前説

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ここ最近は歌詞に注目して音楽を聴くことが増えている。

暗澹たる空気だからこそ、背中を押すような歌詞に勇気づけられるというものである。

というわけで、この記事では、ここ最近、ボーカルが紡ぐ「言葉」にぐっときているバンドやアーティストを紹介したいと思う。

本編

秋山黄色

言葉の強さ、ボーカルの強さを語るうえで、今もっとも語るべきアーティストの一人、それは秋山黄色だと思う。

もともと、昨年の段階から様々な人がプッシュしていたアーティストであるけども、今年本格的にその芽が開いた感がある。

「モノローグ」は秋山黄色の代表曲となったし、人気の理由は情動の込めた熱いボーカルにあると思う。

見た目とボーカルの勢いが反比例なアーティストだからこそ、よりそこで紡がれる言葉が刺さるのだと思う。

優しいだけでもなく、激しいだけでもない、そんな強さが秋山黄色の歌にはあるのである。

BUMP OF CHICKEN

なんぼほど取り上げるねん、という話かもしれないが、本当に最近はBUMPの歌をよく聴く。

こういうときの耳障りの良さというか、言葉の優しさがぐっとくるのである。

聴くことのできる薬草みたいな存在感というか。

今年はまだ具体的な新譜などの発表は行っていないが、一体次はどんな言葉を紡いでくれるのか。

今から楽しみで仕方がない。

ハンブレッダーズ

あのBUMPと同じレーベルに所属したことでも話題となったハンブレ。

ハンブレの歌も言葉がぐっと刺さる音楽である。

マイノリティーの眼差しから、虎視眈々と外側を見つめているような眼差しが個人的には好きである。

長い屈折を経てついにメジャーデビュー、という物語があるバンドだからこそ、そういう眼差しの歌がぐっとくるのだ。

メジャーになっても綺羅びやかなサウンドに寄り添うのではなく、ストレートなロックを紡いでいる。

そのスタンスも、言葉を強さをより鋭利にしている要因のように思われる。

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SUPER BEAVER

バンド活動のひとつひとつがここまで大きな物語になるようなバンドもそうはいないだろう。

ドラマのようなバンド活動を繰り広げたバンド。

良いニュースも悪いニュースも並列して届けているバンドだけど、ベースにあるのは音楽の言葉の強さ。

シンプルなメッセージをシンプルな音楽に載せて紡いでいく。

その率直さこそが、ビーバーの大きな持ち味だと思う。

きっと彼らの音楽の言葉に救われたリスナーもたくさんいるように思うのだ。

ビレッジマンズストア

ビレッジマンズストアの場合、言葉そのもの以上に声質が「刺さりやすい」んだよなーと思う。

勢いを一切ころさず、濃度を保った心の奥まで言葉を届けてくれるような、そんなボーカルなのである。

屈託なく音を響かせるギターロックが、そういう持ち味をより強いものにしていく。

日本語ロックって、かっこいいなあ、と思わせてくれるバンドのひとつである。

星野源

本当に広い視野で物事を見ているなあ。

星野源の歌を聴くと、毎回そのことを実感させられるのである。

なにかのテーマで歌を歌うとする。

星野源の場合、絶対にそのテーマから外れる人にも気遣いのフレーズを忍ばせるのだ。

「うちで踊ろう」っていうテーマだとしても、「うちで踊れない人」、つまり外に出なくちゃいけない人にも気遣ったフレーズをひっそりと忍ばせている。

星野源の歌には、そういう気遣いが宿っていて、細かい気遣いを随所に感じるからこそ、フレーズのひとつひとつが刺さるのである。

星野源の人にはいつも”仲間はずれ”がいないことを感じさせるのだ。

そういう眼差しに勇気をもらえるし、そういう眼差しの歌が日本のポップのど真ん中で鳴っていることに喜びを感じる。

きっと星野源は、これからもっと文化的にも音楽的にも豊かな作品を作ってくれるのだろう。

そんなことを期待してしまうのである。

まとめ

というわけで、歌詞の眼差しや、その歌詞のスタンスに元気づけられるバンド・アーティストを紹介してみました。

わりと動画内は新曲多めで紹介してみたので、よかったら聴いてみてほしい。

きっと新しい発見があると思うから。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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