前説

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この記事では、パンクやメロコアの良いバンドを紹介したい。

普段はあまりこういうジャンルは聴かない人にこそ、ぜひ読んでもらえたらなーと思う。

本篇

ハルカミライ

令和時代のパンクバンドを一組あげよ。

そう質問されたら、ハルカミライの名前をあげる人は多いのではないだろうか。

パンクロック=反抗というイメージを持つ人も多いかもしれないが、ハルカミライの音楽にはそういう殺伐さは不思議と感じない。

人懐っこい優しさがそこにあるのだ。

だからこそ、今まではパンクロックを聴かなかった人でも、ハルカミライにハマる人が多いのだと思う。

なお、ライブの破壊力と説得力は随一である。

関連記事:ややこしいバンド、ハルカミライについて

Track’s

爽快さのある疾走感で音を響かせるバンド。

こういうサウンドのバンドはボーカルの声も「重め」なことが多いけれど、Track’sは良い意味で声が抜けている。

その抜けが、全体的な爽快感に繋がっているのだと思う。

リズムとサウンドのアプローチも優れているので、聴いていて身体が不思議と動いてしまう。

Dizzy Sunfist

パンキッシュな音を鳴らす女性ボーカルのバンド。

これだけでもわりと差別化になってしまうこの界隈だけど、魅せ方は他のパンクバンドと何一つ変わらない。

かっこいい音の一本釣りで勝負をしかけてくるのだ。

リズムのセンスはピカイチで、サビのタメとか細かなアクセントの付け方のどれもが優れている。

静と動の使い分けも絶妙で、音の爆発力を最大限まで上げるバンドなのである。

関連記事:絶望的にシンプルなDizzy Sunfist評

NAMBA69

ここ数年のNAMBA69のサウンドが鬼のようにかっこいい。

ちょっと前までは、少し音がもったりとしていたというか、正直、切れ味がいまひとつ欠けている部分もあったのだ。

でも、今のNAMBA69の音は間違いなくかっこいいし、フロントマンである難波さんは相当なるキャリアを持ったお方だけど、今のこの音が過去最高なんじゃねえか?と忖度なく言える痛快さがある。

ここにきて新境地をみせてくるところが凄い。

メンバーの入れ替えがここまでハマるバンドもそうはいないと思うし、ピースがかっちりハマった印象を強く受ける。

LONGMAN

はい、爽やかっ!

音を聴くたびに、直感的そう思える瑞々しさ。

青空が似合うタイプのロックサウンドである。

こういう聴けるタイプの日差しの音楽って、落ち込んでいるときにも安心して聴ける。

男女のツインボーカルであるところも良い味が出ている。

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SHANK

気がついたら、わりと中堅な域にきているSHANK。

勢いのある若手がどんどん出ているなか、やはりSHANKのサウンドは他のバンドと似て非なるものだなあと思うことが多い。

ここを言葉で伝えるのは難しいんだけど、パンクとかメロコアって音の種類での差別化を作りづらいジャンルだからこそ、メンバーの持つリズム感とかセンスとかが如実に作品のできに直結する。

で。

SHANKってそういう言語化できない部分のセンスがずば抜けているのである。

だからこそ、音を耳に入れると圧倒的な気持ち良いのだ。

関連記事:ヨンフェスに行く人はSHANKを聴いて欲しい

WANIMA

「1106」が圧倒的に名曲だなーと改めて思うのだ。

音が強いロックが持つ侘び寂びが凝縮した歌なのである。

爆音って一見すると侘び寂びと対極にあるようなエッセンスのような気がする。

でも、そんなことはない。

むしろ、うるさい音でどかーんと鳴らすからこそ、その歌詞や声が持つ哀愁がにじみ出るのだ。

WANIMAの歌って、そういう物悲しさが歌に宿っているのだ。

一見すると「軽い」ように見えるんだけど、そんなことはまったくない。

そういう相反するふたつの要素を持ち合わせているからこそ、たくさんの人に刺さったのだと思う。

初期の頃のWANIMAの歌を聴くと、改めてそのことを強く思うのである。

関連記事:WANIMAの新曲に既視感がある件

04 Limited Sazabys

パンクロックとかメロコアって怖い音楽でちょっと近寄りがたい。

そう思うロック好きもいたのではないかと思う。

あるいは、おっさん臭い印象を持っていたり、どれも一緒に聞こえてしまう人もいたのかもしれない。

でも、そういう音楽が今も廃れることなく、若い人にどんどん受け継がれている現実がある。

それは、このジャンルの間口を広げたバンドがいたからだ。

04 Limited Sazabysは間違いなく、その間口を大きく広げたバンドだと思う。

雑な言い方をすれば、パンクやメロコアにサブカル的な感性を足したようなバンドだった。

ハイトーンなボーカルはもちろんその代表だが、それだけに限らず、音の作り方や、サビへのキメ方にもこのバンドにしか独特な仕掛けがたくさんあるのだ。

だから、それまではパンクを聴かない人にも、フォーリミの音楽はすごく刺さったのだ。

だからこそ、フォーリミはたくさんの人に愛されたバンドになったのだ。

自分たち発信のカルチャーを作りたい、というのがフォーリミがよく口にする夢であった。

本人たち的にはどう思っているかはわからないけれど、この「パンクロックが今まで遠かった人たちにも身近にさせたこと」こそが、フォーミリが作り出したある種のカルチャーだと思うのだ。

それはすでに定形となった言葉で表現できるものではないから、多くの人は実感していないかもしれない。

だけど、そういう既存の言葉では表現できない何かを生み出したということが、何よりも明白な事実なのだ。

フォーリミが生み出したある種のカルチャーなのだ。

だからこそ、フォーリミの音楽が好きだし、これからもそのことは変わらないと思う。

フォーリミにしか作ることができない音楽を、これからもきっと響かせてくれる。

そう信じているから。

関連記事:04 Limited Sazabysというバンドの偉大さについて

まとめ

というわけで、パンクやメロコアで好きなバンドを紹介してみました。

きっと令和でも末永く続くはずのパンクやメロコアを歴史を思い浮かべて。

この記事のまとめにかえさせていただきたいと思う。

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