前説

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このブログはMr.Childrenとスピッツを比較とすると、スピッツを取り上げがちである。

でも、本当はMr.Childrenも好きだ。

というわけで、この記事では今、オリジナルアルバムでそれぞれ一曲好きな曲を選ぶとしたらこれかな〜とノリで記事を書いてみたい。

ミスチルの場合、アルバムの数が多いので、なるべく淡白に記事を進めていきたい。

本編

EVERYTHING

君がいた夏

イントロのスライドギターが心地よいナンバー。

ミスチルはすぐに哲学系というか、自己探求みたいな路線に入っていくので、この辺りの瑞々しい恋愛ソングがとっても眩しく映る。

この歌はFM802でもかなりプッシュしたこともあったため、大阪府民は(僕は大阪府民なので)わりと馴染み深い歌らしい。

まあ、リリース当時はまだまだガキだったので、全部後追いで聞いた話ではあるんだけども。

Kind of Love

虹の彼方へ

このアルバムは、ミスチルのブリティッシュポップがいかんなく発揮されているという感じで、すっと聴ける歌が多くて好き。

アルバムの冒頭を飾り、軽快なリズムで突き抜ける「虹の彼方」はまさに代表曲って感じだし、アウトロがほとんどなくサクッと終わる感じも好き。

同アルバムの「星になれたら」も好きなので、空にゆかりのある歌はグッときがちなのかなーと。

Versus

メインストリートに行こう

「Atomic Heart」になる頃には自己探求性が強くなり、単なる恋愛ソングというよりも内面を歌うことが多くなる。

そのため、「Versus」までの純な爽やかなをまとったミスチルが心地よい。

この歌は、フレーズの語尾に英語を多用していて、軽やかに歌いあげる感じが好き。

つくづく思うけれど、ボーカルを邪魔しない巧みなバンドサウンドの配置が見事だよなーと思う。

過不足がないというか。

Atomic Heart

over

子どもながらに「顔のわりに小さな胸」とはどんな顔なんだろうーと思っていたことを思い出す。

あと、「innocent world」もそうなんだけど、単なる恋愛ソングに見せかけて、自分の内面に語りかけることがこの頃から増えた気がする。

この歌でも自問自答するフレーズが散見される。

loveの歌であり、overの歌であり、loverの歌であるみたいな発言をTwitterでみたんだけど、だとしたら、桜井さんらしい言葉遊びだよなーと思うし、そのセンスが流石である(同じ言葉遊びでも、理系的というか、論理的な言葉遊びをするのが桜井さんの特徴だよなーと思うし)

あと、この歌はとにかくメロディーが好き。

深海

名もなき詩

このアルバムは単曲というよりも作品単位で聴きたくなるんだけど、一曲選ぶとしたら、やっぱり「名もなき詩」かなーと思う。

というか、ヒットソングすらもアルバムのコンセプトの中にきっちりはめ込むことがすごい。

「深海」は、本当にとんでもないアルバムだと思う。

BOLERO

Tomorrow never knows

このアルバムは正直、あんまり聞いていない。

半分、ベストアルバムみたいなところがあるので、それなら違う作品を聴くかベストアルバムを聴くかな〜となってしまうのだ(この辺りはまだ後追いであるため余計に)。

なので、ここでもシングルの名前をあげてしまう。

やっぱり、「名もなき詩」「innocent world」、そして「Tomorrow never knows」は圧倒的な名曲だよなーと思うのだ。

好きなフレーズは<勝利も敗北もないまま 孤独なレースは続いてく>である。

DISCOVERY

終わりなき旅

あんまりポジティブな歌って好きじゃないけれど、この歌の歌詞は不思議とすーっと入ってくる。

ギターのカッティングが印象的なナンバーでもあり、やってやんぜ!という気になる歌である。

Q

ロードムービー

グロッケンの音が印象的なナンバー。

ドラマチックなアレンジが施された歌も多いミスチルだが、この歌はわりとシンプルでさらっと聴ける感じが好き。

「口笛」もそうだけど、このアルバムはそういうドロドロしていたミスチルのその後、感があってけっこう好きなのである。

IT’S A WONDERFUL WORLD

蘇生

ミスチルってアルバム内で曲ごとを繋げて収録することが多く、「蘇生」も前のトラックである「overture」に繋げて収録されている。

曲間をどれくらいの間にするのかがかなり細かく計算されているところもミスチルのアルバムがぐっとくるポイントだよなーと思う。(「深海」はその極みなわけだし)

このアルバムからリアルタイムで追うようになったので思い入れ深いのだが、基本的にこういうアップテンポが好きだなーと改めて感じる。

この歌は音楽番組でもよく歌われていたし、印象に残っている。

シフクノオト

PADDLE

最初のアコギ、綺麗にスライドさせたり、音をぐにゃぐにゃさせたりと変幻自在なエレキギター、Bメロから躍動するベースとドラム。

バンドアンサンブルがとにかく巧みで、少しずつ盛り上がっていき、サビで爆発する感じがとても好き。

また、Bメロ中でも変化が激しくて、盛り上がっていくと見せかけて、サビ前に一回一端静まる感じもとても良い。

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I ♥ U

Worlds end

イントロがバチクソにかっこいい。

特にドラムの音使い。

タムの差し込み方がとにかくツボで、それは桜井さんの声が入ってからも変わらない。

このタムだけでメシが三杯食える。

HOME

あんまり覚えてないや

アコギの音がしっかり聞こえてくるタイプのミスチルの歌って、わりと桜井さんの声の表情がすーっと入ってくる。

そのぶん、歌詞もすーっと入ってくるわけだ。

時間の流れを意識させる歌詞が、不思議とセンチな気持ちにさせてくる。

そんな一曲。

SUPERMARKET FANTASY

HANABI

全てが全て、文句なしに名曲だと思うのだ。

あるタイミングからミスチルのシングルをぐーっと聴き込むことがなくなっていたんだけど、この歌はめっちゃ聴いた。

イントロとメロディー進行、最後の盛り上がり含めて、全て文句のつけようがないと思う。

SENSE

擬態

アルバムの冒頭にあるアップテンポの曲が好きになってしまう説があって、この歌も例にもれずそういうタイプ。

ミスチルのアップテンポの歌って、単にゴリ押しで疾走するんじゃなくて、ワクワクさせる進行が絶妙なのである。

こんなん好きになっちゃうじゃんか・・・みたいな感じで、盛り上げたり静かにしたりを巧みに繰り返す。

音の展開のさせ方が洗練されていると言えばいいだろうか。

[(an imitation) blood orange]

この歌も桜井さん的な言葉遊びが巧みで「tyu~」の音でこれだけ解像度の高い言葉の世界を作れるところがすごい。

ワクワクしてしまう。

REFLECTION

こうやってアルバムをいくつも聴いていくと、まだこんなにもエネルギーがあって、ギラギラしているミスチルがすごいよなーと思うのだ。

年齢やキャリアを考えても、そろそろ守りに入ってもおかしくないわけですよ。

あれだけ、ミリオンセラーを連発したわけだし。

少なくとも、ビジネスとして音楽を捉えていたそうなっていたはずだ。

あるいは、単なる自己表現のために音楽をやっていたら、もっと趣味性の強いアルバムに舵を切っていた気もする。

でも、ミスチルはどちらにもならない。

色んな意味で、前を超えていこうとする。

本当に、ミスチルはマジで、若手バンドに魅了されているファンも、全員こっちに振り向かせてやるぜ!くらいの気概を感じるのだ。

だから、「未完」なんてタイトルの歌を、このエネルギーで歌えるんだろうなあと思う。

重力と呼吸

ミスチルは不滅なんだな、っていうのをこの曲を聴いてすごく感じた。

比較でいうなら、ミスチルの「ロックであること」「バンドであること」がよりむき出しになったのが「重力と呼吸」というアルバムだったと思うのだ。

そういうアルバムだからこそ、「himawari」の突き抜けたラスボス感が際立つのである。

今、聴いても、この曲の求心力はすごい。

僕はこの曲を2017年の年間2位にしているんだけど、今でもその順位付けは間違いなかったなーと思えるほど。

今でも色褪せることなく聴けるし、サビのドラマチック性は屈指だと思う。

映画以上に映画的な楽曲とでも言えばいいだろうか。

関連記事:個人的2017年ベストソング50!

まとめ

というわけで、ざっと選んでみました。

あの歌がないとか、俺は違うなーといろいろあるとはおもいますが、まあ何かの参考にしてもらえらたら幸いなのであります。

関連記事:Mr.Childrenの桜井さんはどれだけ左を気にしているのか検証してみた

関連記事:ミスチル「himawari」の歌詞の意味は?解釈と考察!君の膵臓を食べたいのネタバレに触れつつも。

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