前説

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楽曲の良さっていろんな切り口から語ることができる。

歌詞の良さで語ることもできれば、メロディーの良さで語ることもできる。

ただ、歌詞の良さやメロディーの良さってそれそのものだけで決まるわけではない。

例えば、映像。

音楽が映像と結託したときの爆発力はとんでもないものであることも多い。

というわけで、この記事ではMVがアニメであることで、楽曲の良さが爆発的にアップしているなーと思う楽曲をいくつか紹介したい。

本編

ヨルシカ

物語的な歌詞がヨルシカに魅力である。

そして、物語的な歌詞の解像度が上がる理由は、MVのアニメにあることも多い。

というよりも、ヨルシカの歌の場合、映像が合わさることで作品が完成する歌も多い。

そもそも楽曲全体がアニメにすごく合うのである。

サウンドも歌声も全部が全部。

新曲を聴くたびに、そう思う。

ずっと真夜中でいいのに。

アニメのMVが印象的という意味では、ずとまよも名前があがるのではないだろうか。

ヨルシカはどちらかというと邦ロック系の文脈をなぞった歌が多いイメージだが、ずとまよはもう少しダンス・チューンに系統している印象が強い。

映像においても、ヨルシカは物語そのものを絵で表現しているという感じだが、ずとまよはわりと観念的なイメージを絵に落とし込んでいるというイメージがある。

「物語る」のではなく、「表現している」という感覚に近いというか。

楽曲ごとに違う完成を魅せてくるところが、個人的にすごく好きである。

YOASOBI

今年もっとも爆発的な人気を勝ち取ったアーティストであるYOASOBI。

正直、こういうジャンルが飽和になりそうな中で、明確に個性を打ち出し、圧倒的な人気を勝ち取ったところがすごいよなーと思う。

確かに○○系でしょ、と言葉でくくれそうだけど、やっぱりくくることができない魅力にあふれているもんなあ。

ダンサンブルで軽やかにノリノリになる完成が良いのかなーと思うし、ずとまよよりもさらにロックな文脈から離れている=ポップ的な感じが良いのかなーなんて個人的には思う。

美波

美波もまた、アニメ絵のMVが印象的なアーティストである。

ただ、美波の特徴はアニメの世界観を突き破るような、表現力のある声にあると思うのだ。

声だけでも映像以上に克明に感情を描いてる感じがするというか。

普通、音楽の世界に輪郭を与えるために絵があるという感じだけど、美波の場合は映像の中に感情を与えるように声がある、という感覚に近いのかなーなんて思う。

とにかく感受性を揺さぶる感じがたまらない良い。

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ウォルピスカーター

女性ボーカルばかりを取り上げていたが、男性ボーカルも負けてはいない。

その一人がウォルピスカーターだと思う。

いや、もはや女性顔負けのハイトーンボイスやん、という声もあるし、性別なんてどうでもよくなるような澄み切った歌声が特徴ではあるんだけどね。

やっぱりアニメ映像には、こういう澄み切った声が合うのかなーなんて思ってしまうのである。

Eve

そう考えた時、Eveってすごい存在だよなーと思う。

Eveはどちらかというと、男声のボーカルだけど、アニメ映像のあるMVで圧倒的な存在感を与えているのだから。

おそらくアニメ絵の音楽って初音ミク以降の文脈と通ずるところがあるから、本質的に女性ボーカルの方が親和性が高いと思うのだ。

ボカロに親しんでいる人のツボが、そういう声であるということなのかなーと思うわけだ。

でも、Eveはそういう文脈とはちょっと違う形で存在感を示している気がする。

だからこそ、こういうシーンにおいても、ちょっと異端な存在感を放っているのかなーなんて思ったりする。

King Gnu

同じアニメ絵でも、こういう魅せ方をする人たちもいる。

そういう話。

まとめ

というわけで、アニメ絵のMVが印象的なアーティストたちを紹介してみました。

普段はあまり映像を見ながら音楽を聴くことがないという人も、ぜひこれをきっかけに聴いてみてほしいところ。

では、今回はこの辺で。

ではではではでは。

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