前説

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今年はフェスやライブが軒並み中止になっている。

これ自体はもう仕方がないこととして受け止めるしかないんだけど、たまに思うのだ。

昨年、同じようなことになっていたらKing Gnuや髭男の躍進はなかったんじゃないかって。

逆に今年、フェスやサーキットイベントでライトなファンからの認知度が上がり、もっと明確にその人気を拡大していたんじゃないかなーというバンドがいくつもいる。

せめて、どこかでそういうバンドを紹介する機会が作れたら・・・ということで、この記事ではそういうバンドを集めて特集してみたいと思う。

では、どうぞ。

本編

ネクライトーキー

昨年から話題のバンドだったけど、もし通常通りに活動していれば、今年その人気が決定的なものになっていたと思われるバンド。

キャラ立ちも良いし、演奏も抜群にかっこいい。

歌はノリノリだし、フェス尺でも心をがっつり掴むパフォーマンス。

売れないわけがないバンドの代表、みたいなバンドだと思うのだ。

今年リリースされた「ZOO!!」も良曲揃いの名盤だっただけに、そのアルバムの楽曲がなかなか陽の目を浴びないのは残念な限りだ。

ハンブレッダーズ

今年リリースしたアルバムが良いし、フェス尺でも初見の心をガッツリ掴むという意味で、今年のハンブレの期待値も相当に高かった。

まあ、ハンブレの音楽や視座は必ずしも間口が大きいものではないので、わかりやすいブレイクにはならないのかもしれないが、刺さる人の数はきっと増えていたように思うのだ。

目新しいことをやっているわけではないけれど、今も飽きずにこういうスタンスでロックをやっているバンドは珍しいわけで、その率直さがきっとよりたくさんの人に刺さったはずって思うから。

ぜひ同曲が収録された「ユースレスマシン」は聴いてほしいところ。

Omoinotake

最近、ハイペースで楽曲を発表しており、そのどれもが色違いの魅力を兼ね備えている。

が、通底しているのは、突き抜けるような美しいハイトーンボイス。

とはいえ、そのハイトーンさはKing Gnuの井口とも、髭男の藤原ともちょっと違うのだ。

藤井レオの声は繊細というよりも、伸びやかな強さを兼ね備えている気がするのだ。

その声に触れたら、きっと沼る人はまだまだ多いと思うのである。

SHE’S

本格的に波にのってきたピアノのロック・バンドといえば、SHE’Sも忘れてはならない。

「Letter」のように、ライトな層にもきっちりと刺さる、攻撃力の高い名曲を揃えてきた印象があるので、今こそ長い尺で彼を観た時、その技術の高さに酔いしれる人も多い気がするのだ。

実際、自分も一時期離れていたタイミングがあって、あまり聴かないようになっていたときもあるけれど、今聴くと、改めてその凄さに気がついたから、きっとそういう人は多いと思うのだ。

フェスとかサーキットイベントとかって、一度離れたバンドの音楽を聴くきっかけになることも多いしね。

そういうタイミングでSHE’Sと改めて出会ったその音楽にハマる人はきっと多いように思うのだ。

今のSHE’Sの音楽を聴いていると、確信に近いものを感じる。

ドラマストア

推したくなるバンドに共通していえるのは、新しい曲が良いかどうか。

ということを踏まえると、ドラマストアもそのハードルをクリアーしたように思う。

しかも、今年は今までとは違うステージにチャレンジする予定だった一年っぽいので、きっと本当ならドラマストアの音楽に出会うリスナーも多かったんだろうなーと思ってしまうのである。

まさしく、上半期にバズるバンドの一組になっていたんだろうなと、そう思うのである。

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なきごと

インディーズバンドって、ハマるまではどうしてもどれも同じ聞こえてしまうタームっていうのがある。

聴いていけばその違いも見えるんだけど、その違いに気がつく前に流れてしまうことも多い。

でも、なきごとは一聴しただけでその違いを見せつける強さがある。

決して飛び道具を使っているわけではない。

リフやリズムパターンもトリッキーというわけではない。

でも、それが組み合わせると、間違いなくなきごとにしか生み出すことができない音楽を作り上げているのだ。

こういうバンドって、一気に「見つかる」と人気を博すように思うし、だからこそ、なきごとは今年のシーンにおいても重要なバンドだったんじゃないかなーなんて思うのである。

Suspended 4th

演奏のかっこよさが桁違いなので、ライブを目撃さえしたら、自ずとファンが増えることは容易に想像がつく。

なので、自ずとライブがあればきっとファンが増えていたんだろうなーとただただ思ってしまうのである。

ベースのスラップも、ギターの攻撃的なリフも、細かく刻むドラムの音も、全てが全て研ぎ澄まされているバンドである。

OKOJO

絶対、人気が出ていたと思うのだ。

特に関西。

OKOJOは絶対関西から火がつくバンドだと思う。

なので、今年、まずは関西一体で爆発的な人気が出て、その次に全国へとその人気の火が飛び火していた気がするのだ。

なんせメロディーのキャッチーさと、リスナーの心を掴み方が的確なのである。

ニガミ17才

ブレイクする理由はネクライトーキーと似ている。

でも、その音楽性はネクライトーキーとまったく違うのが面白いところ。

熟達したバンドサウンドだからこそ、どんなに音楽通な人間でも魅了してしまうかっこよさがある。

リズムに対してのキレキレ具合は、この記事で紹介したバンドでも随一かもしれない。

マカロニえんぴつ

アルバム「hope」がとにかく良かったから、もっとたくさんの人に披露する機会があればあるほど、そのアルバムの魅了は遠くまで広がったんだろうなーと思わずにはいられない。

それこそ、あいみょんなんかと同じように猛烈な速度で、その良さがたくさんの人に伝播していく様子も想像できたくらいに。

とはいえ、今でも十分にブレイクしていると言える状態だろうし、遅かれ早かれもっとたくさんの人がその音楽の良さに気づくことは間違いない。

マカえんの場合、音楽性的に懐かしさも感じる部分があって、10代20代のリスナーだけではなく、もっと年配の人にも刺さる音楽であるところが特徴だし、それ故、老若男女問わない形でバズる要素が想像できちゃうわけである。

なんにしても、もっともっとたくさんの人に刺さる音楽だって思うから、もっとたくさんの人が聴くきっかけが生まれたらいいのに、と思わずにはいられないバンドである。

まとめ

というわけで、もっと上半期にバズっていてもおかしくないのに〜というバンドを紹介してみました。

興味のあるバンドがいましたら、よかったら聴いてみてくださいな。

では今回はこの辺で。

ではではでは。

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