前説

スポンサーリンク

ベストソングの記事は、月に一回挙げているんだけど、アルバムの記事は挙げていない。

そうなると、どうしてもアルバム単位の話をする機会が減ってしまって勿体ないと思ったので、今年から三ヶ月に一回、個人的なベストアルバムを発表したいと思う。

第して、 2021年春、バンド・アーティストの個人的なベストアルバム

ちなみに、この記事の紹介順はランキングというわけでは、ありませんので。

では、どうぞ

本編

秋山黄色 『FIZZY POP SYNDROME』

秋山黄色のセカンドフルアルバムとなった『FIZZY POP SYNDROME』。

秋山黄色らしいポップさと、ロックみが交錯したアルバム。

バンドが行う<ロック>とはまた違う切れ味をにじませているのが本作の特徴だと思う。

アルバム3曲目に収録されている「月と太陽」は、個人的にお気に入りな一曲。

関連記事:秋山黄色の『FIZZY POP SYNDROME』に感じるポップ性について

崎山蒼志 『find fuse in youth』

メジャー初のフルアルバムとなった『find fuse in youth』。

崎山蒼志らしい熟達したギターのカッティングと独創的なボーカリングを土台にして、様々な楽曲を<今>の崎山蒼志の歌としてバージョンアップさせたアルバム。

コアな音楽性だった分、メジャー・デビューになってどんな色になるのか気になった崎山蒼志のアルバムだけど、個人的にはポップとマニアックのバランスが気持ち良いところに着地した印象を受ける。

個人的にお気に入りな一曲は、「Heaven」。

関連記事:存在がチートのような崎山蒼志の話

NOT WONK 『dimen』

NOT WONKとしては通算4枚目、メジャーとしては2枚目となるフルアルバム「dimen」。

NOT WONKの音楽性の土台にあるのは、パンク・ロックだったりオルタナティブ・ロックだと思うんだけど、そういう枠組みを超えるような自由さが彼らの音楽には、ある。

自分たちが美しいと思ったものをそのまま音にしていくような、そんな清々しさがアルバムに満ちているのである。

ジャズやソウルなどの要素も多分含み、NOT WONKにしか生み出せないスリリングなロックを描き出している。

KID FRESINO 『20,Stop it.』

様々な客演を迎えた楽曲で構成されているKID FRESINOの『20,Stop it.』。

ざっくりと分けると、ヒップホップという括りに入れられるのかもしれないが、ダンサンブルな楽曲もあればバンドサウンドを取り入れた楽曲も散見される、幅広い音楽性に満ちた作品となっている。

特に、長谷川白紙とコラボした「youth」は特に不思議な世界観に満ちた楽曲となっている。

1月7日にリリースされたこのアルバムは、今も2021年の音楽シーンに燦然と輝く作品のひとつとなっている。

SixTONES 『1ST』

SixTONESのメジャーファーストフルアルバム。

SixTONESというアーティストそのものがジャンルになってしまうような魅力に満ちたアルバムである。

「ST」でエモーショナルに魅せてきたかと思えば、「Lifetime」でぐっと泣かせにくる鮮やかな構成。

アルバム全体の流れも素晴らしいのだ。

個性違いの6人がいるからこそ生み出せる感動。

名盤。

関連記事:SixTONESの「1ST」における個人的な感想

スポンサーリンク

SUPER BEAVER 『アイラヴユー』

SUPER BEAVERだからこそのストレートなメッセージ。

ぐっと言葉が胸に入ってくる楽曲の数々。

世の中には色んなロックがあるけれど、SUPER BEAVERはどこまでもまっすぐであることで唯一無二のロックを生み出している感がある。

インディーズでもメジャーでも変わらない。

SUPER BEAVERらしいかっこよさがこのアルバムに詰まっている。

関連記事:SUPER BEAVERの『アイラブユー』から感じる圧倒的な感動について

ヒトリエ 『REAMP』

新体制後、初のフルアルバムとなった『REAMP』。

シノダを中心に、今のヒトリエらしい色を発揮しつつも、変わることのないヒトリエの魅力も並行して提示する不思議なアルバム。

より磨きのかかった高速ロックアプローチ。

シノダのソリッドかつ破壊力のある歌声。

今のヒトリエがいかにかっこいいかを示す、間違いのないアルバム。

関連記事:新しいヒトリエの音楽がかっこいいということを伝えたい

ずっと真夜中でいいのに。 『ぐされ』

ずっと真夜中でいいのに。 は、とにかくサウンドのアプローチにワクワクさせる。

そこでその音をそんなふうに使うんだ!というドキドキがあるのだ。

なのでキャッチーなんだけど、そこから深みも感じるのである。

ずとまよがなぜ凄いのか。

その答えが記されているような、そんなアルバム。

関連記事:ずっと真夜中でいいのに。とかヨルシカのような匿名性のあるアーティストの話

sumika 『AMUSIC』

メジャーデビューしてからは2枚目となるsumikaのアルバム。

片岡の力強くも優しい歌声が魅力の、sumikaらしいポップでカラフルなアルバムとなっている。

良い意味で、バンド好き以外にも刺さるようなキャッチーさが全面に出ているのが良い。

ただし、単にポップソングを羅列しているだけでなく、時に攻撃的なバンドアプローチも魅せてくるから油断ならない。

より円熟味の増した今のsumikaの最高傑作。

関連記事:実はsumikaはとても危険なバンドである説

Tempalay 『ゴーストアルバム』

サイケデリック、というワードでTempalayの音楽性を語るライターが多い。

が、もはやそういう言葉では語れない凄まじさがこのバンドにはある。

キャッチーさと浮遊感と、メロディアスとクセの強さのすべてを感じさせる。

芸術的で刺激的。

『ゴーストアルバム』のリリースをもって、このバンドがとんでもなく進化していることを痛感させられる。

関連記事:2021年にブレイクを超えて“飛躍”すると思われるバンド・アーティストたち

まとめ

というわけで、1~3月までにリリースされた10枚を選んでみました。

何かしらの参考にしてもらえたら嬉しい限り。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket