前説

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楽曲の振り幅が大きいなあと思うバンドがいる。

このバンドってこういう曲調の歌をよく歌うよね、というカテゴライズをしようとしたら、あっさりそのカテゴライズを破壊するようなバンドである。

そこで、この記事ではそういう色合いが特に強いなあと思うバンドをいくつか紹介したい。

本編

Official髭男dism

複数の楽曲をリリースしていつも思うことがある。

次のアルバム、一体どんなことになるの、と。

というのも、ヒゲダンは容赦なくカラー違いの楽曲を乱発するため、次のアルバムがどんな方向性に向かうのか、先行で発表された楽曲を聴くだけではまったく想像ができない凄みがあるのである。

2021年に限定しても、ヒゲダンの多彩さは群を抜いている。

「Cry Baby」「Universe」。

この2曲だけでも、このバンドのとてつもなさを体感できてしまうから。

良い意味で、この先をまったく想像することができないのである。

楽曲の振り幅がでかすぎるバンドの代表格のような存在感である。

SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARIはもしかすると、パブリックなイメージはわりと固まっているバンドかもしれない。

ファンタジー色が強い印象があるだろうし、出世作の多くは確かにそういうテイストが強かった。

しかし、もう少しまとまって彼らの曲を聴くと、音楽的な幅広さを痛感することになると思うのだ。

今年発表された「バードマン」でも、その片鱗を強く打ち出している。

ドラムレスのバンドであることの強みを活かし、毎回想像の斜め上をいくジャンルで勝負をしかける。

あえてジャンルを形容するとしたら、セカオワという言葉そのものがジャンルになってしまうような凄まじさがある。

back number

ドラマチックで壮大なバラードを厳かに歌い切る。

かと思えば、ゴリゴリのロックチューンを鮮やかに展開する。

女々しいラブバラードを歌うかと思えば、芯の通った男らしい歌を歌いきる。

そう。

back numberもまた、楽曲の幅がとてつもなく広いバンドのひとつなのだ。

アルバム単位で楽曲に触れたら、さらに強くそのことを実感する次第。

Vaundy

バンドではないけれど、このカテゴリーで触れないわけにはいかない。

ということで、Vaundyをノミネート。

ロックナンバーもポップスもシティーな歌もラップものもすべてを横断していく音楽性。

楽曲をリリースするたびにまったく違う音楽性を提示する。

この何でも自分のものにしてしまう凄まじさは唯一無二といってもいいのではないだろうか。

そして、幅広いにも関わらず、きちんとその楽曲をVaundyならではのものに落とし込む。

次世代を彩る最強の男性ソロアーティストである。

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岡崎体育

振り幅のでかさで言えば、この人も忘れてはならない。

岡崎体育である。

しかも、岡崎体育の場合、その振り幅の種類が他のアーティストとちょっと違うのである。

岡崎体育の場合、面白い楽曲と感動的な歌という軸での振り幅も成立できるのだ。

もっと言えば、歌メロとラップを歌い分けることもできるし、幅の広さは随一といえるだろう。

KEYTALK

振り幅の大きさでいえば、このバンドも忘れてはならない。

メンバーの楽器のパートは比較的オーソドックスなものなのに、そこから生み出す音楽が幅広いのが凄いところ。

お祭りソングのようなナンバーも歌うかと思えば、哀愁漂う切ないナンバーも歌いこなす。

メンバーの演奏力が高く、リズムアプローチやリフなどのアイデアも豊富だからこそ成立する幅広さである。

バンドとしての技工が凄まじい故の結果であるといえる。

今なお、カラーを変えた楽曲を提示していて、その進化は留まることをしらない。

Mrs. GREEN APPLE

このバンドもまた、リリースするたびに想像を越えた進化を遂げたバンドであった。

もっと言えば、現在活動を休止しているにも関わらず、課外活動も含めたメンバーの動きをみていると、止まっているのにバンドとしても進化している心地を覚えるのだ。

というか、いつか活動を再開したとき、バンドが生み出す音楽がさらに凄いことになっている予感しかしないというか。

大森のソロでのアウトプットなんて、その真骨頂といえるのではないだろうか。

改めて、凄いメンバーで構成されたバンドであることを実感するわけだ。

RADWIMPS

最後は、このバンド。

アルバムごとに、楽曲ごとに、圧倒的な色濃い作家性を発揮しているバンドだ。

野田洋次郎のアウトプットは常に斬新で劇的である。

並みのバンドだったら、今でも「前前前世」のイメージを引き連れていると思うが、とっくにそのフェーズを越えているところが凄い。

清らかな歌と激しい歌をある意味同じ温度感で歌いきるところがこのバンドの凄さだと思う。

何より、バンドとして演奏力の高さも凄い。

楽曲の振り幅がでかすぎるバンド界隈においても、屈指の存在感を放つバンドだよなーと思う。

まとめ

というわけで、楽曲の振り幅がでかすぎるバンド特集なのでした。

あなたなら、このお題でどのバンドを思い出しますか?

よかった聴かせてくださいな。

では今回はこの辺で。

ではではでは。

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