前説

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もし、自分がASIAN KUNG-FU GENERATION(以下、アジカン)の好きな曲を決めたらどうなるだろうか?

Twitterではトーメント式にして好きな楽曲を決めている方がいらっしゃったが(ゴッチご本人にもトーメントにして好きな曲を決めていた)、一応自分は“ブログを更新する人”なので、ブログの中で好きな曲を羅列したいと思う。

せっかくなので、この記事では、各アルバムから一曲ずつ推していきたい曲を記載したい。

なお、僕は単なるミーハーファンというか、そこまでディープなファンではないので、あの曲を抑えていないなんてありえん!!!みたいな意見もあるかと思うが、その辺はご了承いただけたら幸いである。

本編

夏の日、残像

「君繋ファイブエム」からはこの一曲を。

トリビュート・アルバムで、amazarashiがカバーしていた楽曲。

初期のアジカンのソリッドさと、どこかで静かな雰囲気と、文学的な歌詞が炸裂した楽曲で、時々ゴッチが声を張り上げて、裏返す感じが好きである。

消してくれと懇願することで定評があるアジカンであるが、「消さないで」と懇願する楽曲にも良い歌が多い。

Re:Re:

イントロが鬼のように長い歌で、カラオケで歌うときはまず早送りをして歌が始まるところまで飛ばす必要がある歌。

「Re:」という単語を使うところに、当時のゴッチのセンスが炸裂している。

メールなんかで返信すると“Re”と表示がされるから、この単語をチョイスしているわけだけど、携帯電話がより身近になってきたタイミングで登場したバンドらしい嗅覚を感じるし、そういう要素をエッセンスに入れるところが、アジカンの歌詞の特別性を担っている気がする。

「ソルファ」の代表曲としてこの歌を挙げたが、「ソルファ」は全体的に名盤なので、良い曲を決めるのが難しいアルバムである。

ブルートレイン

この歌こそイントロが長いわけだけど、そのイントロも見所のひとつで、この歌の見所はなんといってもドラムだと思う。

元々アジカンはギターやベースがベーシックなわりには、ドラムがトリッキーで、そのドラムのトリッキーさが魅力のひとつだったわけだけど、この歌はそのドラムのカッコよさを極限まで突き詰めたみたいなところがある。

細かいし、複雑だし、単純にかっこいい。

「ファンクラブ」のアジカンは初期の臭いを残しつつも、全体の装いとしては一皮抜けたみたいなところがあって、ロックバンドとしてのかっこよさが尖っていて好きである。

新しい世界

「ワールド ワールド ワールド」ではこの歌を選出。

個人的に冒頭のフレーズ含めて、尖っている感じが好きなのである。

今のアジカンは全てを認めてしまうような懐の深さがあるわけだけど、この頃のアジカンは尖っている部分がたくさんあって、アジカンらしい尖り方に魅力を感じるわけである。

あと、この頃のゴッチの声はこういう尖った歌詞が似合っていたし、歌い方にも尖りがあってロックバンド然としている良さがある。

アルバムを振り返ると、その時々のモードがしっかり見えてくるのも、アジカンというバンドの面白さだなーと思う。

稲村ヶ崎ジェーン

「サーフ ブンガク カマクラ」ではこの曲を選出。

個人的にドラムが荒ぶっている感じが好きで、基本的にアジカンの楽曲はドラムの主張が強い歌が好きなのかもしれない。

あと、間奏のギターがガチャガチャしている感じも好き。

俺はジョンじゃないと歌詞で語っているが、わりと今のゴッチはジョン感があるというか、イマジンがこんなにも似合いそうな日本のロックバンドのボーカルもいないよなーと思う。

ソラニン

たぶんバンド的には“アルバムの楽曲”という位置づけではないんだろうけれど、「マジックディスク」に収録されている楽曲ならなんだかんだで「ソラニン」かなーと思ってしまったので、この曲をチョイス。

シンプルにイントロが良いし、静かに盛り上がっていく感じがいいし、なによりこの歌が主題歌となった「ソラニン」という映画がすごく好きだし、宮崎あおいがただただ可愛いし。

自分はあんまり漫画を読んでいなかったので、この映画をきっかけにして浅野いにおの名前を覚えたところもあって、自分のカルチャー史においても、大きな影響を与えた歌だったりする。

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All right part2

「ランドマーク」からはこの歌を。

やはり、ここからアジカンの方向性って大きく変わったなーって思うし、ロックバンドとしての音に対する信頼感もここから大きく増したみたいなところがある。

それまでは青さがひとつの良さだったアジカンが、青さとか関係なくかっこよさを生み出すようになったというか。

橋本絵莉子のコーラスとゴッチの歌詞のマッチ具合も絶妙で、聞き惚れてしまう。

Easter / 復活祭

初期〜中期のアジカンはドラムで好きになることが多かったけれど、この頃のアジカンはギターの音でグッと来ることが多くなる。

乾いたギターが炸裂した一曲で、アジカンだからこそのギターアンサンブルにやられてしまう。

あと、イントロほとんどなしで、さっと歌が始まり、あっというまにサビに入る感じも好き。

余計なものを削ぎ落として、大事なものだけを残した密度の濃さを感じるというか。

クロックワーク

「ホームタウン」ならこれかなーと。

イントロのアルペジオでゾクゾクさせられるし、イントロの長さもちょうどいいし、ゴッチの歌い方も良いし、サウンドの組み立て方もしぶいし、メロディーも好きだし。

しっとりとしているんだけど、ロックのかっこよさを感じさせる今のアジカンのバンドとしての完成度ってすごいよなーと思う。

あと、このアルバムは全体的に低音の効かせ方がかっこいい。

だから、ギターがブリッジミュートをかますときとかに、かなりゾクゾク感を覚えるのである。

今のアジカンがかっこいいと思えるのは、他のバンドにはないサウンドのこだわりを魅せてくれるからだと思う。

「ホームタウン」は間違いなく名盤なのである。

まとめ

というわけで、アジカンの楽曲をざらっと振り返ってみました。

オタクではないので、痒いところに手が届くようなラインナップではないとは思うけど、何かの参考にしつつ、改めてアジカンを掘り下げてもらえたらなーと思う次第。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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