前説

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6月、ブログにちんこブラザーズのインタビュー記事を掲載した後、TwitterにあるDMが一通届いた。

当該記事はこちらちんこブラザーズのアルバムレビューと本人インタビュー

曰く「ちんブラさんの紹介記事はあるのに、うちらのイベントを紹介する記事がないってどういうことですか?」

そんなテンションのDMだった。

chocol8 syndrome 略して、ちょこはち。

そのバンドこそが、僕に連絡をしてきた張本人である。

というのも、ちんこブラザーズは、ちょこはちとガールズロックバンド革命が主催する<ちょこロックフェス>に出演する予定だったのだ。

結果的に、ちんブラは体調不良で、ちょこロックフェスの出演を辞退することになったが、ちんブラとちょこはちは、切っても切れない関係なのである。

ちんブラを紹介する記事も書くなら、ちんブラが出演する予定だったちょこロックフェスのことも記事にしてしかるべき、というのは確かな話である。

ただ、正直、僕は過去のちょこフェス!にも、ガルロックフェスにも参戦したことがなかった。

そんな僕が、したり顔で記事を書いてもいいのだろうか?という思いもあった。

しかし、ちんブラが数あるイベントの中から、国内イベントの中で唯一出演を表明していた、ちょこロックフェスとは、どんな魅力を持ったイベントなのか?というところには興味があった。

しかも、このイベントには、イヌクワやびわ湖くんをはじめ、ブログ内でもお世話になった方々が数名、出演する予定なのである。

ならば。

DMにきたオファーを断る道理などない。むしろ、このオファー、受けて立つしかない。そう考えた僕は、すかさずDMに返信をしていた。

どうせ、記事を書くならば、ちょこロックフェスのことをスッポンポンにしてやるぜ!

そう思った僕は、逆にちょこはちにインタビューのオファーをかけてみた。

オファーは快諾された。

そして、お互い、おっかなびっくりの中、大阪の某所にて、人知れずこっそりインタビューが開催されたのである。

その模様を、見てほしい。

主催バンドの紹介

chocol8 syndrome

おしゃれ×かわいい×かっこいい音楽の三大要素を詰め込んだバンド。

ガールズロックバンド革命

https://youtu.be/tFYDK-14Tt4

見た目とサウンドに良い意味でギャップのかっこいいバンド。

ちょこロックフェスの公式Twitterはこちら→(@LIVEchocofes)

本編

インタビューの模様

――なぜ今回ちょこフェス!とガルロックフェスが一緒にタッグを組んで開催したのかを教えてください。

奏:初めて大阪でライブをやったとき、ガールズロックバンド革命がたまたま対バンだったんです。そこから、仲良くさせてもらっていて。で、何か一緒に色々やりたいねってことは(前々から)言ってたんですけど、具体的に何をやるとかは決まってなくて。その中で自分たちもずっとサーキットフェスを東京中心なんですけど、やってて。で、その前の年に一回、ガールズロックフェスも大阪と東京でやってて。なんかもうまったく同じだし、時期もけっこう被っていたので、一緒にやったらもっと大きいことができるんじゃないというところから、一緒にやろうっていう雰囲気になりました。

――ふむふむ。その辺のことをもう少し具体的に聞きたいです。

奏:(ほんとうは)最初、自分たちだけで毎年のようにやろうと思っていて。で、去年は10月にやったんですけど、(今年は)ワンマンが10月に決まって、10月にそれはできないってなって。じゃあどこにしようってなったときに、一ヶ月前に倒すかってなったんです。けど、去年、一ヶ月前にガールズロックバンド革命が(フェスを)やっているのを知ってて、これは一緒にやったら食い合うし、自分ら負けるぞってなって。被らないようにっていうのもあったし、そこはお互いのためにと思って一旦連絡をして。今年やるの?って。で、(ガールズロックバンド革命は)まだ考えているって言ってたから、(そこで)よかったら一緒にやらないって。で、元々自分たちは5会場を押さえていたから、ガールズロックバンド革命は去年使った2会場を押さえてもらって(計7会場での開催にしました)。

ASAKA:元々サーキットをする前から、ちょこはちと何かしたいってことはずっと言ってたので、スムーズに話は進みました。

――じゃあ、呼んでるバンドの比率も5対2とかだったりするんですか?

奏:呼んでるバンドの割り振りとかは特になくて。互いに、どこを呼びたいってなって。(呼びたいバンドを)出し合って、繋がっている方が呼ぶっていう。

ASAKA:お互い、繋がっていないところが繋がっているので、幅広く呼べるというか呼べないバンドはいなかったですね。呼びたいバンドは全部繋がっている状態で。

――今年は出演しているメンツが幅広いですよね。どういう基準で選ばれたんですか?

ASAKA:自分たちがかっこいいと思うっていうのが絶対条件で。ただ、ジャンルは問わずに呼びたいと思っていて。一つのバンドが好きできても、違うジャンルのバンドも好きになってもらうとか。自分たちがかっこいいと思えるバンドなら、どういうジャンルでもいいから、とりあえず自分たちがいいと思う人を集めて、かっこいいイベントにしたいっていう感じですね。

奏:自分たちは東京の方で5年ぐらいやったんですけど、1年を通して活動していく中で、なんかこのバンド、みんなにも知ってほしい、埋もれているのがもったいないなーってのがあって。(このフェスは)そんなバンドを発掘して、プレゼンするみたいなイメージがあります。 サーキットフェスって、たくさんお客さんが集まってくれる良い機会なので。あと、ちょこはちの場合は、(カッコいいバンドだけじゃなくて)面白いバンドも好きで、今回のちょこロックフェスは、わりと面白い人はちょこはちが誘っていて、かっこいいバンドはガールズロックバンド革命が誘っていて、それが融合しているから、面白いサーキットイベントになっている感じですね。これは自分たちだけではできないですし、ガールズロックバンド革命だけでもできないですし。

――なるほどですね。メンツも素晴らしいですけど、それ以外に見どころってありますか?

ASAKA:自主レーベル同士のイベントやけど、7会場で64バンド集めるという、まあまあスケールのでかいことをやっていて。ひとつのバンドでは無理な事でも、タッグを組めば、メジャーとかインディーズとか関係なしに、大きいところでできるって言うところが、見どころというか。

奏:自分たちがインディーズをやっている中で、本当に人に聞いてもらう機会っていうのがなかなか難しくて。で、(聞いてもらう機会を作るために)何か一緒に大きいことをやろうって言った時に、全然サーキットフェスじゃなくてもよかったんです。最初は野外の話とかしてて、なんか野外の大きいところを借りて、無料でとにかくたくさんの人に集まってもらおうとか(も考えていた)。(結果、サーキットフェスになったけど)ほんとに出演してくれるバンドさんは、ほとんどが協力的で、この二組が頑張ってくれるから出るよって言うところがすごく多いです。インディーズのバンドの力を結集している、そういう熱い思いが集まっているイメージがあって、その熱さは見どころのひとつですね。

ASAKA: インディーズとかメジャーとか関係なく、純粋な応援したいってところと、見てほしいってところと、見せたいところだけを集めた、そういう意味では質の高いイベントになりそうかなーと。

――ちなみに自分たちで作り上げるからこその苦労とかありますか?

しゃおん:(以前のフェスでは)受付とかも自分たちでしてました。普通だったらスタッフさんもいて、全部受付とか誘導とか専属のスタッフとかボランティアの人がやってると思うんですけど、人手が足りなすぎて、全部自分たちでやってました。

奏:自分たちの出番ギリギリまで、自分たちがこの会場何分押しだよーとか。ここのバンドの清算がどうとかやっていて。

しゃおん:出番10分前まで、運営として動いて、10分で演者として頭を切り替えてやってましたね。

奏:去年のちょこフェスの時は、トラブルでリハの時間になっても来ないアーティストがいて、連絡を取ったりとか、今こういう状況で来ないので、リハーサルをして進行してくださいって指示出したりとか、大変な思いをしてました。

しゃおん:ライブハウスに1人や2人メンバーを配置して、管轄して見てるんですよ。

奏:今までは(メンバーの数でギリギリ足りる)5会場しかやったことがなかったんですよ。でも、今回は7会場になるんですよね。

――大丈夫なんですか?

奏:(ガールズロックバンド革命をちらっと見て)今回は一緒にやるんで、大丈夫です。

ASAKA:(ちなみに)自分たちはバイトを日雇いで雇って、後輩とかに手伝ってもらったりしてました。ライブはがっつりモードを切り替えたいタイプなので。

奏:逆に自分は不安になっちゃって。任せるんですけど、不安になって介入しちゃうタイプなんですよ。

――今回、出演する一番のオススメのバンドを一組紹介するとしたら、どのバンドになりますか?

しゃおん:ちんブラっすね。

一同:(笑)

しゃおん:発表したとき、一番反響があったんですよ。

奏:通知が止まんなくて。ツイッターって閲覧数が見えるじゃないですか?15万とか(いきましたもん)。どんだけーって。出てほしかったんですけど、残念ですね。

一同:(笑)

奏:でも、物販だけはしにくるみたいなんで。

――まあ、ちんブラさんは今回出られないので、他のバンドで一組挙げるとしたら、どのバンドになりますかね?

奏:ガールズロックバンド革命は、個人的にこんなやばいバンドがいるってことを、大阪に来て一発目で知って。大阪ってこんなやばいのがいるの?っていうイメージを持ったんで、ぜひ見てほしいなっていうのは、常に思っています。

――やばいっていうのは?

奏:僕、ドラムなんですけど、JUNNAちゃんはどっからあんなパワーが出てくるのかわかんないし、腕も足も細いのに、あんなに力強いドラムが叩けるんだろうって(いつも尊敬の眼差しでみてます)

しゃおん:対バンしたときに、JUNNAちゃんの力強いドラムに感動してて、ドラムが可哀想で、強く叩けないんですけど、どうしたらいいですか?ってJUNNAちゃんに訊いてて、そしたらJUNNAちゃんは、ドラムは叩かれるのが好きだから、いっぱい叩いたら喜ぶよって(話してました)

一同:(苦笑)

――ちなみに、JUNNAさんのドラムを叩く秘訣って何ですか?

JUNNA:……全身を使って叩くことですかね。

――なるほどですね。では、ガールズロックバンド革命さんの推しバンドを一組教えてください。

ASAKA:呼んでいるバンドは全部イチオシなんですけど、やっぱり、ちょこはちですかね。(ちょこはちの)ジャンルって、あんまりないジャンルじゃないですか。エンターテイナーっていうか。ライブをみたら楽しくなれるっていう。私らのライブって、ザ・音楽好きが好むっていうか、楽しいっていうよりもかっこいいって思われたいっていうのがあるんですけど、ちょこはちさんは、楽しいっていうのが一番に出るイメージ。あんまり音楽を聞かない人でも、入りやすいかなっていう。

――ちなみに、ちょこはちの誰がエンターテイナーなんですか?

ここで、それまで会話に一切入ってこなかったケンコモブチが指差される。

ケンコモブチ:いやいやいやいや、みんなで話し合って決めてるでしょ?

奏:元々彼は俳優なんですよ。フジテレビで、藤原竜也の同僚役とかで、出たりとかして。

(その言葉を聞いて、ガールズロックバンド革命のメンバーが今日一で前のめりになる)(以降、ケンコモブチの俳優業の話になるが、本編とはあまり関係がないため、今回はこの部分は割愛します)

奏:なので、曲に合わせて、歌舞伎モノになって白塗りのキャラになったりーとか、よだれかけとおしゃぶりを付けて、赤ちゃんのキャラクターになったりとか。何でもなれるんですよ。

――じゃあフェス当日もやばいキャラクターを見せてくるってことですね。

奏:そうですね!

――では、当日への意気込みを聞かせてください。

ASAKA:「インディーズだけでやる」っていう裏の自分たちの想いはあるんですけど、当日来てくれたお客さんたちに、今年一熱いサーキットイベントって言ってもらえるくらい、規模と歴史に残るような、ちょこロックフェスって凄いよねって言ってもらえて、また東京とか別の街に繋がるような、イベントにできるように頑張っていきたいです。

奏:今まで自分たちだけでやってた時は、なんか失敗してもなんとなく自分たちのせいだから、まあいいかなっていうところがあったんですけど、今回はガールズロックバンド革命が関わってくれて、一緒にやってくれて、自分らが知らないバンドも多いんですよ。(だから、いつも以上に)ちゃんとやんなきゃなっていう緊張感があります。自分たちにとっても、出てくれるバンドにとっても、来てくれるお客さんにとっても、良かったって言ってもらえるようなイベントに、絶対にしたいなって思います。

しゃおん:チョコロックフェスのゴールがあって、それはみんなで焼き肉を食べることです。叙々苑で。なので、それくらいのクロが出るように頑張ります。

インタビューをした感想

正直、最初はなんか身内がわちゃわちゃやっているイベントなんだろう?くらいにしか思っていなかったんだけど、話を聞いていくと、それが誤りであることを痛感した。

熱い思いを持ってイベントを作っていること、何よりも拘りを持ってブッキングもイベントの建てつけも作り込んでいることがわかったのだ。

当たり前の話である。

バンドを続けることも、人を巻き込んで大きなイベントを作ることも、並大抵の努力と覚悟ではできないことなのだから。

話を聞くことで、改めてそれを実感したし、だからこそ、ちょこロックフェスへの期待値が僕の中で相当高くなった。

インタビュー部分ではカットしたが、当日、ケンコモブチは得意の「芸」で、遊びに来たお客さんを絶対に笑顔にさせると誓っていた。

その時の彼の顔に宿っていた覚悟は、並大抵のものではなかった。

きっと予測できないキャラクターになって、僕たちの前に現れてくれるんじゃないかと思う。

ちょこロックフェスとは、面白いもかっこいいも詰め込まれた、熱い思いを持ったロックフェスである。

そのことだけは、間違いない。

それだけをお伝えして、インタビュー部分のまとめに替えさせてもらえたらと思う。

出演バンドのコメント

ちょこロックフェスには60組以上のアーティストが出演する。

今回は、そんな出演者や関係者から一部コメントを頂きましたので、ここでご紹介させて頂きます。

犬も食わねぇよ。

Twitterでちんこブラザーズさんがちょこフェス出演キャンセルというニュースを知り、ネタでちんこシスターズとして出ますよとツイートしたら、ちょこフェスの神運営さまが反応してくださり、まさかの出演という流れになりました。ありがたやぁ〜🙏🙏

犬も食わねぇよ。のライブは「アラサーおじさんの文化祭」です(誰が見たいねん)。普通のライブに飽きた人、普通の音楽に飽きた人、ぶっ飛んだ刺激が欲しい人、お待ちしております。

びわ湖くん

ちょこはちとの出会いは、、、、なんやっけ湖?

よく覚えてないのでそんな劇的な出会いはなかったんだと思います湖笑

いろんなアーティストと話す機会があるんですけどちょこはちのメンバーは何事にも本気なんですよ湖

このちょこロックフェスで自分たちの事だけじゃなくて出演してくれるみんなで音楽シーンを変えようと本気でしてるんですよ湖

そんな思いの詰まったちょこロックフェス?そら出るでしょ湖

びわ湖の水位上げに大阪に乗り込みます湖

SALTY DOG

ちょこロックフェスのイメージは「甘くて美味しそうなイベント名」ですね。

ちょこロックと聞いてM&M’Sがパッと頭に浮かびました。

皆様はどうでしょうか?

僕はチョコ大好きなので、皆様が思う”ちょこロック”な差し入れ待ってます!w

ただ、SALTY DOGのライヴは甘くないのでご注意を。

ーーTOMOYA (Bass)

BabySitter

ちょこフェス!も、ガルロックフェスも、どちらのフェスにも出させて頂いたことがあったので、今回2つが合体したフェスは熱いこと間違いなしだな!とめちゃくちゃ楽しみです!!私達もフェスを熱い1日に出来たらなと気合い入ってます!!(^^)

メタボリックシンジゲート

メタボリックシンジゲートは2年前にちょこはちと出会ってから急激に仲良くなって、ちょこフェスには東名阪と呼んでもらってる!

バンド、スタッフ、お客さんとスゴイ身近で色んな人を巻き込みながら、回を重ねるごとに盛り上がりが増す、伸び代しかないちょこフェス!

それが今回ガルロックフェスと合流することでスゴイことになるぞ、と!

一体どんなパワーアップしたイベントになるのか!?是非その『め』で確かめてね!

あと、キラキラしたメンツの中で毎回確実に異質で浮くメタボリックシンジゲートも必見!是非観に来てね!

だんちゃん from ロクロラ

ちょこはちとは一年半程度の付き合いなんですが…とにかく真摯に頑張っている!応援したくさせるバンドです!

何かでお店を知ってわざわざ訪ねてきてくれて、それからも大阪に来る度に顔出してくれて、一日店長もしてもらったり、やっぱりこっちも愛着湧きますよね。笑

そうやって繋がりも大事にしているから、東京のバンドなのに大阪や名古屋でサーキットフェスを主催できたりするのかなと。

今回はそのちょこフェスもガールズロックバンド革命とコラボなので、益々楽しみ!

また新たな人がちょこはちを知って、その魅力にハマっていくんだろうなと期待しています!

ちんこブラザーズ

次にあなたが歓んでくれる場所は、次あなたと歓びを共有できる場所は、ちょこロックフェスしかないと思いました。

野暮は承知で言うけれど、僕達にゴールはないから。

「ちんブラ、ここからどうするんだ?」ってニヤニヤしながら大きく構えて観にきて下さい。

他のバンドじゃ出来ないもの見せてやるよ。(コメントを貰った3日後風邪で出演キャンセル)

ーーボーカル 神宮寺隼人

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