前説

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8月はわりと色々あった。

個人的に大きかったのは、主催イベントの開催かなーと振り返る日々。

近いタイミングで、また主催イベントの開催ができればなーと思いながら裏で画策するアレ。

まあ、それは置いといて、そんなこんなで月末になったので月間のベストソングの発表したい。

いつもながら当月発表ではない楽曲もランキングに入っているけれど、その辺は悪しからず。

また、選曲対象にアルバム曲全てを含むと膨大になってしまうので、基本的にはシングル曲・配信曲・YouTubeに音源があがっているものに限定しております。

ではでは、どうぞ。

本編

SixTONES 「マスカラ」

当ブログでは複数記事にわたって紹介した「マスカラ」。

SixTONESの音楽がなぜ界隈をまたいで話題になるのか。

最速でその答えを知りたいとすれば、「マスカラ」を聴いてもらったらいいのではないだろうか。

それくらいに完成度が高い一曲だと思うから。

SixTONESと常田がタッグを組むことによる破壊力は想像以上なのである。

関連記事:SixTONESの「マスカラ」の話。

Lanndo 「宇宙の季節 feat.Eve,suis (from ヨルシカ)」

Lanndoは、ボカロPとしても名を馳せるぬゆりのソロプロジェクトの際の名前である。

「宇宙の季節」はそんなぬゆりが作詞作曲に手掛けたわけで、言葉やメロディーがとても美しい一曲になっている。

んだけど、この楽曲を彩るうえで用意されたボーカル陣が凄くて。

呪術廻戦によって一躍知名度をあげたEveと、ヨルシカのボーカルとしてもお馴染みのsuisが参加しているわけだ。

ボーカルとしての実力も折り紙付きなメンバーが集結してひとつの作品で「本気」を出すんだから、そりゃあとんでもないことになるわけで。

ちなみに、この楽曲のドラムは、自分のイベントにも出てもらったなきごとのドラムを叩いている奥村大爆発だったりするらしくて、そこから勝手に親近感のレベルが上がっている。

なんにしても、一切のスキのない名曲だと実感する。

ASIAN KUNG-FU GENERATION 「エンパシー」

劇場版『僕のヒーローアカデミア』の主題歌でもあるこの歌。

・・・なんだけど、このアニメは一切自分的にはアニメ主題歌かどうかとはいうのはあんまり関係なくて、こういうリズムアプローチをするアジカンの曲ってめっちゃ好きだなあと思って、ずっと聴いていた。

今のアジカンの音楽ってサウンドの手触りがとても良い。

低音の響かせ方に円熟したかっこよさを覚えるわけだ。

そして、「エンパシー」はそこに加えて、ドラムの小刻みなリズムアプローチに惹かれるのである。

Aメロの小刻みさとか特にツボで、こういう雰囲気のアジカンってたまらん・・・・!!!!と自分なんかは思うのである。

関連記事:ASIAN KUNG-FU GENERATIONの、THE FIRST TAKEの「ソラニン」に触れて

yonige 「対岸の彼女」

足し算をすることなく、初期からサウンドの手触りを大きく変えてきたバンドもそうはいないと思う。

明確な美学があって、そこに対して研ぎ澄ませてきたからこそのかっこよさがある。

オルタナ要素が強くなったというか。

バンドとしての音のかっこよさのベクトルが変わったというか。

「対岸の彼女」は、バンドのかっこよさってこういうところにも宿るよなーと改めて感じさせてくれる一曲である。

Tempalay 「あびばのんのん」

仮に誰の歌か知らなくても、サウンドに1秒触れるだけで「あ、これはTempalayの歌だ!」と感じさせてくれる凄みがあるこの歌。

サイケデリックとか、浮遊感といった言葉でその個性を説明することが多いんだけど、Tempalayのらしさってそういう言葉を超越したところで感じさせてくれるよなーと思っていて。

というよりも、単純に<サイケデリック>というラインを越えたところに個性を染み出していて。

「あびばのんのん」を聴けば、改めてそのことを実感する。

和のテイストを丁寧に取り入れrた楽曲の装いや、途端に曲の雰囲気を大きく変える楽曲構成など、どこを切り取ってもTempalayらしさしかないというか。

少なくとも、「あびばのんのん」に宿る心地よさは、他のアーティストでは感じることができないよなーと強く思う。

関連記事:Tempalayという揺るぎない個性を集結したバンドについて

betcover!! 「回転・天使」

不思議な世界観で音が積み重ねられていくbetcover!!の「回転・天使」。

淡々としているのに、どことなく狂気的なものを感じられて。

予想のつかないアプローチで楽曲を芸術的に染め上げていくのである。

楽曲に漂う<音>を楽しんでほしいと思う一曲である。

黒子首 「Champon」

「Champon」自体は2020年に発表された楽曲なんだけど、初の全国流通盤『骨格』が今月リリースされたタイミングで、改めてこの楽曲を聴くことになってハマったので、この記事のラインナップに入れさせてもらった。

しっとりとしたサウンドなんだけど<おしゃれ>という枠組みでは吸収されない強度があって、魅了される凄まじさをこの楽曲に感じる。

また、ボーカルが少しハスキーがかっていて、良い意味で楽曲の持つ緊張感を強めている感じがするのも個人的なツボ。

3ピースバンドとは思えない迫力あるサウンドも聴きどころのひとつで、この先要注目のバンドだと思う。

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okkaaa 「熱波」

曲を聴いた瞬間、なんだかヤバいものに出会ってしまった感触がどこまでも強くあった。

難解なSF小説に出会った時のような奥深さを感じたというか。

楽曲自体は気候変動・地球温暖化がテーマで、しっかりとしたメッセージ性があるんだけど、言葉以上の重みと深さを楽曲から感じた次第なのである。

ボーカルの揺らぎ含めて自分的にツボで、ぜひ一度聴いてみてほしいと思わずにはいられない楽曲なのである。

A_o, ROTH BART BARON, アイナ・ジ・エンド 「BLUE SOULS」

某ポカリスエットのCMソングになっているこの歌。

なんにしても、個々の才能の混じり合い方が素晴らしいなーと思っていて。

楽曲のメリハリの付け方とか、サビが壮大に開けていく感じとか・・・。

アイナ・ジ・エンドとROTH BART BARONがタッグを組むと、こういう心地よさのある楽曲を生み出すことになるのかと実感した。

なにより、アイナのボーカルの存在感の強さを実感することになったし、ROTH BART BARONがこんな形で脚光を浴びることになったのも驚いたし。

クレナズム 「積乱雲の下で」

クレナズムは、爆音をぶちかます楽曲が多い印象だけど、「積乱雲の下で」は夏の情景を大事にした爽やかさも内包している。

というよりも、そういうテイストの楽曲をクレナズムが描くと、こういう気持ちよさが楽曲に宿るのか・・・とぐっと惹き込まれた歌だったりするのである。

萌映の切なさと躍動感の宿るボーカルが、楽曲の持つ情景をより鮮やかに描くのである。

MVを観ながらこの楽曲を聴くと、より<夏>感がにじみ出てきて、たまらない気持ちになる。

関連記事:2021年、期待しかない若手ロック・バンドたち

アメノイロ。 「パステルブルー」

透明感のあるアメノイロ。の楽曲は間違いない。

改めてそのことを感じさせてくれるのが「パステルブルー」という楽曲。

爽やかな青色がこんなにも似合う歌、そうはないと思うし、夏というテーマにアメノイロ。のサウンドやボーカルがよく合うよなーとつくづく感じる次第。

コロナ禍だと内面に潜る歌が多い中で、こうやって外に出るからこそ見える情景を大事にしている感じなのも、個人的にぐっときたポイントだったりする。

関連記事:2021年、期待しかない若手ロック・バンドたち

クリープハイプ 「しょうもな」

クリープハイプは相変わらず一癖も二癖もあるバンドだなあ。

そのことを感じさせてくれた「しょうもな」という楽曲。

尾崎世界観だからこそ成立する言葉選びに、エッジの効いたバンドサウンドが盛り上げていく。

大衆的なバンドになっても良いはずなのに、楽曲の雰囲気はあくまでもアングラなそれ。

どこまでもクリープハイプはクリープハイプらしく、自分たちのポリシーを表現していく感じなのが、たまらない。

関連記事:クリープハイプの歌から感じる独特の歪みについて

DIALOGUE+ 「アイガッテ♡ランテ」

作詞はユニゾンの田淵智也。

作曲は田中秀和。

攻撃力の高い布陣で制作された「アイガッテ♡ランテ」。

そういう攻撃力のある歌を歌うときのDIALOGUE+のハマり具合がとんでもないのである。

DIALOGUE+が歌うことで絶妙な温度感の中毒性になるのだ。

情報量が多いんだけど、キュートさが良い感じにポップさにくるんでいるというか・・・。

そういう絶妙さにぐっときた次第。

AI 「IN THE MIDDLE feat.三浦大知」

AIと三浦大知が本気のバラードに挑むのだから、そりゃあすごいことになるのは間違いと思っていた。

しかし、その期待値を超えるハーモニーを展開していた。

どちらが<メイン>を歌っても遜色がなくて、言葉が立体的になって耳の中に飛び込んでくるのである。

あと、テレビでこの歌を披露すると二人でダンスを踊るんだけど、その躍動感も素晴らしくてこの二人の才能の凄まじさに(良い意味で)恐れおののいた次第。

関連記事:AIの「IN THE MIDDLE feat.三浦大知」の個人的な感想

Official髭男dism 「アポトーシス」

Official髭男dismって、とんでもないバンドだ。

なんせ、楽曲構成の常識を毎回超越してしまうからだ。

なんというか、ぱっと聴きだとキャッチーでポップという言葉に収まりそうな歌に仕上げるんだけど、内実はどこまでも<変態的>なのである。

「アポトーシス」でいえば、メロディー構成的にどこがサビかわかりにくいようになっている。

というよりも、サビパートの方がある意味メロディーパートのメロディーっぽくて、メロディーパートの方がサビっぽいメロディーを展開させているようにも聴こえるんだけど、そういう構成でもキレイな<ポップス>に落ち着かせている辺りに<変態性>を強く感じるのである。

毎回、楽曲ごとに違うチャレンジを行っていて、それをきちんと大衆的なラインで着地させるのだから、そりゃあ凄いという他ないわけなのである。

関連記事:Official髭男dismの「アポトーシス」の歌詞から感じる圧倒的なドキュメンタリー性

まとめ

というわけで、印象深い15曲を選んでみました。

この記事が、新しいアーティストや音楽との出会いになったら嬉しい限り。

それでは、今回はこの辺で。

ではではでは。

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