2018年もたくさん良い曲がリリースされたが、この記事では個人的にグッときた曲をランキング形式で紹介していきたい。

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なお、この順位は完全なる個人の主観なので、なんであの曲は、この曲より下なの?ムキーッ!ってなる人もいるかもしれないが、「まあ、こういう見方もあるか」と軽〜く受け止めてもらえたら幸いです。

なお、このランキングは「基本的に」邦楽と呼ばれる作品のランキングとなっております。

また、普通のアルバム曲まで候補に入ると大変なので、今回は、2018年内に発表された、シングル曲・配信曲・MVが公開されていたり、リード的な立ち位置になっているアルバム曲から選別しています。

あと、基本的には一つのアーティストにつき一楽曲までしてみました。複数曲選ぶと同じバンド・アーティストに偏ってしまうので。

それでは、早速行ってみよう。

21位〜10位

21位:諭吉佳作/men「非常口」

初めて聴いたとき、うわあすげえ天才きたわとマジで思った。

ボーカルの色気が半端ないし、顔を見てなくても顔が見えてきそうなくらいに、声に表情がある。

おまけに、後ろになっているサウンドも独特さがあって、なんちゅー音をなんちゅービートで鳴らしてるねん的な、センスのカタマリしか感じさせない仕上がりになっているのだ。

わりと仲が良さそうな崎山総士もそうだけど、最近の10代のアーティストは音楽センスがエグすぎる。

若いからこそ完成が瑞々しい!なーんてレベルを超えている作品を生み出してくる。

マジでクオリティ高すぎると思うんですよ。

彼女はまだ全国流通ではCDリリースしていないけれど、この才能は今のうちに紹介しておかなければ!ということで、21位はこの曲からなのでした。

20位:SKY-HI「The Story of ” J “」

話題になった政治的トピックを速攻で楽曲に落とし込んで、まずはネットで発表したこの作品。

単に政治トピックを茶化すだけの歌なのではなく、ちゃんとエンタメ性のある歌詞にして、韻の踏み方にも気を使っているし、音楽作品としても質の高いものになっている。

スピード感を維持しながらクオリティもしっかり担保したものを世に出していく辺りに凄さを感じる。

なにより、こういうテーマを臆せずに発表できるということが素晴らしいし、「政治ネタ」はタブーというのは単純につまらない話だと思うので、こういう歌を歌えるアーティストが(アングラではなく)表側のアーティストで出てくるというのは、ワクワクする話だなーと思う。

19位:ROTTENGRAFFTY 「アイオイ」

ロットンって曲幅が広くて、色んなタイプの歌を歌うバンドだけど、この歌はロットンの良さが惜しみなく出ている作品だなーと感じる。

個人的なロットンの良さって、ボーカルの二人がいるところであり、その二人がタイプ的に全然違うところにあると思う。

一人はラッパーみたいな出で立ちで、もう一人はビジュアルバンドっぽい出で立ちで。

そのギャップが絶妙な地点で交わりあったとき、すんげえエネルギーの歌になるんだよなーと思うのだ。

で、「アイオイ」は、二人のボーカルがそれぞれの路線でベストを尽くしている(と感じる)ので、聴くとグッとくるのだ。

N∀OKIがラップをしまくるメロ部分。

NOBUYAが伸びやかに歌い切るサビ部分。

この二つが交錯するから、言葉がズシリと胸に届くし、余計な媚びを売ってないように感じるから、すんごく言葉が刺さってくるのだ。

お気に入りの一曲である。

18位:フレデリック「飄々とエモーション」

曲を聴いたときの「おっ!」感がすごかった。

フレデリックの新境地を見た気がしたのだ。

曲のスケールの大きさと、アレンジの仕方、なにより2番のサビが終わった後の流れ。

今までのフレデリックだったら、そういう広げ方をしないだろ?って感じの広げ方をしていて、しかも、その広げ方がちゃんとサマになっているのだ。

あ、フレデリック、明確にアリーナ目指してきたなって感じたし、そういうスケール感の歌がきっちりサマになっていた。

そういう部分も含めて、このシングルがとてもグッときたのだ。

焼き直しじゃなくて、次の先を見つめているような楽曲。

フレデリックはまだまだ面白い歌を作るんだなーと予感させられたのである。

17位:ずっと真夜中でいいのに。「ヒューマノイド」

Youtubeの再生数だけで言えば、「秒針を噛む」とか「脳裏上のクラッカー」の方が人気だったりするんだけど、個人的にはこの歌が好きで。

Bメロで一旦落ち着くのに、サビで再び疾走感を出してくる感じが好みなのだ。

Eveとか、ああいうタイプの音楽が好きなら絶対にハマる音楽だと思う。

なんせ、ずっと真夜中でいいのに。は、どの歌もメロディーがすごく良いのだ。

MVのアニメーションも推しのポイントであるし、ポップとロックのバランスがすごく良いところも、推しのポイントになっている。

16位:ナードマグネット「FREAKS & GEEKS」

シンプルで割とベタだからこそ、同調圧力に中指を立てた感じの歌詞がグッとくる歌。

ナードマグネットは昔から良いバンドだな〜って思いながら聴いているんだけど、とはいえ、歌によっては刺さらないな〜って思うこともあったりで。

が、この歌は久しぶりに自分の好みにスマッシュヒットした。

陰キャ側の背中をそっと押してくれるような歌を、こういう風なギターサウンドに載っけられたら、そりゃあグッとくるしかないというか。

そんな一作。

15位:三浦大知「Bizzard」

三浦大知とNao’ymtがタッグを組んだら、もうそれだけで名作フラグが立ってしまうんだけど、今作も予想をさらっと飛び越えるような作品を出してきた。

音楽としての水準も高い作品で、鳴っている音ひとつひとつにワクワクするんだけど、三浦大知の場合、さらに歌詞の世界をダンスにしてしまうので、より作品世界に広がりが生まれるのだ。

ドラゴンボールというタイアップで、こんな作品を生み出してしまうなんて・・・と驚嘆する一作。

14位:崎山蒼志「五月雨」

15歳であることを抜きにしても、ボーカル、コード進行、カッティング、この3つの要素で他のアコギ弾き語り作品とは明らかに違う個性をビンビンに出している作品。

あんまりコードなんてあんまりわからないにしても、他のポップスでは聴かないような音の響きが展開されていることは、なんとなくわかると思うのだ。

音楽のことなんてあんまりよくわからない人でも「普通とは違うことをしている」ということがわかるサウンドになっているのは、崎山くんの音楽的感性が飛び抜けているからだし、実際、これをライブで見るとめっちゃカッコイイいいんですよ。

アコギ弾き語りというありきたりなスタイルで、まだ「新しさ」を作れるんだな!ということを実感させられた秀作。

13位:Official髭男dism「ノーダウト」

ブラックミュージックをこんなにも綺麗にポップスに落とし込めるんだと驚かされる作品。

おまけに、めっちゃキャッチー。

全部センスのカタマリやんっていう一曲で、聴いていたらクセになってしまう。

なんかコメントにするとそれだけになっちゃうんだけど、本当にこの歌、めっちゃいいんですよ。本当に本当に。

12位:Suchmos「VOLT-AGE」

W杯の歌としては死ぬほど酷評されたけれど、個人的にはめっちゃ大好きな一曲。

なぜこの歌が好きなのか?ということに関してはこの記事に書いたので、よかったら読んでみて欲しい。

だって、ボルテージっていうタイトルを「VOLT-AGE」っていう表記にしちゃうんですよ?

普通の感性の人ならそんなこと、できないですよ?

いかにSuchmosというバンドがクレイジーで面白いバンドであるか?ということがよくわかると思うのだ。

Sucmosはオシャレバンドではない。

単なるヤバイバンドなのだ。

そんなヤバさを全力で形にしたのがこの曲なのである。

11位:フジファブリック「電光石火」

3週連続でリリースされた配信シングルの第一弾であるこの曲。

「1/365」「手紙」と配信リリースは続き、そのあとには「FAB FIVE」というミニアルバムもリリースされたんだけど、トータルで見ても僕はこの歌が好きで。

元ネタはフジファブリックのシングルである「Sugar!!」なんだけど、まずはそこがグッとくるポイントで。

曲を聴いていると、何とも懐かしい気持ちになるのだ。

でも、その一方で、歌詞を聴くと前を向く気持ちになれるという不思議な歌で。

色んな要素が絶妙なバランスで成り立っているからこの歌にハマってしまうし、フジファブリックのセンスが爆発したなーと感じる作品。

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10位〜4位

10位:ネクライトーキー「オシャレ大作戦」

楽曲の中毒性がとにかく高くて、アニメ声的要素のあるボーカルの声と曲のノリが見事にマッチしている名曲。

いや、ほんと、すんごい爆発力を生んでいるなーと感じるのだ。

本当の意味でバズりそうなインディーズバンドが出てきたな!と個人的に思っているので、来年ブレイクしそうなインディーズバンドは誰ですか?と問われたら、9割の確率でネクライトーキーと答えています。

それくらいに、マジで推し。

全員が同じタイミングで合わせ「ジャン!」って音を鳴らす、あのイントロが個人的なツボのひとつ。

9位:ヒトリエ「ポラリス」

めっちゃこの曲良くないですか????

ネクライトーキーに限らず、良いバンドがどんどん出てきているから、中堅バンドってちゃんと聴くことが減ってきがちで、11月末にリリースされたヒトリエの新譜もさらっと聞き流していたんだけど。

改めて聴き直すと「いや、この歌めっちゃ良いですやん!!」ってなったんですよ。

Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビの流れがとにかく良いし、おまけにDメロも存在していて、「なんやねん、この歌、メロディーのデパートかよっ!!」ツッコミを入れたくなってしまうような歌。

しかも、どのメロパートもフックがあって、印象に残るのだ。

それにも関わらず、きちんとサビが一番キャッチーというエグさ。

つまりですね、ヒトリエ、やっぱりめっちゃ良いやん!!!ってことなんですよ。

メロディーメイカーとしてのwowakaはやっぱり今でも凄いんだなーと改めて思ったというか。

しかも、この歌、演奏もかなり難しいことをやっているんですけど、それを人力でやり切ってしまうという凄さ。

ヒトリエというバンドは、本当に凄いバンドなんだと再認識させられた一曲なのでした。

8位:星野源「ドラえもん」

なんでこのタイトルで歌リリースできているの??なんで、間奏部分、メロディー拝借できているの??「ドラえもん」ってタイトルなのに、タイアップありきの歌なのに、なんで星野源の歌になっているの??と驚きと疑問しか残らないような歌。

「アイデア」や「Pop Virus」も名曲だとは思うけれど、ドラえもんすら自分の側に寄せてしまうやり口含めて、この歌の方が自分の中でぐっときた曲かなーと思ったので、星野源はこの歌をランキングに入れて見ました。

子供達に聴かせてもハマりそうなのに、音楽通も唸らせてしまうような按配にしてしまうところが星野源の凄さだなーと改めて思いました。

サビ終わりの「ド」の連呼が今でも僕は大好きです。

7位:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」

今でもBUMPのライブに通う、全BUMPファンを殺しにかかった恐ろしい名曲。

こういうタイプの、こういうフレーズの楽曲だったらお前ら死ぬだろ?ってことがわかっていながら、絶対にこういう歌詞を書いてきたんだと思ってしまうような楽曲で、その魂胆にしっかりハマってしまったタイプの人間です。

でもね、個人的なことを言えば、BUMPのバラードってあんまり好きじゃないんですよ。

だから、シングルリリースしたら毎回手放しで名曲と言えるかっていうと「ん〜微妙〜」って思うことも多いんですよ。

このシングルはファンの足元見てきたな、って感じることも多いんですよ。

でも、「話がしたいよ」はマジで気合いを入れて作ってきたな〜、ここで新たなファンを獲得しようと本気で企んでいるな〜、という野心みたいなものがすごく感じられるし、実際歌詞がめっちゃ良い。めっちゃ切ないんですよ。

まあ、この歌についてはこの記事でも書いているので、よかったら読んでみてください。

ガムを紙にペッてしたくなる歌ナンバーワンです。

6位:UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」

この歌はユニゾン史に残る名曲だと思っていて、とにかくメロディーと歌詞が良い。

ユニゾンがきちんとポップスと向き合って、ポップスの中でしかるべき落とし所を見つけた歌というか。

「片道切符」という単語をさらっと歌詞に挟み込むセンスがすごく素敵で、春感の出ている切ない歌詞がとにかくグッとくる。

サウンドで魅せることが多いユニゾンだけど、この歌はメロディーで殺しにかかってきています。

田淵はこの歌が思うほど話題にならなかったみたいなことをブログで書いていたけれど、個人的脳内ではこの歌は大旋風を巻き起こしていました。

ってか、これだけポップに振り切れてもユニゾンというバンドのアイデンティティーが揺るがらない辺りがユニゾンの凄さだなーと改めて認識したというか。

ヒトリエの歌もそうだし、ユニゾンのこの歌もそうなんだけど、Aメロとサビをブリッジするまでのメロディーがめっちゃ良いんですよ。

ドラムがスネアを連打するところとか含めて。

まあ、とりあえず一回聴いてみてください案件ですね。

5位:米津玄師「Lemon」

今年はこの歌と「Flamingo」をリリースした米津玄師。

「Lemon」は売れすぎたからこういうランキングでスルーされがちなところもあるけれど、僕はこの歌、めっちゃ好きだし、Youtubeで再生数2億を超えるだけあって、本当の意味で「名曲」だなーと感じるのだ。

だって、この歌、過不足ないもん。

必要なものは全て揃っているし、不要なものは一切入っていない。

だから、何回でも聴けるし、誰に聴かせてもある程度良い歌だと感じられる。

局地的ヒットソングはあり得ても、もはや大衆的ヒットは不可能と言われていた音楽シーンにおいて、米津玄師の「Lemon」は、明らかに老若男女を突き破って大衆的ヒットを成し遂げた。

これって凄いことだと思うのだ。

「くえっ」という声のサンプリングから、ハンドクラップから、キーボードから、ストリングスから、歌詞から、メロディーから、米津の感情的な歌声から、全てが全てが完璧なバランスで構成されているからこそ、米津のこの歌はここまで届いたんだろうなーと思うし、わりと昔から米津の歌を聴いている自分でも、この歌は普通にすごく良い歌だなーと思うのだ。

っていうか、ユニゾンといい、BUMPといい、この歌といい、切ない歌詞ばかりランキングに選んでいる気もするが、切なさソングの中でも別格なのが、この「Lemon」だと思うのだ。

4位:マキシマム ザ ホルモン「maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」

情報量エグすぎ案件。

ホルモンのセンスが色んな形で表現された名曲で、長いスパンがかかって制作されたことも納得できるような快作である。

作品についてはこの記事で書いたので、こちらを読んでほしい。

書籍として収録された4曲とも名曲だと思うが、特にこの歌にビビビッときたので、この曲をランキングに入れました。

ここで語ると蛇足になるので、ぜひレビュー記事を読んでください。

以上、10位〜4位まででした

どうでしたでしょうか?

いやーほんと、ここまで長々と読んで頂き、ありがとうございます。

残すところはトップ3。

マジで2018年も良いアルバムがたくさんだったなーと実感するばかり。

くだらない雑談はこの辺にして、最後トップ3、行ってみましょう!!!!

どうぞ!!!

3位:あいみょん「マリーゴールド」

ホルモンもワーナーに移籍したけれど、あいみょんもワーナーなので、ワーナー勝利すぎるな〜と感じた今年。

この歌、90年代にリリースされていたら絶対にミリオンセラーになっていたと思うのだ。

それくらい、すごく良い歌。

まあ、これは感覚的な話なので上手く言語化できないんだけど、メロディーの展開的に、これは「売れる」っていうのはすごく感じるのだ。

メロディーの良さなら、今年のあいみょんは「マリーゴールド」がダントツ。

あいみょんの歌って、小沢健二とかスピッツみたいな、90年代の捻くれているのに売れた系ポップスのセンスを感じさせるというか、サブカルにも受けるのにちゃんと大衆にも届かせるというか、そのバランス感覚が絶妙である。

そんな中でも、マリーゴールドは良い意味で大衆側に寄った作品なのかなーと感じるのだ。

だから、すごく売れていたであろう未来を感じるというか。

あと、あいみょんの「マリーゴールド」も米津玄師の「Lemon」も、アゲハスプリングス在籍アレンジャーが仕事を手がけているんだけど、これって考えたら凄い話で。

日本のグッとくるポップスの裏には、多くの場合、アゲハスプリングスが関わっていることが多くて。

今年もアゲハ時代だったんだなーと、並べてみて改めて思ったりする。

とにもかくにも、僕はこの歌のメロディーに惹かれまくって、鬼リピートしたんで、ランキングでこの位置にしましたという、そういう話です。

2位:チャットモンチー「たったさっきから3000年までの話」

この歌、本当にすごく好きで。

チャットモンチーで言えば、僕は「染まるよ」が至高で、それ以外は好きだけど、こういうベストランキンングに入れるほどにはハマらないなーという感じだったんだけど、ラストアルバムのリード曲となったこの歌は、久しぶりに個人的スマッシュヒットとなった。

もちろん、これがチャットモンチーの最後の曲だから、という部分も強かったとは思うけれど。

けれど、それだけではなく、バンドのラストという物語と、この歌の世界観が共犯的に噛み合ったから、よりグッとくるものになったのではないか?そんなことを思うのだ。

バンドサウンドではなく打ち込みであったところ。

過去と未来に思いを馳せるような広がりを感じさせる歌詞だったところ。

イントロはなしで速攻で歌入りが始まるところ。

時計の秒針を少しずつ刻まれていくとこ。

曲が展開されるに従って少しずつ音を積み上げていくとこ。

サビはあえて歌詞はなくて聴き手に想像させるとこ。

2番のサビが終わると途端に流れが変わるところ。

アウトロはなしでさらっと曲が終わってしまうところ。

全てが全て、個人的にグッとくるポイントだった。

だから、自分の中でスマッシュヒットしたのだ。

だから、僕はこの歌を2位にしたのだ。

1位:Radio Bestsellers「栞」

※この歌には動画がありません。

一曲単位で一位を選ぶなら、これだってずっと前から決めていました。それくらいにダントツな歌。

まあ、この歌はFM802のキャンペーンソングで、世間的にリリースする作品ではないので、本来こういうランキングの選定としては相応しくないのかもしれないけれど。

でも、入れたくて入れました。

だってね、選出されたボーカル、みんな良いんですよ。

このアルバムランキングを見ても 、今回のシングルランキングを見ても、わかってもらえると思うんですけど、今回のボーカル、全員好きなんですよ。

そんなドリームチームなボーカル布陣で、文句の付けようのない歌詞とメロディーの歌、歌われたら一位になるしかないでしょ?という話で。

個人的なこの歌の推しポイントは、フレーズの割り方なんです。

ほんと、完璧だと思うんですよ。

最初が尾崎世界観のフレーズで始まり、その次がフォーリミのGENなんですけど、まずここが完璧。

低音のGENヴォイスにバトンが移るわけだけど、ここがまず良いんですよ。

普段高音ボーカルで、高音な歌しか歌わない人が不意に聴かせる低音ボーカル。こんなんグッとくるしかないと思うんですよ。

わかります??わからないですか??こんなテンションで続きますよ???

一番で特に良いのは、サビで登場するsumikaの片岡健太。

「嘘〜だよ〜ごめ〜んね〜」って部分。

この一人だけ、声質も声量も違いすぎて、やたらと主張強すぎな感じ。

ここ、良すぎると思うんですよ。

このフレーズは片岡健太だから成立するというか、すごく響くものになっているというか。曲全体としてみても、すごく良いアクセントになっているというか。

2番で言えば、さらっとしているあいみょんも絶妙だと思うんだけど、特筆すべきはユニゾンの斎藤宏介のラスボス感。

2番が中だるみせずに、やたらと緊張感を持って歌が展開されるのは、サビの二つのフレーズを斎藤宏介が歌うからだと思うんですよ。

斎藤宏介が歌う「うつむいてるくらいがちょうどいい 地面に泣いてる」のフレーズで死んだのは僕だけではないはず。

でね、その後、間奏なしで、そのまますぐにCメロに移行するのもすごく良いし、スガシカオだけはサビを歌わせないあたりもすごく良いんですよ。

もしこれで、中途半端にラストのサビでスガパート出てきたら「いや、違うでしょ?」ってなってたと思うんですよ。

でも、それはしない。

ちゃんとサビは若者だけでバトンを繋ぐ所が良いんですよ。

というか、きちんと各ヴォーカルが役割を持って歌っているから、ただでさえエモい歌詞が余計にグッとくるんですよ。

いや、ほんとマジでどのフレーズを切り取っても、この歌は名曲だと思いますんです。

普通に泣ける歌だし。聴いていて泣きそうになるし。いや、ごめん。それは盛ったけどさ。

一応、栞についてはこの記事にも書いたので、よかったら読んでみてください。

クリープハイプバージョンも好きだけど、僕はダントツでこっちバージョンですし、今年の一番はダントツでこの曲です。死ぬほどリピートしましたし。

まとめ

というわけで、ざらーっと21枚並べてみました。

1位:Radio Bestsellers「栞」
2位:チャットモンチー「たったさっきから3000年までの話」
3位:あいみょん「マリーゴールド」
4位:マキシマム ザ ホルモン「maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」
5位:米津玄師「Lemon」
6位:UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」
7位:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
8位:星野源「ドラえもん」
9位:ヒトリエ「ポラリス」
10位:ネクライトーキー「オシャレ大作戦」
11位:フジファブリック「電光石火」
12位:Suchmos「VOLT-AGE」
13位:Official髭男dism「ノーダウト」
14位:崎山蒼志「五月雨」
15位:三浦大知「Bizzard」
16位:ナードマグネット「FREAKS & GEEKS」
17位:ずっと真夜中でいいのに。「ヒューマノイド」
18位:フレデリック「飄々とエモーション」
19位:ROTTENGRAFFTY 「アイオイ」
20位:SKY-HI「The Story of ” J “」
21位:諭吉佳作/men「非常口」

いや、なんであの曲入ってないねん!!!というツッコミは人の数だけあるかと思うし、半年前に同じようにランキングしていたら全然違ったと思うんですけどね。

まあ、その辺はご了承頂けたら幸いです。

あと、ベストアルバムと曲が一切被らないようにしているのは若干意図ありだったりしますが、基本は素直に選んだ21曲となっております。

もしこのなかでまだ知らない曲がありましたら、ぜひ何らかの参考にしてもらえたら幸いです。

ではではではでは。

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