はじめに

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昨年のROCK IN JAPAN FES.で体力おばけと話題になったモーニング娘。をご存知だろうか。

世代によっては、「モーニング娘。といえば、LOVEマシーンでしょ?」「恋愛レボリューション21の人達ね!」と思う人がいるかと思う。間違ってないし、それはそれで彼女たちが残した伝説の1つだ。

だが、モーニング娘。はそこで止まっていないし、常に進化している。

2020年春。

ロッキング・オンの渋谷社長に「我々は、彼女たちを見つけてしまった」と言わせたモーニング娘。は、昨年のロッキンに続き、JAPAN JAMにも出演する。

これから先、モーニング娘。はロックフェスの常連となっていくのではないか?と個人的に思うのだ。

だからこそこれを機に、「実はものすごくかっこいいことをやってるんだよ、モーニング娘。は」というのを、ロックファンに広めたい。

モーニング娘。の魅力とは?

モーニング娘。の魅力はたくさんあるが、1番は本気のパフォーマンスをするところにあると思う。そんな彼女たちの姿を、音楽、ダンス、演出の3つの観点でみていこう。

音楽

モーニング娘。のほとんどの曲の作曲を手がけているつんくは、シャ乱Qというバンドを組んでいることもあり、彼の作る曲は、バンドサウンドに欠かせないギター、ベース、ドラムの音が楽曲の中でも輝いている。また、メンバーの個性をよく理解して作っているため、必ずしも売れるための曲とは限らないし、常に新しさが感じられるものとなる。
数ある楽曲の中でも、ロック好きが思わず惚れてしまうであろう楽曲、そして変わった手法の楽曲を紹介する。

Tokyoという片隅

この音の厚さ。16分音符オンパレードのイントロに間奏だが、普段から16ビートでリズムを取っている彼女らの正確なリズム感が、裏拍をとるドラムにつられることなく、ピッタリハマっているのも聞きどころ。

I surrender 愛されど愛

ベースライン、そして間奏のギターが病みつきになる1曲。モーニング娘。の現在のメンバーは、アイドルの歌唱にしては、ずいぶんと低く太い声を出すと思う。このグループもこの曲も、アイドルソングのイメージを覆してくれる役割を担っていくだろう。

KOKORO & KARADA

モーニング娘。’20の新曲からこちらをお届けしたい。

1曲を通して同じBPMを貫いているのに、サビ前のピアノの旋律からサビにかけて、急に時間が止まったかのような錯覚に陥る。というのも、ドラムの音が消えるからだ。この手法を過去にも何度かやってきている(公式動画がないが、「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」など)が、世の中に溢れる、サビで盛り上がる曲とは反対側に向かっていると思う。ユニゾンの「エアリアルエイリアン」と通ずる要素もある気がする。

曲調も、つんくが”売れ曲ではなく彼女たちにしか表現できない曲を”という思いで作った曲なのではないだろうか。

ダンス

近年のモーニング娘。の代名詞としてフォーメーションダンスが挙げられる。ワンマンライブに行くと、真上から見た動きを映すカメラが存在することもある。それくらい見ごたえのあるダンスを披露している。このダンスの激しさも、体力おばけの名を付ける大事な要素であっただろう。

One・Two・Three

フォーメーションダンスを本格的に始めたのがこの曲であり、ライブの定番曲ともなっている。フェスでモーニング娘。を見るための予習曲としても、この曲が1番オススメである。

加入、卒業があるグループであるため、常にMVのときと同じ人数で活動しているとは限らない。そのときの人数に合わせてフォーメーションも、個々のポジションも変わり、MV以上に動きが多い時もある。

愛の軍団

発売から3年経った後に、Mステのダンス特集の回で取り上げられた曲である。

このフォーメーションでも採用されている一直線に並び、回転する動き(0:56~)は、マーチングバンドがやっている「コンパス」という技そのものであり、メンバーも特に苦労したと番組で語っていた。しかもそれを、16ビートを刻むステップをしながら行うから難易度が高い。

What is LOVE?

この曲は、ライブ映像で作られたMVのため、実際のライブの様子が伺える。目まぐるしく変わるフォーメーションを上からのアングルで体感できるため、彼女たちのダンスを見るにはもってこいのMVである。途中、ハートマークを作るところが見どころ。

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演出

モーニング娘。は、ライブで様々な仕掛けをしてくる。特に、登場シーンに力を入れたり、アクロバットをやっていた時期があったり、CD音源とは違った曲アレンジやダンスで曲と曲を繋ぐことがあったり、1回1回のライブが特別なものとなる。過去のロッキンも、何も置いていないステージでも、ひと工夫をすることでかっこいい登場となっていた。

そうだ!We’re ALIVE

「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」などと同じ黄金期の曲であるため、知っている方も多いのではないだろうか?しかし、知ってる曲調とはいかない。

メンバーの登場シーン、炎とダンスのコラボレーションなど、ライブならではの演出で魅了してくる。

スカッとMy Heart


曲も聴いて欲しいが、1:59〜に注目して見てほしい。生田衣梨奈は、ライブでもこのハンドスプリングを披露していたが、マイクを持っているため、片手のみ着いて回転するという難技に。
2016年のライブで披露された「みかん」では、4連続のバク転を華麗に成功させていた。

まとめ

いかがだっただろうか。

アイドルがロックフェスに出ることは、まだまだ賛否あることだと思う。しかし、出るからには本気のライブを見せてくるのがモーニング娘。である。実は普段から、ロックバンドに負けず劣らずなパフォーマンスをしている彼女たちのステージを、まずはロックフェスという入口からぜひ目撃して頂きたい。

筆者紹介

ゆかたんぽ(@usg_0v0)

UNISON SQUARE GARDENとしょくぱんくんに目がない20代社会人

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