BE:FIRSTの「Masterplan」というジェットコースターの話

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ディズニーランドやUSJって色んな乗り物があるけど、緩急の激しさで言えばジョットコースター系の乗り物をイメージする人が多いと思う。

自分はジェットコースターが苦手なので、あまりジェットコースターは乗らない。

でも、スピードの緩急が豊かで、ジェットコースターじゃないと味わえない興奮ってあるよなーと思う。

なので、自分もジェットコースターを楽しめる体質であれば、色んなジェットコースターに乗ってみたかったなーと思う。

でも、自分はすぐに酔っちゃうので、なかなかジェットコースターに乗るのは難しい。

でも、予測不可能な緩急の快楽を堪能する、というのは何もジェットコースターに乗らないと体感できないものではない。

もちろんジェットコースターと同一の刺激ではないにせよ、予測不可能な緩急の快楽というのは五感のうちの「耳」から摂取することもできるのである。

そんなことを言いたくなってしまうほどに、BE:FIRSTの「Masterplan」は独自の刺激と魅力に包まれた音楽になっているのだ。

BE:FIRSTの「Masterplan」の話

この歌、楽曲全体としてはゆったりとしたリズムで通底している楽曲だ。

わりとサウンドの中にも余白があるし、耳に聞こえる音だけ拾い上げたら、そこまで音数が多い歌のようには感じない。

でも、良い意味で、この歌、予測がつかないような流れになっている。

身体を揺らすように音楽を楽しんでいたら、ふいにドライブを入れる瞬間が訪れる。

リズムはそのままで、高速フロウに突入して、一気にテンポ感が上がる瞬間があるのだ。

また、サビにおいてもテンポこそゆったりしているものの、リズムのフックが強くなって、楽曲が持つスリリング感が際立つことになる。

この揺さぶり具合は、ある種、ジェットコースターに通ずるものがあるのではないか?そんなことを思うのである。

そもそもこの歌、なんだか和の空気もあるし、でも、ワールドワイドな空気感もあるし、楽曲の中には色んな音楽の「作法」が散りばめられていて、国籍問わない刺さり方ができるような印象を受ける楽曲にもなっている。

BE:FIRSTやSKY-HIのマインドはもともと外側に向いていることも踏まえている感触もあるが、じゃあそのまま海外のポップミュージックをスライドしたのか?と問われたらそんなことはない刺激もあって・・・。

というか、もっとシンプルにBE:FIRSTが持つ「歌」「ラップ」「踊り」のスキルをより研ぎ澄まし、高いレベルに昇華した結果が、「Masterplan」という楽曲に集約されているんだろうなーと思うのである。

今年は色んなタイプのアーティストが海外に躍進しているケースをみており、それぞれがそれぞれの形で、国をまたいだサバイブをしている印象。

そして、その多くが、世界の音楽にアンテナを持ちつつも、安易に世界の音楽を追わずに自分たちの色を深めたものこそが、そういうサバイブを実現している印象で、BE:FIRSTの音楽もまた、そういう空気感を持ち合わせつつあるように感じて、そういう容赦なさにドキドキしている自分がいる次第。

まとめに代えて

何が言いたいかというと、聴くタイプのジェットコースター、こんなところにちゃんとありましたよ、という話である。

本日公開されたDance PerformanceのYoutube動画をみて、その想いはさらに強くなっていくのだった・・・。

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