2022年7月後半〜8月前半、バンド・アーティストの個人的なベストソング
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このブログでは半月に一回、個人的なベストソングを上梓している。
んだけど、最近わりと色んなことが立て込んでいるので、なかなかにベストソングの記事を書くことができず、落ち着いたら書こうとしていたら、7月後半から8月前半までをまたぐことになってしまった。
うわあー。
まあ、過ぎた時間は巻き戻すことができないし、この2回は一括りにしてベストソングを考えてみようと思う。
では、どうぞ。
本編
Omoinotake 「空蝉」
マジでOmoinotakeは、楽曲をリリースするたびに名曲を生み出している。
イントロを聴いた段階で、「あ、これは良い歌だ」というのがわかるような空気感で楽曲が始まり、そこから紡がれるメロディーもぐっとくるラインになっているのだ。
かつ、楽曲ごとにきちんと装いが変わっていて、違う景色を描いてみせる。
「空蝉」だと、1番のサビ終わりのボーカルを加工してメロディーを紡ぐラインが個人的なツボ。
ツユ 「アンダーキッズ」
自分は最初のサビが、疾走感があるときのヨルシカみを感じたこの歌。
いずれにしても、中毒性が半端ないし、飽きさせることのない楽曲に魅了されることになる。
途中で転調して楽曲の空気感をがらりと変えるところが個人的なツボ。
あと、最近の歌感がある一方で、間奏ではゴリゴリにギターソローのパートを用意しているのも良い。
ポルノグラフィティ 「暁」
もはや円熟味すら感じさせてくれるポルノグラフィティの一曲。
にしても、聴いていると、未だに<伸び>をみせる岡野のボーカルには良い意味でびっくりさせられる。
もともと、ボーカルとしての安定感は高かったはずなのに、より歌声の強弱が丁寧になっており、サビの情熱感を際立たせている感じ。
King Gnuの井口や髭男の藤原をはじめ、実力派のボーカリストから支持されているのかがよくわかる歌いまわし。
「暁」で、それが炸裂している。
Conton Candy 「執着」
いわゆるインディーズ界隈で、今もっとも注目しているバンドのひとつ。
それが、Conton Candyだ。
ギターの音とボーカルを聴くだけで、影の落とし方に絶妙なものを感じて、ぐっとくるのだ。
エモいという言葉で形容されがちな、内面の機微が丁寧に描かれている印象があって、自分のツボに突き刺さるのだ。
「執着」は、そんなConton Candyの魅力を感じさせてくれる一曲。
Mom 「勝手にしやがれ!」
大胆かつ攻撃的なトラックで展開していくMomの楽曲。
ジャンルで言えば、ロックではないはずなのにチャレンジ精神旺盛な楽曲展開により、ロックソング以上にロックみを感じてしまう自分。
こういう切れ味鋭い歌を歌ったときのMomの破壊力って凄いんだよなーと改めて思う。
こういうテイストなのに、サビではピコピコなサウンドが鳴り響く感じも良い。
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Hakubi 「あいたがい」
10-FEETの「蜃気楼」をカバーしたときにも感じたが、片桐の声ってすごく良い。
特に「あいたがい」のような真っ直ぐなバラードを歌ったときの破壊力はより鮮明になっていく。
また、「あいたがい」はHakubiのバンドサウンドが軸になって楽曲展開しているように感じていて、そこも良い。
大げさなアレンジでドラマチックに進行するのではなく、もっと地べたを突き進む感じがするというか。
秋山黄色 「ソーイングボックス」
秋山黄色のカラフルなナンバー。
ライブではどんどんアグレッシブさを増す一方で、楽曲では自身のカラーを広げているのが良いなあと思う。
秋山黄色もまたボーカルが良いため、アレンジに左右されず、歌そのものが際立っていいんだよなーと改めて。
「ソーイングボックス」は、メロとサビでがらりと空気が変わるし、同じメロでも1番と2番で声のバリエーションを変化して展開するのが良い。
PUNPEE & BIM 「Kids Return」
この二人がこういう穏やかなテンポの歌をフロウしたら、そりゃあ破壊力は凄いよなーと思う一曲。
低音感のあるフロウが繰り広げられるが、それ故にライムのひとつひとつが心に残る感じ。
<Kids Return>ということなので、ちょうどお盆のタイミングで、帰省しながら聴くと、より言葉が染みる。
まさに今聴くべき音楽と言えるかもしれない。
リーガルリリー 「明日戦争がおきるなら」
リーガルリリーの良さとして、繊細かつ鋭さを持つ歌詞が挙げられる。
「明日戦争がおきるなら」は、そんなリーガルリリーの魅力が炸裂している。
それこそ、重厚な文学作品に触れたような、そんな琴線の触れ方をする歌である。
そのテーマをこういうセンテンスで歌ってみせるのか、というドキドキ感もある。
KinKi Kids 「Amazing Love」
今のKinKi Kidsの魅力が詰まった歌。
山下達郎とKinKi Kidsの才能が凝縮されている心地。
二人の歌が上手いのはもちろんのこと、この二人だからこそのハーモニーと掛け合いが連続するのが良い。
哀愁と輝きを織り交ぜたような、不思議な高揚感がこの歌には宿っている。
関連記事:KinKi Kidsの「Amazing Love」が生み出す美しさ
まとめ
Omoinotake 「空蝉」
ツユ 「アンダーキッズ」
ポルノグラフィティ 「暁」
Conton Candy 「執着」
Mom 「勝手にしやがれ!」
Hakubi 「あいたがい」
秋山黄色 「ソーイングボックス」
PUNPEE & BIM 「Kids Return」
リーガルリリー 「明日戦争がおきるなら」
KinKi Kids 「Amazing Love」
というわけで、7月後半〜8月前半のベストソングでした。
よかったら参考にしてくださいな。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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