前説〜本編

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大きなライブイベントをやると、いつだってポジティブな話とネガティブな話が並行してやってくる。

どうしても外野にいる人は、SNSで挙がってきた情報だけが真実となってやってくるから、時にその情報はとんでもない刃となっておそいかかってくることがある。

挙がってくる情報の中には、本当っぽい嘘もあるし、嘘っぽい本当もあるし、ついつい感情的になって反応したくなるものもある。

飛び交う情報がセンセーショナルなるであればあるほど、(自分も含めて)胡散くさいネットメディアがそのことを取り上げ、あることないこと書いて、負の感情を助長するような展開へと持ち込んでいく。

自分もブログをやっているからよくわかる。

ポジティブな気持ちで拡散してもらった記事だとリンクのアクセスはあんまりないときでも、ネガティブな形で拡散されると信じられないほどアクセスされる。

つまり、センセーショナルな話題をセンセーショナルにかきあげた方がネットメディアとしては「おいしくなる」ので、したり顔で負のトピックだけを取り上げて、好き放題に書き散らかし、数字を稼ぐためだけに大きなライブイベントをある種のサンドバックにされることが往々にしてある。

ネットに挙がっている情報をひとつひとつ精査するべきだし、そこに挙がっている情報の中には真摯に向かうべきものだって、たくさんあるとは思う。

けれど。

センセーショナルな情報に、センセーショナルな反応してしまうとき、きっとそれはあまり良い結果を迎えることにはならないという事実がある。

それは、色んな意味で。

色んなベクトルで。

そう思うわけだ。

なので、こういうときほど、ネットに挙がってくる情報に対しては、冷静な目で接さないといけないと思うわけだ。

こういうご時世に、大きなライブイベントをやることの是非は、いくらもある。

ただ、それ以上の事実として、真摯に音楽現場で活動をしてきた人たちは、自分の知っている限り、他の業界よりも慎重かつ丁寧に<万が一のこと>を防ぐために全力を注いできた事実がある。

もちろん、流れてくる情報のひとつに思うことはあるし、言いたいことだってなくはないけれど・・・・と思うわけだ。

きっと音楽業界にいる人たちの多くは、きっとこれまで同じようなことをもっていたはずだ。

コロナの感染をおさえるために自分たちが協力できる範囲のことに対しては全力で応えていく。

ただし、その上で、自分たちの居場所はしっかり守っていきたい、そんな想いがあったと思うのだ。

だからこそ、昨年はほとんどの大きなライブイベントは中止という選択をとった。

だが、一年たっても変わらない状態が続いている。

そしてそんな中で、少しずつ「今はライブのタイミングではない。ライブは落ち着いてからやるべき」、の<次>がもう体力的に不可能なタイミングにまでやってきている。

だからこそ。

どうしても、去年とは違う形の希望を提示する必要があって。

その希望の提示の仕方のひとつとして、フェスを開催する、という選択をした人たちもいるわけだ。

その開催の是非については、また違う形でなされるだろうし、色んな反省を踏まえて次のステップに進む必要はあるのだと思う。

ただ。

そこに至るまでの道程は、もっと丁寧に描かないといけないと思う。

今、リアルタイムで起こっていることの受け止め方は、ある種は慎重であるべきだと思っている。

少なくとも、安易なセンセーショナルで何かを塗りつぶしてしまうのは、きっと良くないとも思うわけだ。

今この場で何かをできるという立場ではないからこそ、今、ネットに流れてくる情報をみて、ただひとつ、思うこと。

まとめ

それをふまえて。

今はただ、開催したライブイベントが、今後の音楽シーンにポジティブな影響を与える結果に終わることを、切に願うばかりである。

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