2022年10月後半、バンド・アーティストの個人的なベストソング

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2022年の終わりも見えてきた11月頭。

もう今年も終わるのか、時間の経過がマジで早いなーと思いながら、10月後半のベストソングを上梓したい。

なお、10月リリースではない楽曲もあるかもだが、悪しからず。

では、どうぞ。

本編

UNISON SQUARE GARDEN 「カオスが極まる」

まず、今回の記事で最初に名前を挙げたいのは、この歌。

UNISON SQUARE GARDENらしいアンサンブルと疾走感と情報量で展開されている。

個人的にツボなのは、ドラムのリズムアプローチ。

荒れ狂っているのに、秩序だった感じもある、このグルーヴに触れて、何度もヘビロテの渦に巻き込まれていく。

関連記事:UNISON SQUARE GARDENの「カオスが極まる」が想像以上にカオスっている件

My Hair is Bad 「瞳にめざめて」

My Hair is Badらしい等身大感と、近年際立っている”爽やかさ”が良い感じにシンクロした一曲。

30代というフェーズに立つことで、逆にバンドが持つ青春感が際立っているところに、個人的にぐっとくる。

何より、まっすぐで青臭い言葉が今なお鋭く突き刺さるところに、My Hair is Badの凄さを感じる。

つくづく、言葉が強い屈指のロックバンドだよなあと感じる一曲。

関連記事:MONSTER baSHでトリを務めたMy Hair is Badのライブをみて

back number 「アイラブユー」

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の主題歌である一曲。

数々のドラマや映画主題歌を手がけたback numberというだけあって、こういう王道バラードの安定感が半端ない。

このドラマは未見なんだけど、それでも、サウンドや楽曲展開やボーカルの表情に触れるだけで、ドラマの映像がなんとなく浮かんでしまうような解像度をもっている。

何気に冬ソングっぽい色合いのアレンジも、「アイラブユー」の魅力のひとつになっている。

関連記事:back numberのアップテンポな楽曲は大きな沼への入り口

レイラ 「話をしよう」

レイラが紡ぐ世界観が個人的に好きで。

切なさと激しさが隣り合う不思議な音と声のバランスに、自分は惹かれてしまうのである。

「話をしよう」は、どちらかというとレイラの穏やかで繊細な色合いが強く出ている。

・・・印象を受けて楽曲を聴いていると、ふいにゴリゴリにギターをかき鳴らす瞬間があって、「静」の部分を印象付けたかと思えば、空間を塗りつぶすような音圧をぶちかますような鋭さもあって。

この絶妙なバランス感に毎回、ぐっときてしまうんだよなあと思うし、きっと音源とライブでまったく表情が異なる一曲なんだろうなあと思っている。

関連記事:レイラとYAJICO GIRLとanewhiteとそこに鳴るの話

女王蜂 「MYSTERIOUS」

幻想的で独特の空気感を放つ女王蜂の一曲。

ひとつのジャンルでくくろうとしても、言葉にすることができない神秘感を解き放っている。

ボーカルの表情と展開に妙なクセがあって、なんだか演劇をみているような気分になるのも特徴。

アヴちゃんの表現力が炸裂していて、ぐっときてしまう。

関連記事:美しさと激しさを持ち合わせた女王蜂というバンドの話

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マキシマム ザ ホルモン 「刃渡り2億センチ」

開始数秒で、これはとんでもない楽曲に出会ってしまったと感じてしまう音の運び。

ベースの刻み方がかっこいいし、そこからの音の重ね方、爆発のさせ方がかっこいい。

アニメ『チェンソーマン』の主題歌ということもあって、『チェンソーマン』の空気感を丁寧に汲み取りつつも、ホルモン色で全てを塗り替えている感じが良い。

現状、テレビサイズで聴くことしかできないが、解禁されていない部分も楽しみでしかない一曲である。

関連記事:マキシマム ザ ホルモン「拝啓VAP殿」評!

ずっと真夜中でいいのに。 「残機」

同じくアニメ「チェンソーマン」の、エンディングとして起用されている楽曲。

「チェンソーマン」はEDが毎回変わり、どの楽曲も素晴らしい楽曲なので、油断するとベストソングの全てが「チェンソーマン」関連の歌になりそうになる。

ずとまよのこの歌、まずイントロのエッジの効いたベースが良い。

でも、エッジだけで魅せることはせず、ある種のキュートさを垣間見せるところも良くて、聴きどころの多い楽曲になっている。

関連記事:ずっと真夜中でいいのに。がヤバイ件

INI 「HERO」

WANIMAがINIに提供した一曲。

WANIMAがバンドアレンジを手掛けたということもあり、WANIMAらしさが炸裂した一曲になっている。

でも、INIはWANIMAらしさを汲み取りつつも、自分たちの表現をその中にきちんと溶けこませているのが良い。

聴いていると元気になるような痛快さも、「HERO」の魅力のひとつ。

関連記事:INIとWANIMAの化学反応が弾け出す「HERO」という楽曲について

JO1 「SuperCali」

JO1らしいテクニカルなダンスチューン。

王道とも違うし、ジャンル性の際立った楽曲とも違う、JO1ならではの楽曲に仕上がっている。

楽曲ごとに細かく展開が変わるのが特徴だし、メロとサビで表情ががらりと変わるのも印象的。

脇を固めるカップリングも素晴らしい曲が多いからこそ、「SuperCali」の輝きも際立っている。

関連記事:JO1の『MIDNIGHT SUN』を聴いて感じたこと

三浦大知 「いつしか」

今回選んだ10曲の中で、一番優しいんじゃないかと思う一曲。

なぜ優しさを感じるのかというと、三浦大知のボーカルがどこまでも優しいから。

緩急をつけて丁寧にメロディーを紡いでいく三浦大知のボーカルにうっとりするのである。

個人的に好きなのは、メロからサビにブリッジする「忘れないで」の歌唱パート。

関連記事:三浦大知の「いつしか」で感じた美しさについて

まとめ

UNISON SQUARE GARDEN 「カオスが極まる」
My Hair is Bad 「瞳にめざめて」
back number 「アイラブユー」
レイラ 「話をしよう」
女王蜂 「MYSTERIOUS」
マキシマム ザ ホルモン 「刃渡り2億センチ」
ずっと真夜中でいいのに。 「残機」
INI 「HERO」
JO1 「SuperCali」
三浦大知 「いつしか」

というわけで、10月後半のベストソングでした。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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