら、もう色々ずるいやんと思ってしまうのである。

「オレンジ」の作詞作曲を手掛けたのは、津野米咲である。

津野米咲の話はここで書いても湿っぽくなるので割愛したいところだけど、ただただ、このフレーズをみて「ずるい」って思ってしまうのである。

「最後くらい」って言葉の意味合いが、この歌を津野米咲が書いた当時と今では、あまりにも違いすぎると思うから。

そういう外側の要素と歌を結びつけて聴くのは、あまり良いことではないのかもしれないけれど、どうしても色々考えてしまうよなーって思うんだよなあ。

そういう部分も含めて、自分はこのフレーズに特別な感情を持ってしまい、大切なフレーズにしたくなるのである。

なにより。

歌詞がどこまでも胸に響くのは、赤い公園のサウンドの歌ともに素晴らしいから。

このメンバーが音を紡ぐからこそ、言葉が言葉以上の意味を生み出しているのだ。

これだけは、最後にきちんと記しておきたいと思う。

まとめ

この記事に関しては、最後になにかをまとめるのは蛇足かなーと思うので、まだ聴いていない歌があればよかったら聴いてほしいと思うばかり。

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