前説

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良いなあと感じるバンドの歌は、エモい歌詞を歌っていることが多い。

というわけで、この記事では、歌詞がグッと来るバンドの曲をざーっと紹介してきたい。

本編

reGretGirl

冒頭のLINEがなかなか既読にならない描写からもう見事である。

一度や二度は絶対に経験する失恋の感情をここまで丁寧に表現している歌もなかなかないのではないだろうか。

ずっと続くと思っていた日常が終わってしまい、目の前が真っ白になるからこその「ホワイトアウト」というタイトルの秀逸さ。

“良いやつ“ほどこういう経験しがちがだから、人生って報われないよなーと思う。

失礼の経験がある人は涙なしで聴けない一曲である。

アイビーカラー

基本、夏の歌に花火が歌に出てくると、エモい確率90%という俺調べがあるんだけど、この歌もご多分に漏れず夏の一コマをエモく切り取っている。

とはいえ、花火が登場する歌は、花火=輝いていたものが終わることの象徴、として描かれることが多いなか、この歌は夏が終わりつつも恋の始まりを描いている。

二人の甘酸っぱい恋愛が始まるわけで、その瑞々しさが実に良い。

あと、この歌が良いのは、五感を丁寧に描いているところ。

「草の匂い」というフレーズでは嗅覚を、「君の手に触れる」は触覚を、「はじめてのキスは甘いサイダーの味で」は味覚を、「心地よい夜の風が夏の終わりを告げた」は聴覚を表現している。

視覚はわざわざ引用するまでもなく様々なフレーズで表現されており、主人公の五感が丁寧に表現されているからこそ、この歌がグッとくるのだと思う。

五感全てを丁寧に描写している、素晴らしい一曲である。

kobore

さっきのアイビーカラーの部分で、五感の話をしたけれど、この歌も最後のフレーズでは、これでもかと五感のことを示すフレーズが出てくる。

まあ、これはちょっとアイビーカラーの項とはニュアンスが違うんだけども。

さて、この歌はジャンル分けをすると、元恋人を思う後悔系ソングってことになるんだけど、恋人との別れ方は人それぞれだとしても、一度や二度は後悔をするんじゃないかと思うのだ。

なんであんなことを言ったんだろうとか、なんであんなことをしてしまったんだろうかとか。

そういう経験することで、人間は少しずつ他の人のことを思いやれる人間になるのかなーなんて思ったりするわけだけど、なんにせよ、そういう後悔の感情を喚起させるこの歌のエモさたるや!という話である。

あと、絶対に別れた恋人とは会うもんじゃないよなーとこの歌を聴くと、思ったりする。

少なくとも、男側はだいたいこれでダメージを受けるものである。

しらんけど。

wacci

この流れならこの歌も紹介しないとな、ということで、紹介。

元恋人を思うバンド作品のひとつの金字塔ではないだろうか。

こういう微妙な感情を喚起させるのが恋愛のムズさみたいなところがあるし、そういうムズイ感情を的確に表現しているこの歌が徹底的にエモいと思う。

男性が女性側の視点で書いた歌だからこそ、浮き彫りになる感情が見えてくるというか。

そんな歌なのである。

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Homecomings

この流れで、この曲を聴いて死んだ人は良い感じに「失恋」に沼っていると思う。

この歌は報われない恋愛を永遠と描いた「愛がなんだ」の主題歌である。

逆にいえば、本来であればある意味でまったく救いのないあの映画に、どこか救いがあるように感じるのは、この歌が最後に流れるからかもしれない。

この歌のおかげで、不思議と少し明るさが見いだせるわけだ。

個人的に、ホムカミは日本語で歌ってくれる方が好きだし、ゆえにこの歌がよりグッと来る。

歌詞のひとつひとつが比喩的で、前述した曲たちのようにキラーフレーズで、どんと感情を刺激するというわけではないけれど、「二人」の関係性がどういうものなのか想像する余白があるところが、この歌のエモさに繋がっている気がする。

ドラマストア

この歌はシンプルに幸せ全開って感じだし、メロディーやサウンドからも優しさがにじみ出ているので、仕事とかでテンションが下がっていても、安心して聴ける歌である。

語尾が「〜ね」とか「〜よ」になるフレーズが多いんだけど、そういうところにも細かく気を配り、柔らかくなるように表現しているからこそ、この歌がより優しく響くのかなーと思ったりする。

歌の中で、主人公が幸せそうなくせに、ちょっと寂しがったりするのが、この歌のいじらしさである。

歌詞のブロックごとに、巧みに感情が揺れ動いているところが、個人的なグッとポイントなのである。

マカロニえんぴつ

最後はこの歌を紹介したい。

この歌もちゃんと歌詞を見ると、実に切ない歌詞なんだけど、個人的に好きなフレーズが<合鍵は返してね 愛がないならもう会えないよ>というところ。

この<合鍵>っていうのは、文字通り相手の家の鍵という意味もあるのかもしれないが、それ以上にもう自分の心には踏み込むことができないんだよ、ということを暗に宣告しているようで、そこがグッと来る。

メロディーがキャッチーだからさらっと流れるけれど、<信じることは悲しいこと>と言い切ってしまうこの歌には切なさしかないし、本当は相手にしてほしいからこそ、相手に合鍵を返すことを求めるところも含めて、なんかもうわああああああああ、って感じになる。

こういう心の機微を描かせたら、はっとりは天下一品だよなあと思う。

まとめ

というわけで、この歌、エモいな〜と思うものをいくつか取り上げてみました。

メンタルがやられているときに聴くと、グサッときてしまう曲ばかりを取り上げたので、自分の心の状態と相談しながら、ゆっくりと聴いてみてほしいところ。

あと、報われない恋愛をしている人は、「愛がなんだ」という映画も見てみてほしい。

たぶん、うわああああああああああ、ってなると思う。

強く生きてほしいなあ、と思う。

というわけで、今回はこの辺で。

ではではでは。

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