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前説

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個人的にはあんまり「コミックバンド」って好きじゃない。

というと語弊があるので言葉を変えると、コミック性だけで勝負しているバンドは好きじゃない、というふうに言い換えられるかもしれない。

いや、それもニュアンスが違うかなー。

どちらかというと、自分が「コミックバンド的要素を持っているバンド」を好きになる場合、単にコミック的要素に良さを感じるのではなくて、そのバンドが根っこに持つ、音楽愛とか、気合いとか、ライブパフォーマンスとか、楽曲の良さとか、色んなことをトータルにして好きになるのだ、という言い方が正確かもしれない。

要は、面白いし、カッコいいバンドだから、そのバンドのことを好きになるというか。

面白いだけじゃない。カッコいいから好きになるのだ。

オメでたい頭でなにより。

今回紹介するこのバンドも、そんな面白いさとかっこよさを両立している、稀有なバンドなのである。

本編

バンド名が面白い

初めて彼らのことを認知したのがいつだったかはもう覚えていないけれど、初めて彼らの名前を目にしたときの印象を覚えている。

なんだ?このふざけたバンド名は?

なんだよ「オメでたい頭でなにより」略して「オメでた」って。

そんなことを思ったのだった。

まあ、このバンド名になったのは、ボーカルが赤飯だからで、赤飯という名前にはある種のコンプレックスがあって、でも、それを逆手にとってこんなバンド名を付けたんだ、みたいなエピソードがある。

わけだけど。

ぶっちゃけ、こんなエピソードあろうがなかろうが、楽曲を聴いたら一発でわかる。

演奏うまっ!音、めっちゃかっこいいやん、と。

このバンド、言葉の部分では遊ぶし、ひねくれている部分もあるバンドなんだけど、音に関しては妥協なしだぞ。本気で勝負しにきてるぞ。魅せるバンドだぞ。

そう確信できるわけだ。

普通にカッコいいバンドをやることだってできるんだけれど、「あえて」というか、わざというか、崩しにかかってきているぞ、そんなことを思うわけだ。

しかも、このバンドのことを知れば知るほど、バンド名のルーツ然り、色々と弱い部分も見えてきて、でも、その弱さが見えるおかげで、新たなかっこよさが見えてくる、そんなバンドだったりするのだ。

どこまでも血の通うバンドというか。

本当に音楽に対して情熱があるからバンドをやってるんだなーってことが、すごくわかるというか。

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普通にかっこいい

なんだかんだで、才能ある人たちが固まってできたバンドなわけで、サウンド面はどっからどう聴いても「格好良さ」しかない。

ラウド系のバンドにありがちな、なんとなくデカくて重そうな音鳴らしているからカッコよく聞こえるだけでしょ、みたいな薄っぺらさが一切ないのだ。

いやね、ラウド系って激ロックのイメージがあるというか、若い奴らの音楽、特にディッキ系ライブキッズの御用達音楽と思われることも多くて、外側だけ「ラウド」っぽくて、聴いてみると、大したことないのでは?というバンドもいるわけですよ。

でも、オメでたは違う。

ジャンルとしてバンドを見た時も、明らかにカッコいい音を鳴らしているのだ。

まあ、そもそも一つのジャンルで囲えないような音楽を鳴らしているんだけどね。

で、タイトルというか言葉の部分はすぐにこうやって「はぐらかしてくる」。

で。

ジャンルに寄せた話をもう一つすると、「オメでた」って、わりとラウドに寄せつつ色んな音楽をミックスしている感じのバンドだと思うんだけど、そういう「タイプ」のバンドと比べると、群を抜いてファン層が広いよなーと思うのだ。

それこそ、いわゆるライブキッズもいれば、アラサーやアラフォー、あるいは、それ以上上の世代も彼らのライブを観て楽しんでいたりするのだ。

単に若者や、そのジャンルに精通している人たちだけに刺さっているんじゃない。

もっと広い層にまで、彼の音楽やパフォーマンスは刺さっているのだ。

世代を超えた人たちが一つの会場で楽しく融和する、これって、オメでたならではの凄さだよなーと思うのだ。

なんで彼らはこんな凄いことを達成できるのだろうか?

それを考えたとき、要素ってふたつあるように思っていて。

一つはオメでたの持つコミック性。

要は、面白いとカッコいいを両立しているからこそ、ラウド以外の要素が「ハマる」トリガーになって、色んな人たちをトリコにしてしまっているんだろうなーということ。

そしてもう一つは、オメでたが持つセンスが、良い意味で古いということ。

どういうことか?

これを見てほしい。

たぶんね、オーラルとかフォーリミが冒頭にあるような、合いの手を入れてたらさ、ちょっと恥ずかしい…みたいな空気になると思うのだ。

少し前の音楽感があるというか。

「最先端」というよりは、「ナウい」感が出てしまうというか。

でも、こういう微妙なズラしをさらっと入れ込んでしまい、自分の音楽に組み込んでしまい、楽しさのトリガーに仕立てあげることが、オメでたにはできる。

そこが強さであり、凄さだと思うのだ。

こういう要素を組み込むおかげで、ある世代からは懐かしさを感じてもらえていたりする。

だからこそ、バンドメンバーよりも上の世代の人たちも、彼らのパフォーマンスに魅力されるのかなーなんて思うわけだ。

まとめ

サウンドはゴリゴリで、メロディーはキャッチー。

しかも面白くて、カッコいい。

もはや最強どころの話ではない。

もちろん、彼らはぽっと出のバンドじゃなくて、良いも悪いもたくさん経験してきた「強いバンド」(もちろん、これはバンド結成する前の個々の活動も踏まえての話にはなるだろうが)であり、だからこそ、ふざけた歌も、真面目な歌も、それぞれの魅力を放ち、他のバンドにはない説得力を持つのだろうなーなんて思うのだ。

聴いたことない人は、このタイミングでぜひ聴いてみてほしい。

バンドの名前で少し苦手意識を持っていた人は、ぜひ一度彼らの世界に飛び込んでみてほしい。

コミックとか、ラウドとか、そういうカテゴライズに苦手意識を持っていた人こそ、ぜひ彼らの音楽やパフォーマンスに触れてみてほしいのだ。

きっと、新しい扉を開くことができると思うから。

それほどまでに、オススメなのです。

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